
攻撃材料に使える報道しか目を通さないの? 蓮舫氏「高市総理はなんでもできる」⇒しっかり調べました?
蓮舫氏の9月15日のX投稿が話題になっている。朝日新聞の記事を引用し、「沖縄予算も。内閣改造とは関係のない参議院人事も。総選挙で大勝した高市総理大臣はなんでもできる。国家は総理のものではない、と改めて憤っています」と投稿した。
しかし、「高市総理はなんでもできる」とまで言い切る前に、もう少し詳しく調べる必要があるのではないか。
まず参議院人事だ。朝日新聞は、石井準一氏の参院幹事長交代について「首相の強い意向を踏まえたとみられる」と報じた。つまり、少なくとも表現上は「高市総理が人事を決めた」という確定情報ではなく、取材に基づく見立てだ。
ところが翌16日、松山政司参院議員会長は「総合的に私が判断した。別に首相官邸がどうこうではない」と明言。さらに「参議院人事は総理であろうと、ああしろ、こうしろという話はない」と説明した。参院自民の実質的な人事権は参院会長が持つとも報じられている。
次に沖縄振興予算だ。2027年度の概算要求は2897億円で、3000億円台への増額は「方向で調整」と報じられている段階だと報じられている。しかも3000億円台という要求自体は、玉城県政も以前から求めてきたもの。さらに政府側は9月15日、「3000億円台を調整している事実関係はない」と説明している。
仮に今後3000億円台が実現したとしても、それだけで「古謝氏が辺野古移設を容認したから政府が予算を増やした」と断定することはできない。国との協力姿勢を示す県政が誕生すれば、政府が沖縄振興を前向きに進めるという政治判断も十分に考えられる。
こうして見ると、今回の蓮舫氏の投稿は、批判材料として使いやすい情報を一つの方向から捉え、「高市総理はなんでもできる」という結論に結び付けているようにも見える。
政治家が政権の動向を注視することは当然だ。しかし、批判するなら、推測なのか確定情報なのか、誰に権限があるのか、何が決定済みで何が調整中なのかまで確認してほしい。
「攻撃材料に使える報道しか目を通さないの?」……そう思われないためにも、蓮舫氏には、批判する前に「しっかり調べました?」と問いたい。
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