
習近平氏、トランプ氏に高市政権への不満を訴える→中国は日米分断を狙ったのか?「良い友人」と取り合ってもらえず
中国の習近平国家主席が、米中首脳会談で高市早苗総理や日本の安全保障政策、歴史認識について不満を表明していたことが分かった。産経新聞が10月3日、独自情報として報じた。
注目されるのは、習氏がわざわざトランプ米大統領に高市政権への不満を伝えたにもかかわらず、トランプ氏は高市総理について「良い友人」との認識を示し、取り合わなかったとされる点である。
では、なぜ習氏は米国の大統領に日本への不満を訴えたのか。
もちろん、中国側の意図を断定することはできない。しかし、日米関係に影響を与えようとする外交的な働きかけだった可能性は考えられる。実際、9月の米中首脳会談を前に、高市総理はトランプ氏と会談し、中国をめぐる問題について意見交換している。高市総理は、米中関係の安定が日本を含む国際社会の安定に重要だとの考えを示していた。
つまり、中国が「日本の高市政権は問題だ」と米国に訴え、日米の認識に違いを生じさせようとしたとしても不思議ではない。
しかし、今回の産経報道から浮かび上がるのは、むしろ逆の構図である。
習氏が高市政権への不満を伝えても、トランプ氏は高市総理を「良い友人」と位置づけた。中国が日本への批判を米国に持ち込んだからといって、米国がその主張をそのまま受け入れるわけではないということである。
日米同盟をめぐる両国の関係は、単純な首脳同士の好き嫌いだけで決まるものではない。安全保障や経済、地域の安定など、積み重ねてきた利害関係がある。
中国にとっては、日本への批判を米国に伝えること自体が外交カードなのだろう。しかし、少なくとも今回の報道を見る限り、「日本の悪口を言えば米国が日本から離れる」という単純な展開にはなっていない。
むしろ気になるのは、中国がそこまでして日米関係に介入しようとする背景である。習氏の発言は、日米同盟をめぐる中国側の警戒感を示すものとも受け取れる。
果たして中国は、日米の間にくさびを打ち込もうとしているのか。そして、その働きかけをトランプ氏はどう受け止めたのか。今回の米中首脳会談は、日米中の関係を考えるうえでも興味深い動きを見せている。
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