
【夢想家ですか?】小川代表「旧民主勢力の再結集が第3幕」→自党の党勢回復も見えないのに、構想だけは壮大? 「具体策は申し上げられない」
民主改革の会の小川淳也代表が、旧民主党勢力の再結集に意欲を示した。しかし、肝心の自党の党勢回復に向けた具体策すら見えていない中で、他党を巻き込んだ大構想を語るのは、いささか順番が違うのではないか。
小川氏は10月9日の記者会見で、中道改革連合の結党を「第1幕」、民主改革の会と公明党の2党体制への移行を「第2幕」と表現。そのうえで、「第3幕は、中道を軸とした旧民主の再連携、再結集だ」と語った。
さらに、「最終的に作りたいのは非自民の受け皿だ」と述べ、自身についても「結集軸たらんという思いがある」と強調。国民民主党についても「一切の排除、一切の例外はない」と、再結集の対象に含める考えを示した。
壮大な構想である。しかし、ここで疑問が生じる。そもそも、民主改革の会は自党の足元を固められているのだろうか。
中道改革連合の結党を経て、立憲民主党との組織的な合流は実現せず、旧民主勢力の再編は思惑通りに進んでいない。党勢の低迷も課題となる中、まず必要なのは、自党の政策や存在意義を明確にし、有権者の支持を取り戻すことではないのか。
実際、小川氏自身、党勢浮揚の具体策について「具体的な道筋を簡単に今、申し上げられる状況ではない」と認めている。再結集を掲げながら、その前提となる自党の立て直しについて、明確な道筋は示せていないのである。
もちろん、政党間の連携や政界再編を模索すること自体は否定されるものではない。しかし、政策や路線の違いをどう乗り越えるのか。離れていった勢力をどう呼び戻すのか。そして、過去の民主党政権の失敗をどう克服するのか。こうした課題への具体的な答えなしに、再結集を語っても、実現性のある構想とは言い難い。
小川氏は、民主党政権時代の「失敗」「挫折」「経験」を踏まえ、より安定した政権の受け皿を目指すという。ならば、まずはその反省を具体的な政策や党運営にどう生かすのかを示すべきだろう。
自党の立て直しも、再結集への具体策も見えないまま、旧民主勢力を束ねる中心になろうとする小川氏。構想を語ることと、実現に向けて道筋を示すことは別である。
果たして小川氏は、厳しい現実を見据えているのか。それとも、壮大な夢を語る夢想家なのか。まず問われるべきは、他党を集める構想よりも、足元の民主改革の会をどう立て直すのか、ということではないだろうか。
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