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中国がドラマ『VIVANT』にブチ切れ?「中国を徹底的に貶めている」「これが日本のヘイト教育」⇒あなたの国のドラマは?もろにヘイトでしょ?




TBSの日曜劇場『VIVANT』をめぐり、中国のSNSで批判が相次いでいるという。

レコードチャイナの10月14日の報道によると、中国のSNS・微博で164万のフォロワーを持つアカウント「無心簡影」氏が、同作について「中国を徹底的に貶めている」と批判。さらに、日本がエンターテインメントを通じて中国への敵意を広める「国家レベルの認知戦」を展開していると主張した。

問題視されたのは、日本の秘密情報組織「別班」と、中国のスパイ組織を想起させる「シンシー」との対立などだ。作中では、別班の隊員が拷問を受ける描写や、人質救出のために敵組織を制圧する展開が描かれている。

しかし、ドラマはあくまでフィクションである。現実の中国人全体を悪者として描いたわけでもないのに、作品の設定を根拠に、日本社会全体が中国への敵意を組織的に広めているとまで断定するのは、あまりにも飛躍していないだろうか。

さらに注目したいのが、同氏の主張だ。中国の抗日ドラマは歴史的事実に基づいている一方、日本は現代の中国を事実無根に中傷しているという。

いやいや、ちょっと待ってほしい。

中国が何十年にもわたって制作してきた抗日ドラマはどうなのか。歴史上の出来事を題材にしているからといって、作品の描写がすべて史実になるわけではない。日本兵を超人的な中国人主人公が次々と倒すなど、現実離れした誇張や創作が盛り込まれた作品もある。

もちろん、抗日ドラマのすべてが歴史を歪曲しているわけではない。しかし、自国の作品に創作の自由を認める一方、日本の作品には「ヘイト教育」というレッテルを貼るのであれば、あまりにも都合のよい話ではないか。

それを言うなら、中国の反日教育はどうなのだ。日本のドラマを「ヘイト教育」と批判する一方、中国ではどのような対日教育が行われているのか。在日中国人の中にも、中国で偏った反日教育を受けたと証言する人々がいる。日本のフィクション作品が中国への敵意を広めていると問題視するのであれば、中国側の教育が日本に対する認識に与える影響についても、同じように検証すべきではないか。

そもそも、ドラマの視聴率が高いからといって、その内容が日本人の大多数の認識を示していると断定することもできない。作品を楽しむことと、作品内の政治的な設定に賛同することは別だからだ。

他国の作品が自国をどう描くかに異議を唱える自由はある。しかし、その批判をするのであれば、自国の作品や教育にも同じ基準を適用すべきだろう。

日本のドラマは中国を描けば「ヘイト教育」。では、中国の抗日ドラマや反日教育はどうなのか。

自国の作品は歴史だから問題ないが、他国の作品は創作でも許さない。そんなダブルスタンダードこそ、今回問われるべき問題ではないだろうか。




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