メディアが流すデマの数々に厚労省も流石に激怒!厚労省「羽鳥慎一モーニングショーの指摘は実施済!」「新型コロナはインフルエンザより感染力が強いという報道はデマ!」と反論!「安倍政権が神風邪と喜んでいる」とのデマも許すな!
この国難時に、メディアの流すデマはとどまることを知らない。これに対し、厚生労働省は反撃を開始した。国民のことを考えれば当然だし、遅すぎるくらいだ。
一方、こうしたデマはとどまるところを知らず、「自民党が神風邪と喜んでいる」とのどう考えてもあり得ない報道まで出てきた。
厚労省、公式Twitterでデマに対し反論開始!「羽鳥慎一モーニングショー」も名指しで批判!!
ようやく厚生労働省は、デマに対する対応を行い始めた。5日、「羽鳥慎一モーニングショー」での出演者による「マスクを医療機関に配れ」との発言に対し、当初よりやっていると公式Twitterで反論した。
【#新型コロナウイルス マスクの供給】
3月4日午前8時からの「羽鳥慎一モーニングショー」の出演者から、「まずは医療機関に配らなければだめ。医療を守らなければ治療ができないから、医療機関、特に呼吸器関係をやっている人に重点的に配っていく 」とのコメントがありました。(1/3)— 厚生労働省 (@MHLWitter) March 4, 2020
厚生労働省では、感染症指定医療機関への医療用マスクの優先供給を行ったほか、都道府県の備蓄用マスクの活用や日本医師会や日本歯科医師会のルートを活用した優先配布の仕組みをお知らせしています。(2/3)
— 厚生労働省 (@MHLWitter) March 4, 2020
最終的に全ての医療機関に十分なマスクが届くことが必要であり、引き続き、マスクの増産や全ての医療機関を対象とした優先供給を進めてまいります。(3/3)
— 厚生労働省 (@MHLWitter) March 4, 2020
これまでにPCR検査を全員にやれだの韓国を見習えだのデマをさんざんに垂れ流し、世論を無意味に煽ってきた「羽鳥慎一モーニングショー」に対する静かな怒りが伝わってくる。
また、同日、一部報道で「新型のコロナであるため、感染が新しいウイルスであり、私たちには基礎的な免疫がなく、普通のインフルエンザよりもかかりやすい。」とのデマをも、何ら根拠のないデマと切り捨てた。
【#新型コロナウイルス 感染力】
一部報道で「新型のコロナであるため、感染が新しいウイルスであり、私たちには基礎的な免疫がなく、普通のインフルエンザよりもかかりやすい。」との指摘がありました。(1/3)— 厚生労働省 (@MHLWitter) March 5, 2020
新しいウイルスのため基礎免疫はありませんが、普通のインフルエンザよりかかりやすいということにはなりませんし、そのようなエビデンスはありません。(2/3)
— 厚生労働省 (@MHLWitter) March 5, 2020
また、3月3日に世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルスの特徴について、中国で得たデータを踏まえ、季節性インフルエンザと比べて感染力は高くないとの見解を示しています。
見解はこちら。 (3/3)https://t.co/XJELHOTk2U— 厚生労働省 (@MHLWitter) March 5, 2020
4日には、PCR検査を意図的に減らしているとのデマにも反論をしている。
一部報道では、意図的に検査件数を減らしているのではないかとの意見も掲載されていますが、地方衛生研究所をはじめ検査機関では、場合によっては通常能力を超える検査件数もこなしていただき、適切な医療の提供に一丸となって取り組んでいます。
— 厚生労働省 (@MHLWitter) March 3, 2020
注目すべきはこの投稿の時間である。午前8時56分だ。羽鳥は午前7時43分だ。これらのデマとその対応のせいで、厚生労働省の官僚が疲弊に追い込まれていることがよくわかる。
厚労省の職員もすでに限界だろう。夜も煌々と明かりがついている。お疲れ様である。
「安倍政権が神風邪と喜んでいる」という悪質なデマ
悪質なデマも飛び交っている。ニュースポストセブンは、安倍政権が今回の新型コロナウイルスを「神風邪だ!」と歓喜しているというのだ。
こんなことを言うはずがない。桜ではびくともしなかった、コロナウイルス対応で政権支持率にもダメージが入っている、そして、なによりも国民の危機であるのに、どうして喜ぶようなことがあるのか。
しかも、誰が言ったかわからない不確かな情報で、典型的なデマ情報だ。ニュースポストセブンの親会社は小学館だ。呆れてものが言えない。
安倍政権は中国湖北省に滞在経験のある外国人の入国を禁止する一方、政府チャーター便を派遣して武漢から邦人を帰国させるなど、素早い対応を取ったように見える。
だが、政権内部では新型肺炎をひそかに「神風邪」(カミカゼ)と呼んでいるのだという。自民党ベテラン議員が語る。
「安倍総理にはまだ悪運がある。本来なら、今国会はIR汚職や桜を見る会問題などの不祥事追及で窮地に陥ってもおかしくなかった。そこに新型肺炎の流行で国民の関心が外に向いた。官邸は上陸を水際で食い止めることができれば支持率も上がると張り切っていて、武漢からの政府チャーター便を国会審議の時間帯に合わせて帰国させるなど、巧妙に利用している」
ソースが全く不明だ。自民党ベテラン議員に聞いたとあるが、この自民党ベテラン議員はどこの誰だか不明であるし、彼はこの記事内で「神風邪」だとは触れていない。
それにしてもあまりにもひどいデマだ。
実際、ある共産党候補は、元共産党議員からデマだとの指摘を受けてこの記事の引用を削除している。
「神風邪」発言を根拠に政府批判するなら、発言者を明らかにすべきでしょう。
誰が言ったかわからない不確かな情報という意味では、これはデマ情報です。
共産党はデマの拡散をやめなければ国民から信頼されません。@kouzai2007 https://t.co/WN7HnfAuww— 松崎いたる・板橋区 (@itallmatuzaki) February 20, 2020
この危機事態にもかかわらず、メディアのデマはとどまることを知らない。まさに厚顔無恥の生きた見本だが、今がどういう時期かをよく考えるべきだ。
国民の皆さんにも冷静な対応と観察眼を持っての行動をお願いしたい。
こういう時こそ人間や会社の本性が出るものだ。こう言ったときにデマを流すメディアなどはメディアとは言わない。