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緊急宣言の承認を巡り、山尾氏が党執行部を「非民主的な方法」「野党議員のいる意味はない」と批判。記者団に離党を匂わす発言も

 立憲民主党の山尾志桜里衆院議員は12日、同党などでつくる野党統一会派の会合で、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、首相による「緊急事態宣言」を可能とする改正案の採決で反対することを表明した。同日の衆院本会議で同党は賛成する方針で、山尾氏が造反を宣言した形だ。

新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正案が採決予定。「緊急事態宣言」をめぐって、野党は、権限行使に一定のハードルを設ける必要があるとして、改正案に「国会による事前承認」(緊急時は事後承認)を明記する修正を求めていた。

だが、与野党の断続的な協議を経て、立憲や国民民主党は改正案の付帯決議に「国会に事前に報告する」という文言を盛り込むことで妥協。党としては、賛成に回ることを決めた。

立憲の安住淳国会対策委員長は11日、賛成に回る理由として、少数である野党に法案をひっくり返す力がない以上、賛否を採決する「事前承認」も、ただ報告するのみの「事前報告」も事実上同じだという趣旨の発言をしている。

この日の山尾氏は、枝野幸男代表や安住氏を前に「承認があってもひっくり返せないというなら、私たちはほとんどの法案でひっくり返せることはない」と指摘。さらに「それでも真摯(しんし)に質疑に立って、必要があれば与党を説得し、頑張って修正を勝ち取ろうと努力する。その結果がおかしければ、反対することで問題点をいまと未来に残す。それが野党の大事な仕事だ」と訴えた。

そのうえで「野党議員が承認に加わってもどうせ覆らないと言ったら、野党議員のいる意味はない」と痛烈に執行部の対応を批判した。党の法案審議のあり方についても「民主的だとは思わない」と語った。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200312-00000064-asahi-pol

離党を匂わす発言も

 山尾氏は本会議に先立つ代議士会で、約6分半にわたり造反理由について演説。改正案に盛り込まれた「緊急事態」をめぐり、山尾氏は私権制限を含むことから国会への事前承認の必要性を訴えてきたが、主要野党は付帯決議に「国会に事前に報告する」と明記することで与党と合意した。

さらに、批判の矛先は立民の安住淳国対委員長らにも向き、改正案の衆院通過に至る経緯について「国対に始まり、国対に終わった」となじった。山尾氏の言動について立民幹部は「目立ちたいだけなのだろう。山尾氏はどこか違う世界に行ってしまった」と困惑の表情を浮かべた。

一方、山尾氏は本会議終了後、記者団に離党の可能性について「これだけ重たい法案で、党の意思と自分の意思がどうしても異なってしまった。反対にあたっては覚悟と自覚を持って行動した。深く考えたい」と述べた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200312-00000572-san-pol

ネットの反応

・6日?だったかなぁ特措法の疑問を呈していたから、感染症の特措法について考えがあるのはわかっていたが造反するとはなぁ。
枝野は不問にするか、何らかの処分するかで党内外の評価が変わると思う。

・議員は政党員である前に1人1人が国民の代表なのだから、自らの信念に従って行動すべき。
賛成できないものに無理して賛成する必要はない。アメリカでは共和党が出した法案に共和党議員が反対することも、逆に民主党議員が賛成することもある。党議拘束なんか日本だけ。

・彼女の場合は、積極的に改憲論議を行うべき、という立場だからね
立憲よりも、国民民主の方に考え方が近い
スキャンダルで民主党を離党し、その後、無党派立候補してギリギリで当選した後、なんで、立憲に入ったのか、そもそも、???だった、、、
選挙の時に立憲系の組織び助けてもらった、、、みたいな話なのかもしれないが、、、

・枝野独裁かと思ってた。自分の真を貫くのは政治家としてはいいと思います。でも、ガソリンの説明責任は果たしてませんよね。

・日本は、安倍首相が出したから、枝野代表が出したから、それだけの理由で賛否を決める。法案の中身は全く気にされていないし実に不毛である。
普段の山尾氏や阿部氏の議員資質は別に問われるものとして、全員党のイエスマンになる必要はないし、議員本人が反対なら反対するのは自由。
自民や公明の議員だって、あまりに違和感を持ったら政府案に反対したって構わないし、逆に野党案に賛成しても良いのだ。野党側だって政府案に異論がないなら堂々と賛成すりゃいい。それが本当の民主主義じゃないの?

・山尾さんに限らず、と言うか立民に限らず。
自民党でもこういう行動があっても良いと思います。
日本は、党に縛られすぎ。
この件に関しては別の党の意見賛成、とか、あるべきだと思うし、そうじゃないなら、政党制自体いらないとすら思います。

・野党も他の野党に賛成しかねたり違反がある場合は、野党が野党を批判する姿勢をもっと示したらいい。

・政治家なんだから、それぞれ信念をもって行動すれば良い。あとは、有権者がその行動について判断する。

・反対理由としては正論だと思います。そして自身の考えに基づいて筋を通したのだから、今回の行動には共感します。
ただ、緊急事態で迅速な判断と対応が必要な時に、真面に議論が進まない今の国会で事前承認を義務付けたら、全てが後手後手になってしまいます。(現時点でも既に後手後手ですが…)
大事なことは、震災やコロナのような未曾有の困難に対峙する時には、党の理論やメンツにこだわらず全ての議員が真摯な姿勢で目の前の困難に向き合い、短時間で濃密な議論を行い、必要な措置を速やかに決定していくことだと思います。

・これはこれでアリって形を取るかどうか。立民の姿勢が問われるな。
党内拘束ってこと自体嫌いなので、個人的にはこういうのが当たり前になってもいいと思うけれど。
党内拘束でないと一枚岩になれないってのは、裏を返せばそもそも一枚岩じゃない。

・まぁ、反対することに自分なりの意義があるのならそれはありだと思うけど。従来の立憲民主の主張や立場からすれば、むしろこの法案には慎重であることの方が整合性は取れると思うけれど、逆にえだのんは何故賛成したのだろうか?

・私は山尾氏が不倫という非社会的かつ非人道的なことをしておきながら議員を続けていることに疑問を感じている。
コロナで日本が騒いでいる時にウイルスよりサクラと騒いでいた立憲の方々は、今さらウイルス対策関連には一切口を出さないで欲しい。

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