日刊ゲンダイ御用達の姫田小夏氏、ダイヤモンドオンラインで中国は「世界のコロナ対策のお手本」と絶賛し、取り組んで失敗したイタリアとイランは向いてなかったとあくまで中国を擁護!!
姫田小夏氏と言えば、雑な内容で中国を持ち上げる記事を書いているとネットで評判の人物だ。そしてアノ日刊ゲンダイにもたびたび寄稿している。
みんな大好き姫田小夏さんの新着コラム。期待に違わぬ雑な内容です。
・日本産りんごが中国で出回っている不思議→答えていない
・中国にも品質のいいりんごが出てきた日本産りんごピンチ!→相変わらず「私が見た上海のデパ地下では」が根拠
台湾に言及していないのはわざとですかね…? https://t.co/5f75AYPdAX— ujc (@is_say_no_say) December 11, 2018
yahoo!ニュースより。
姫田小夏氏の記事は何故か毎回人気があるが、「本当に現地に住んでる?」と言いたくなる程嘘ばかりが並んでいる。
今中国は山ほど問題を抱えているのは事実。でも不必要に見下げたり、嘘並べて笑い者にするのはどうかと思う。
悲しい記事。#中国脳https://t.co/VdGYmYM2tW— ぴーたん (@PFsDulQf6H8f3sI) January 9, 2019
その姫田氏がこれまた訴訟と悪評を多数抱えているダイヤモンドオンラインに寄稿した。中国を「世界のコロナ対策のお手本」と絶賛し、同じように中国式で取り組んで失敗したイタリアとイランは、その方法が向いてなかったとあくまで中国を擁護する内容を寄稿したのだ。
姫田氏、中国の対応を絶賛!!しかし、検査方法を中国はインチキしていた!!
まずは、姫田氏がダイヤモンドオンラインに寄稿した記事を見てみよう。
「コロナ発生国」と非難されたが今では世界の「お手本」に
「新型コロナウイルスの感染をいかに防ぐか」は、今や世界共通の課題だ。ウイルス発生国の中国では流行のピークが過ぎ、徐々に正常化しつつあると伝えられる。一歩先を行く中国の人々が世界に向けるのは、「中国に学ぶことができるのか」といったまなざしだ。
(中略)
中国の防疫措置の特徴を分析すると、「間髪入れずしてのスピード」と「一刀両断の徹底ぶり」、そして医療現場の人的不足やマスクなど物資不足を補うための「挙国一致の動員力」にある。そのベースにあるのは、移動の自由など人権の議論を許さない一党独裁の政治体制と経済力、そして何よりも、政府の一刀両断を受け入れる「国民の忍耐力」だった。
冒頭からくらくらしてしまうような、中国政府のプロパガンダの内容の引き写しのような内容全開である。
「スピードと一刀両断の徹底ぶり」、「挙国一致の動員力」、「一党独裁の政治体制と経済力」、政府の一刀両断を受け入れる「国民の忍耐力」が有効に機能したとは恐ろしい発想だ。人権や人倫を踏みにじり、コロナウイルスの発生を認識していたにもかかわらず隠蔽し、言論を弾圧したことにはまったく触れていない。
しかも、現在の中国政府は検査方法でインチキしていたのである。実は、中国はPCR検査で陽性であっても、発熱やせきなどの症状がなければ「感染者」として扱っていないのだ。(参考)
例えば、2月14日、中国国家衛生健康委員会は記者会見で、「無症状の感染者は病原体を広げる確率は低い」と説明し、検査で陽性であっても発熱やせきのような症状がなければ感染者として発表しないという基準を明らかにした。(参考) あまりにも無茶苦茶な対応だ。
しかし、姫田氏は、あくまでも中国はコロナを鎮圧した前提で語るのだ。
今度は謎の安倍政権批判を展開!!しかも、中国は世界のお手本だと中国ネット民が考えていると無邪気に紹介!!
しかも、姫田氏は、こんどは安倍政権批判が弱腰だと批判する。中国みたいな独裁強権政治をやれば満足なのか?
振り返れば、安倍政権が新型コロナウイルス感染症対策の基本方針を発表した2月25日、日本在住の中国人や日本に親族を持つ大陸の中国人から失望の声が上がった。「なぜ積極的に検査しないのか」「企業活動をいつまで続けさせるのか」といった疑問が噴出したのは、すべての力を防疫に注いだ“強制力ある中国式措置”とは異なるものだったからだ。
しかも、「中国は世界のお手本だと中国のネット民が考えている」とそのまま無邪気に紹介している。
3月に入り、欧州や米国で感染が広がると、中国のネット民は欧米の一挙手一投足を注視するようになった。飛び交ったのは、「西側諸国は中国に学べるのか」といった議論だった。2か月前、「ウイルス感染源だ」と世界から非難された中国は、「今や世界のお手本だ」という意識を強めている。
偏った考えをそのまま紹介することを偏向報道だという。まさにそれだ。
イランとイタリアが中国モデルを採用したと報じ、失敗した理由を両国に帰す偏向!!
そして、姫田氏は、中国のネット民の考えの正しさを証明したいかのように、イラン、イタリアは中国モデルを導入をしていると宣伝するのだ。
中国モデルを積極的に採用するのがイランだ。2月19日に新型コロナウイルスの初めての患者が確認されたイランだが、その後も感染拡大が続いた。そこでイラン政府は、3月3日に「防疫措置を中国に学ぶ」と宣言した。
(中略)
イランだけではなく、イタリアもまた中国モデルを手本にした。イタリアは、ローマを旅行中の中国人に初の感染者が確認されると、1月31日に自国と中国の主要都市を結ぶエアラインの運行停止に踏み切った。イタリアで感染者が爆発したのは2月21~22日にかけてだが、新たな感染増加数が60人という段階で、ロンバルディア州の複数の都市を封鎖した。かなり早い段階で、感染拡大を防ぐ措置を採っていたといえる。
しかし、姫田氏も認めざるを得ないように、お世辞にも両国の対策はうまくいっていない。隠ぺいと情報工作と強権政治で封じ込めた施策がうまくいくはずがない。
しかし、イタリアの患者数は増え続けた。3月19日時点で感染者3万5713人、死亡者2978人となった。イランも同時点で感染者1万7361人、死亡者1135人に上り、この2つの国は世界のワースト1、2位となっている。
いったい、これを姫田氏はどう説明するのか。それは「他人の処方箋は効き目がない」とする暴論だった。
「世界は今、新型コロナウイルスの感染という同じ危機に直面しているが、国の事情や国民性によって、そのアプローチは異なるようだ。」
これが姫田氏の結論なのだ。国情が違っても防疫の基本は同じである。
「中国は世界のお手本」と主張したいが、現実に実践した国は地獄なので、こういう論理展開にしたとしか思えないし、建設的な理論展開ができるわけがない。ダイヤモンドオンラインは、過去にも東京は1年後に福島第一原発事故の放射能で壊滅するという記事を掲載したり、多くの訴訟を抱えていたりと不祥事ばかりだ。
両者ともに曰くつきのメディアと人物だということだ。こういう論調に騙されてはならないという好例だろう。