逆襲のシオリ!山尾志桜里の反乱軍、山本太郎と玉木代表と連携して枝野包囲網へ!!
新型コロナウイルス一色に染まっている日本。しかし先月、立憲民主党のエース格だった山尾志桜里衆議院議員が、ついに枝野&福山による独裁執行部に離党届を提出し、立憲民主党を離党した。
統一会派には残ったものの、「山尾の乱」は、離党だけでは終わりそうにない。
山尾氏の離党、必死に慰留するが…相手にされなかった福山幹事長
山尾氏が立憲民主党執行部とそりが合わないことは、今回に始まったことではない。憲法改正議論においてもそうだった。
山尾氏は離党理由について、次のように語っていた。
これ以上立憲民主党に所属しながら、国会での議論を通じて議員としての本分を果たすことは難しいという判断に至りました。
あわせて、私は、立憲主義の大前提は闊達な憲法議論であると思いますし、報道の自由なくして民主主義は成り立たないと信じています。
この点でも、立憲民主党の執行部の考え方と齟齬が生じています。
立憲主義と民主主義という大切な価値観で折り合えないまま、政党に所属して活動することは適切でないと思います。
(略)
上記は一部だが、立憲民主党執行部との考えに大きな相違があったようだ。
山尾氏にここまで言われたにも関わらず、福山哲郎幹事長はみっともなく「行かないで~」と慰留を試みた。
先ほど、山尾しおり議員から離党届が提出されたと、党から報告を受けました。直前に山尾議員から連絡をいただき、30〜40分間話し込みました。強く慰留しました。立憲民主党にとって議会にとって、必要不可欠で大切な存在であり、認めないし、受理できない、と申し上げました。今後、協議します。
— 福山哲郎・立憲民主党(りっけん) (@fuku_tetsu) March 18, 2020
結局、福山氏は山尾氏の離党届を受理することになったが、未練があるようで以下の発言をしていた。
福山哲郎幹事長は記者会見で「党にとって必要不可欠で、議会にとっても非常に重要な役割をこれからもしていただける方だ。率直に言って残念」と語った。
離党届の受理をもって、山尾氏の乱は終わりとなると思いきや、山尾氏は反撃に出る姿勢を見せた。
山尾氏、野党の新たな軸の結成を目論む!?立憲民主党は戦々恐々!?
離党届をもって、長い間繰り返されてきた山尾氏と独裁立憲民主党執行部との闘いが終わるものと多くの人が思っていたはずだ。
しかし、山尾氏は、離党届を出し、離党しただけで、この闘いの幕を引く気はないようだ。
山尾氏の次なる反撃の一手は、「勉強会」だ。その勉強会に参加した人物を見ると、立憲民主党は震えるはずだ。
立憲民主党を離党し、無所属となった山尾志桜里衆院議員が呼び掛けた勉強会が3日、国会内で開かれ、国民民主党の玉木雄一郎代表とれいわ新選組の山本太郎代表が出席した。
(略)
「永田町の非常識が世の中の求めている方向に変わっていくのではないか」
山尾氏は勉強会終了後、記者団にこう述べ、今回の取り組みを政党間の駆け引きを重視する“国対政治”の脱却につなげたいとの考えを強調した。
国民民主党の玉木代表、そしてれいわ新選組の山本代表、2人の国政政党の代表者が立憲民主党を離党して一衆議院議員になった山尾氏の勉強会に参加したのだ。
立憲民主党を中心にした野合を目指す独裁立憲民主党執行部にとっては、山尾氏の目指す「国対政治の脱却」は、立憲民主党の目指すところとは違う。というのも、立憲民主党は、あの安住淳氏を国対委員長に据えて、何でも反対!の国対政治を展開してきたからだ。
棚上げとなったが、立憲民主党・国民民主党の統一会派では、参議院の統一会派の解消論がくすぶっている。そして、立憲民主党にとって潤沢な資金を持つ国民民主党との合流話も流れた。
そして山尾氏の離党からの反撃。
立憲民主党が目論んでいた野党第一党であり続けるという野望も万事休す。次期総選挙では、野党第一党の座から陥落する極左政党立憲民主党の姿が見えてきた。
立憲民主党所属議員は、山尾氏の勉強会について次のように語っている。
(略)
神経をとがらせるのが立民だ。枝野氏ら執行部は改憲議論だけでなく減税にも消極的だが、若手や中堅には減税を求める意見も根強い。立民中堅は「発信力のある政治家が与党に対抗できる目玉政策を掲げて新党を立ち上げたら、どうなるかわからない」と複雑な胸の内を明かす。
(略)
花見に明け暮れ、新型コロナウイルスに対する関心をやっと最近になって持ち始めた立憲民主党。国民の生活どころか生命にすら関心を抱かない政党が、今回の山尾氏の反撃によって消滅することを切に願う。