報道ステーション、緊急事態宣言を理解せずに、安倍総理に法律違反を行えと主張! おまけにテレビ朝日がややこしい消毒液の作り方を宣伝したせいで、難病の子供が生命の危機に!!
緊急事態宣言の発出後、安倍総理は国民に丁寧に説明し、理解を深めるべく、総理大臣会見を行った。
これは熱量のこもった素晴らしい会見だったことは言うまでもない。
しかし、報道ステーションは驚くべきことに「安倍総理は特措法を無視した強権発動しろ」と言わんばかりの報道をした。理解不能だ。日本は法治国家なのでそんなことを政権にしてもらっては困るし、それは犯罪行為である。
また、別のテレビ朝日の番組は、ややこしい消毒液の作り方を宣伝したせいで、精製水が不足し難病の子供が生命の危機にさらされることになっているのである。
国民の心をつかんだ、安倍総理の感謝
会見の冒頭に、安倍総理は、新型コロナウイルスと最前線で戦っている方々への感謝の想いを述べた。
全国各地の医師、看護師、看護助手、病院スタッフの皆さん、そしてクラスター対策に携わる保健所や専門家、臨床検査技師の皆さんに、日本国民を代表して、心より感謝申し上げます。
新型コロナウイルスとの闘いの正に最前線で、強い責任感を持って、今この瞬間も一人でも多くの命を救うため、献身的な努力をしてくださっていることに心からの敬意を表したいと思います。
世界全体で既に6万人以上が死亡した、この過酷なウイルスとの闘いにおいて、確かな技術と高い使命感を持った医療従事者の皆さんの存在は、私たち全員を勇気付けてくれるものです。本当にありがとうございます。
安倍総理は、医療関係者に対する国民の想いを代弁してくれた。
他にも素晴らしい内容が目立った安倍総理の緊急事態宣言発令に関する会見だったが、これを捻じ曲げたテレビ番組もあった。
法制度の枠組みも理解せず、会見を批判した報道ステーション
報道ステーションは名前通り、報道をメインとする番組だ。同じテレビ朝日の新型コロナウイルス煽動バラエティー番組のモーニングショーとは違うはずだ。
しかし、残念ながら同程度のレベルの番組であることが判明した。この番組のキャスターが、明らかに誤っている質問を感染症の専門家に投げかけたのだ。
【緊急事態宣言の効果 専門家に聞く】
▼順天堂大学大学院 堀賢 教授
「経路不明かなりの割合」
「対策打とうにも糸口つかめない」
「オーバーシュートの導火線に着火寸前」
「ここ2~3週間が危ない」
「宣言やや遅かった」
「切り札として期待されてたが
具体的なことが伝わっていない」#報ステ pic.twitter.com/9kaS2PyNrJ— 報道ステーション (@hst_tvasahi) April 7, 2020
このキャスターは、緊急事態宣言に伴う自粛の要請に関して、政府が具体的な業種等を示さなかったことがおかしいと感染症の専門家に質問したのだ。
この番組は、緊急事態宣言の根拠になった新型インフルエンザ等特措法の内容も確認していないのか?それとも、政権批判したいがために、わざと言ったのか?
緊急事態宣言に基づく外出自粛の要請を行うのは、総理大臣ではなく、都道府県知事だ。つまり、政府には自粛する業種を決める権限はない。
内閣総理大臣が「緊急事態」を宣言すると、対象地域の都道府県知事が法律に基づき、感染防止に必要な協力を要請・指示ができる。実際の「要請」や「指示」を発するのは、内閣総理大臣ではなく都道府県知事となる。
報道ステーションは、行政が法律に基づいて行われていることすら知らないのか。もしくは安倍総理に法律違反を犯して、都道府県知事の頭越しに自粛すべき業種を勝手に決めろというのか?
報道を謳っている番組ですら、この有様なのだから、当然ネット上でも同様の間違った認識に基づく批判が上がっていた。
知ろうともしないのであれば、それは、煽動・政権批判をしたい自称報道番組と同罪だ。
迂闊な消毒液の作り方を宣伝したせいで、難病の子供が生命の危機に!!
テレビ朝日の番組は、無水エタノールに精製水を混ぜると消毒液が作れるとの報道を行った。しかし、これを見た視聴者が、薄めなくてもよい消毒用エタノールと一緒に、精製水を購入する事例が頻発。
結果、難病の精製水が必要な人工呼吸器の子供がピンチになっているのだ。
話題のきっかけは、ナーコさんのツイート。息子の人工呼吸器に付属する加湿器の稼働に使う、精製水が手に入らないと訴えるものでした。
ナーコさんは朝から薬局など7件を回り、かろうじて500ミリリットル瓶2本を確保。人工呼吸器が必要な患者にとっては「命に関わる」とし、「精製水の買い占めとかやめてほしい」と、苦言を呈しました。
(中略)
人工呼吸器に付属する加湿器は、のどと鼻を潤わせて、細菌やウイルスの感染を防止するもの。息子さんが加湿器を使用するのは主に就寝時ですが、かぜ気味のときは一日中稼働する必要があり、その場合は精製水を1日で500ミリリットルほど消費するといいます。
(中略)
しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、精製水は手に入りにくくなってしまいました。不足している消毒液の代わりに、無水エタノールを精製水で薄めて作る方法を、一部のメディアが紹介したのが原因だろうとナーコさんは語ります。
(中略)
ただこの「無水エタノールを精製水で薄めて消毒液を作る」という情報自体は間違っておらず、問題はもう1つ、別のところにあると担当者は指摘します。
「無水エタノールの場合は確かに精製水で薄める必要がありますが、薄めなくていい通常の『消毒用エタノール』と一緒に精製水を買ってしまうケースが相次いでいるようです。こちらにも毎日200件近い問い合わせが来ていますが、大半は『消毒用エタノール』と精製水を一緒に買ってしまったがどうしたらいいか、といったものです」
(中略)
ナーコさんは「人工呼吸器に精製水が必要だという事実が知られていないからこそ、無意味な品薄が起こる」と考えており、元のツイートもその周知のために投稿したと語っています。
論外な話だ。
間違ってはいないとはいえ、普段から消費者が使っておらず、誤解しやすいことは火を見るよりも明らかだったはず。
テレビ朝日等の軽率な報道で難病の子供が大ピンチになっているのだ。
安倍政権を批判をしたいがためか、パニック状態なのか、その両方なのか、法律の枠組みを無視して報じる自称報道番組。消費者が買占めに走ることは容易に想像がつくのに、難病患者が必要とする精製水を安易に紹介する番組。
大手メディアの役割が、新型コロナウイルスの収束と同時に終わることを期待したい。
そして、この状況をもし放置し続けるなら総務省も同罪だ。