大正論!橋下徹氏「どうしてワイドショーは朝日や産経に押し掛けないのか。社長に会見を開かせないのか」と主張! なぜ、メディアは、大津での保育園事故時に、園長先生を追い詰めた行為を朝日や産経にしないの?
未だに黒川氏と賭け麻雀に及んだ記者たちは辞職もしていないし、ネットではこの人物では?という噂が流れているものの真偽不明。結局、名前も分からないし、所属もあいまいだ。黒川氏は辞職し、退職金も減額され、日本中から罵詈雑言が飛んでいる。黒川氏を擁護したいのではない。あまりにも片手落ちだということだ。
片手落ちと言えば、こういう事件が起きるとメディアがやるのが、メディアスクラムという横暴な暴力だ。被害者だろうが、加害者だろうが、関係が少しであろうが、関係者に集団で突撃し、プライバシーを無視して、暴き立てる行為だ。
元大阪市長の橋下徹氏が、この点を批判し、問題提起している。コロナ対応ではぶれていた橋下徹氏だが、この件では大正論を述べている。
大正論!橋下徹氏「どうしてワイドショーは朝日や産経に押し掛けないのか。社長に会見を開かせないのか」と主張!
5月23日、橋下徹氏は、ネット番組のABEMAテレビに出演し、以下のようにメディアの欺瞞を批判した。
そして今回のことについて言えば、産経も朝日も、時代遅れも甚だしい。なんでこの記者たちを実名報道しないのか。
もし僕が同じことをやったら、家の前にカメラを並べられ、連日ワイドショーに取り上げられ、社会的に抹殺されるだろう。
どうしてワイドショーは朝日や産経に押しかけないのか。社長に会見を開かせないのか。それは、メディア同士がなあなあになっているからだ。
僕は『週刊文春』のことが大嫌いだし、記者たちの目は僕からみたら“悪魔の目”だ(笑)。本当に厳しい。でも、彼らは裏を取って、情報をきちんと調査して出してくる。これが政治とメディアの関係だと思う。
引用元 「どうしてワイドショーは朝日や産経に押しかけないのか。社長に会見を開かせないのか」橋下氏が黒川検事長の“賭けマージャン”報道で問題提起
まさにその通りだ。どうして、黒川氏にはやりたい放題であることないことを叩きまくるのに、朝日新聞や産経新聞の記者達を叩かないのか。
いったい密室で何があったのか。何を取引していたのか。ほかの企業や政治家なら、ユースビオがそうだったように、連日のように報道陣が押し掛けるだろうに。
なぜ、メディアは、大津での保育園事故時に、園長先生を追い詰めた行為を朝日や産経にしないの?
この指摘は過去の事例を思い出せば、さらに正しいものとなる。
例えば、大津での保育園児の列に車が突っ込んだ昨年5月の痛ましい事件の際、まったくの被害者なのに保育園は記者会見を開くことを余儀なくされ、泣き崩れる園長に対し、一部の記者が保育園側を追及し、さらに追い込んだ。
園長に心ない質問を浴びせたのが、会見に参加した新聞記者たち。
目をタオルで覆う園長に対し、わざわざ「園長先生にお聞きしたい」と指名し、「亡くなった園児はどんな子供だったのか」「園児たちの散歩ルートはどうなっていたのか」などと質問をぶつける。堪らず園長が泣き崩れると、「ここぞ」とばかりにカメラマンがフラッシュを焚き、その様子を撮影する。
さらに、「保育士の配置はどうだったのか」や「隊列」をしつこく記者が質問。園長が泣き崩れているため、同席した男性が詳細を説明する一幕も。
しかし、記者はここでも「園長先生に聞きたい」とし、「被害を受けた園児にどう声をかけたいか」などと質問。園長は「痛い思いをさせてごめんなさい」とまたも泣き崩れた。
この後も記者たちは園長に対し、心境を訊ねるような質問や、「いつもと変わらなかったのか」などと、あたかも保育園側に非があるかのような質問を浴びせ、園長はさらに泣き崩れてしまった。
保育園側が園長のただならぬ悲しみを見て質問を打ち切ろうとするも、しつこく食い下がる記者も登場し、最終的に園長は嗚咽を漏らし泣き続けた。
悪逆非道とはこのことだ。強大な権力で弱者を追い詰め、誹謗中傷する。
しかも、メディアは京都アニメーション放火事件の際、被害者の実名公開について、社会的重要性を訴え、被害者遺族が嫌がるのに押し通そうとした。
なぜ、多くのメディアは産経新聞と朝日新聞の2人の社長の記者会見を要望しないのか。ついでに最近活動が活発な多くの芸能人達も物を申さないのか?
なぜ、賭け麻雀を行い、接待疑惑が浮上している3人の朝日と産経社員の実名と役職を公開しないのか。
あまりにもひどいダブルスタンダードだ。野放しのメディアに対するチェック機能こそ、今、もっとも必要だ。