サービスデザイン推進協議会について、足立康史議員「清算払いなのに、どうやって中抜きするんですか?しかも、デロイトトーマツとの競争入札の結果、厳正に選ばれていますよ」と断言!!
サービスデザイン推進協議会が、中小企業を救うための持続化給付金の審査や振込を委託されていた件で、既に「中抜き」とされていた20億円の9割が振込手数料であり、その他も人件費等適正に使用されていることがすでに報道され、いつも通りの野党やメディアのデマが暴露される展開となっている。
本当にこうした野党とメディアの行為は許されることではない。野党は特に国民の税金で給料が支払われている。
この件で、6月3日、最近支持率急上昇の維新の会の足立康史議員が素晴らしい質問をしているので、ご紹介しよう。こういう発言を見ると維新の会の支持率の上昇も納得できる。
足立議員「700億円は事業終了後に支払われるので、中抜きは不可能な構造」と野党の質問を根拠に指摘!!
まず、足立議員は、メディアが騒ぎ立てる「中抜き」が不可能な構造となっていることを、他の野党の質問を根拠に指摘した。
足立議員 まず、この委託の体系ですね。今、よくテレビで、勉強不足のマスコミが「中抜き」、「中抜きと言っていますが、さきほど川内先生からもあった、20億円は、18.1億円は、事業終了後に事業確定検査によって適切な使用を確認した上で、清算されるということでよろしいでしょうか。
中小企業庁 お答え申し上げます。イエスでございます。
足立議員 ではですね、その20億円以外の部分、680億円の電通を通した再委託の塊も同様であると考えますが、そうですか?
中小企業庁 同様でございまして、最終的に要した費用は、ルールにのっとって、事業の官僚を精査の上、しっかりと清算するということでございます。
足立議員 これマスコミも訂正報道したほうがいいんじゃない?「中抜き」できるんですかね?
だって清算払いなんだから。
じゃあですね、電通とかパソナとか、いや、私は党から不正を見つけろと言われているのだけど、その電通とかパソナとかトランス・コスモスとかが、私文書を偽造して、使っていないお金を、国会議員の中には過去そうしたことをしていた人がいましたが、私文書を偽造しない限り、中抜きできませんよ。
ていうのが、菅先生の質疑で明らかになりました。
引用元 衆議院経済産業委員会、6月3日
まさに足立議員の指摘の通りだ。事業終了後に680億円と20億円の合計700億円が清算されるのであれば、領収書や契約書などの私文書を偽造しなければ中抜きは不可能だ。
足立議員「電通名義で給付通知書を送ると問題になる、そして、電通のバランスシートの問題があり、サービスデザイン推進協議会を通す必要があった」と指摘!!
そして、足立議員は、電通が直接請け負わなかった理由として、電通名義での通知書による混乱や電通のバランスシートの問題があったと指摘する。
足立議員 じゃあですね、なぜ、こういう協議会を通しているのかということで、一連の質疑の中で2つご答弁がありました。一つは、持続化給付金の交付決定通知書に電通の名前があると、事業者の方が何だと思うので、このサービスデザイン推進協議会の名前の方が電通も助かる。なんで電通が俺のところに振り込むんだという問い合わせが電通に集まらないように、しているやに答弁があったと存じますが。
加えて、大臣から電通のバランスシートの問題だというご指摘もあった。要は、1兆円、2兆円という巨額のお金が、今の事業費は清算払いですけれども、1兆円、2兆円の現ナマは、すべて国民、事業者の皆様にわたるんですね、いったん、もし電通がそのまま受ければ、電通のバランスシートに乗ってしまって、監査対象になるから面倒だというのは、私は極めて説得力があって、私が大臣でも理解しただろうと思いますが、まずわたくしの発言はその通りですね?
中小企業庁 お答え申し上げます。電通のような大企業の場合、四半期ごとに、決算の広告をしなければなりません。そういった中で、預り金が通過するだけで発生してしまうので、そういう問題が起こるということでございます。
引用元 衆議院経済産業委員会、6月3日
この説明はわかりやすい。確かに、いくら大企業であっても、兆円単位のお金が流入すればバランスシートはめちゃくちゃになる。しかも、それらはほとんど利益のないお金である。そんなのが、一年のうち、四半期だけ何倍にも飛びぬければ、監査の対象になるのは当然だ。このことが、電通が直接受注しなかった理由というのも納得できるものだ。
また、一部ではブラック企業として悪名が高くなってしまっている電通から給付金通知書が届けば、届いた人間は驚き電話をかけてくるのは当然だ。
だから、インフラ建設のようにジョイントベンチャーとしてサービスデザイン推進協議会を使ったのは説得力がある。
足立議員「このやり方は合理的だった。そして、デロイトトーマツとの競争入札で、迅速に給付できるからこそ、サービスデザイン推進協議会が選ばれた」と指摘!!
足立議員は、最後に、今回の給付スキームは、非常に合理的で、これ以外方法がなかったと指摘する。
足立議員 だからそういうことでいうと、このやり方は問題ないな、合理的だと思うわけです。先ほど大臣もおっしゃった、いい形でやられていると思う。よく考えたと思う。これ以外にやり方がないんだ。(中略)わたくしが大臣でも同じような判断になったんではないかと思います。
それから入札ですね。経産省では一社応札が問題になっていますが、少なくとも持続化給付金については、デロイトトーマツとサ推協の2社が応札したと。つまり競争しているわけですね。わたくしは先ほど指摘があったように、その採点表を名前を付して出したらどうか
と思う部分もあるんですが、よく聞いてみると出したらわかっちゃうと思うんですよ、2社だから。
よく聞いてみると、金額の問題が決定打になったのではないと思うんですよ。すなわち、今回は迅速に、緊急措置としての1万人の増員ですから、これができるか、どういうスキームで人を集めるか。どういうスキームで給付を短期間でやるかというスキームの作り方こそですね、応札の勝負をわけたと、一般論としてあるのではないか。だからこそ、デロイトトーマツが出すなといっているんですね。企業秘密にかかわることですから。(中略)だいたいそんなところですか?
中小企業庁 お答え申し上げます。今回の持続給付金でございますけれども、一刻も早く事業所の方に資金をお届けするというのが至上命題で、こういったことから最優先は、迅速に給付するということでございます。そうすると、当然ながら紙ベースのものではなく、電子申請のものを、我々から見れば初めて全面的な電子申請を採用したわけですが、そうなるとデジタルデバイドというか、電子申請に不慣れな方が出てくる。
そうすると不慣れな方への対応をどうするかも二つ目の審査項目になったということでございます。この点で、サービスデザイン推進協議会の提案については、おおむね2週間で給付を行うと。それから逆算して、必要な人員スタッフを短期間でそろえるということと、それから、電子申請に不慣れな方の為に、全国500か所以上で、申請サポート会場を設置するという、極めて具体的な提案があってですね、それが今やっているような持続化給付金のコアのスペックになっているわけです。
もう一社の提案は詳細は申し上げられませんが、この点で違いがあり、応札にいたらなかったということです。
引用元 衆議院経済産業委員会、6月3日
これでこの問題は終わりだろう。
自民党の武部新衆議院議員は、「野党やメディアが騒ぐせいで業務に支障がでている」と嫌がらせや抗議の電話が殺到していることを示唆したが、これ以上、不毛な議論や勘ぐりで中小企業への点滴である持続化給付金の作業を遅らせてはならない。