中国による尖閣諸島奪取への動き!連日、接続水域入域を繰り返す無法者!
先月、日本の漁船を追尾した中国公船。しかし、その後も中国公船は、尖閣諸島周辺に出没し、接続水域への入水を繰り返している。
その中国公船の動きは、接続水域への入水にとどまらず、時として領海侵入を繰り返している。
中国の現状変更の動きは、日本に対しても向けられているのだ。
繰り返される中国公船の接続水域・領海への侵入
中国は、南シナ海の西沙諸島、そして南沙諸島で、現状変更の動きを活発化させている。しかし、中国政府が狙っているのは、南シナ海だけではない。
日本固有の領土、尖閣諸島に対しても、攻勢を仕掛けている。しかも連日だ。
つい先日も、中国公船が、尖閣諸島周辺で領海侵入をしていた。
8日、沖縄県の尖閣諸島の沖合で、中国海警局の船4隻がおよそ1時間半にわたって日本の領海に侵入し、第11管区海上保安本部が再び領海に入らないよう警告と監視を続けています。
海上保安本部によりますと、尖閣諸島の魚釣島の沖合で中国海警局の船4隻が、8日午前10時すぎから相次いで日本の領海に侵入しました。
4隻はおよそ1時間半にわたって領海内を航行したあと、正午前までに領海を出たということです。
(略)
尖閣諸島の沖合で中国海警局の船が領海に侵入したのは、先月9日以来、ことしに入って10回目です。
中国公船について、大手メディアではあまり報じられないが、接続水域への入域は連日行われている。
中国公船の尖閣諸島周辺での動き
尖閣諸島が、大手メディアで報じられる際は、大体が領海侵入に関してだ。しかし、領海侵入以外にも、中国公船は、連日接続水域への入域を繰り返している。しかも、1隻で入域しているのではなく、複数隻で入域を繰り返している。6月1日から14日までを見てみても、2~4隻で行われている。(参考)
そして、長期的に、中国公船の動きを見てみると、2019年から再び、活発化していることがわかる。
尖閣諸島を国有化した直後と同様の隻数が、接続水域内で確認されている。
動きを活発化させる中国公船。この公船は、中国海警局の公船だが、2018年の7月には、中国海警局をめぐって大きな変化があったのだ。
それは、中国海警局の人民武装警察部隊への編入だ。
人民武装警察部隊とは、中国の準軍事組織であり、国家の軍事力の一翼を担っており、国内軍・憲兵としての性格を持っている。
つまり中国は、中国海警局を、人民武装警察部隊に編入させることによって、尖閣諸島を、中国の「国内」として扱おうとしているのだ。
6月15日にも日常業務のように、中国海警局の公船が、尖閣諸島の接続水域に出没した。
尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海外側にある接続水域で15日、中国海警局の船4隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは63日連続。
第11管区海上保安本部(那覇)によると、1隻は機関砲のようなものを搭載。領海に近づかないよう巡視船が警告した。
引用元 尖閣周辺に中国船 63日連続
連日、中国海警局の公船への対応をしている海上保安庁には、頭が下がる思いだ。
現状変更を目論む無法者、中国政府に対して、今一度、日本政府は、強い意志を示すべきだ。
そして政府を後押しするためにも、中国の現状変更の動きは、南シナ海の西沙諸島・南沙諸島と言った遠い場所の出来事ではなく、日本にとって直近の危機であることを、多くの国民で共有すべきだ。
安倍総理と茂木外相の強力タッグが、日本固有の領土を守るために、更に注力することを期待したい。