北朝鮮にされるがまま!対北朝鮮外交で行き詰る文在寅大統領。残された策は対日本強硬策!
韓国の文在寅大統領が、大ピンチだ。韓国の市民団体が行っていた北朝鮮の体制を批判するビラの散布に北朝鮮が反発したことを契機に、南北関係に緊張が走っている。
北朝鮮による報復予告まで出た今回の一件で、文大統領の大統領就任以来行ってきた北朝鮮融和策は、破綻したといっても過言ではない。
北朝鮮、韓国政府に対して軍事力行使を警告!
北朝鮮が烈火のごとく、韓国政府に対して厳しい批判を繰り返した。北朝鮮に対して融和策という名の弱腰を続けてきた文大統領にとって、自身への国民の支持を失いかねない事態だ。
北朝鮮の対外宣伝メディアは、「前任者よりひどい」とまで言ってのけた(参考)
今回、北朝鮮が発した声明は、金正恩委員長の妹、金与正氏が出したもの。その非難声明の内容が凄まじかった。
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の妹、金与正党第1副部長は13日、国営朝鮮中央通信(KCNA)を通じて、韓国当局との関係を断絶する「潮時」が到来したとの見解を示した上で、「敵」に対する次の行動は軍から起こされるだろうと警告した。
与正氏は韓国の行動を非難する声明を発表するよりも、一連の報復措置を取る方が望ましいと述べ、「ごみはごみ箱に捨てなければならない」と指摘。「最高指導者と党、国家から与えられた私の権限を行使することにより、敵との関係を担当する部署に断固として次の行動を実行するよう指示した」と強調した。
(略)
今回の声明は、初の南北首脳会談から20年周年という節目に発表された。タイミングを見る限り、北朝鮮の文大統領に対する怒りは、頂点に達しているのだろう。
慌てふためく文大統領。韓国政府が慌てて出した声明も弱腰そのもの
北朝鮮に、「ごみはごみ箱に捨てなければならない」とまで言われてしまった文政権。このような表現で非難されたら、厳しい声明を出すのが、普通の政府だ。
しかし、文政権が出した声明は、一味違った。
韓国統一省報道官は14日、北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党第1副部長による報復予告に対し、「(南北双方が)あらゆる合意を順守するために努力しなければならない」と敵対行為の自制を呼び掛ける声明を発表した。
(略)
なんとも弱腰な声明だ。北朝鮮に対して、迎合を繰り返してきた文大統領。北朝鮮に対して厳しい姿勢を示すことは、不可能なようだ。
このような弱腰の姿勢を示す国のトップ、歴史的に見ても、その後支持率が低迷することは容易に想像がつく。
行き詰った文大統領が、次の一手は、お決まりの反日姿勢だ。
慰安婦問題を再燃させようとしている文大統領
韓国国内に激震が走っている元慰安婦支援団体に関する疑惑。その疑惑を抱えてもなお、文大統領は、慰安婦問題をとことん利用する気だ。
幾度となく日本政府が誠意ある対応をしたにも関わらず、文大統領は、「真の謝罪に至らず」と言ってのけたのだ。
(略)
韓国政府は正義連の意見を重要視する形で2015年の日韓合意を実質無効化しており、慰安婦運動そのものや、こうした政府の判断にまで批判が波及するのを避けたいとの狙いがあるのかもしれない。そして、この発言の中で見過ごせない一文が登場した。
「真の謝罪に至っていない」
文大統領は一連の発言の最後の方で、こんな事を話していた。
「慰安婦運動は今でも現在進行形です。被害者の傷は全て治癒されなかったし、真の謝罪と和解に至っていませんでした」
(略)
日韓合意の履行を覆した文大統領。まだまだ慰安婦問題と政治利用する気だ。
対北朝鮮問題で行き詰りを見せいている文大統領が、日本に対して、世論工作を始め、ありとあらゆる手段を用いてくることは容易に想像がつく。
文大統領の日本への強硬策、そして世論工作に惑わされることなく、日本政府には、毅然とした対応を求めたい。