習近平国家主席、まさかの封じ込め失敗!?国内への視線を逸らす??南シナ海での横暴!
新型コロナウイルスの発生源である中国。その中国の習近平国家主席は、新型コロナウイルスの封じ込めに成功したとして、イメージ回復に躍起だった。
しかし、こともあろうに習主席の誕生日に、中国の首都、北京でクラスターの発生が確認されてしまったのだ。
中国政府は現在、新型コロナウイルスから国民の目を背けさせるためか、南シナ海での活動を活発化させている。
一旦は「コロナ白書」を発表し、新型コロナウイルス感染拡大防止を強調していた習主席
習主席は、新型コロナウイルスが全世界に拡散して以降、国際社会から厳しい批判を受けてきた。
そんな国際社会からの厳しい批判が念頭にあったのか、中国政府が6月7日に発表した新型コロナウイルス対策の総括では、習主席の功績が強調されていた。
中国政府は7日、新型コロナウイルス感染症に関する白書を公表し、習近平国家主席が「自ら指揮し、果断に政策を決定」した結果、中国は危機を乗り切ったと“功績”を強調する総括を行った。政府高官らは記者会見し、情報隠しを否定した。
白書は、湖北省武漢市で昨年12月27日に「原因不明の肺炎」を確認し、今年1月3日には世界保健機関(WHO)に報告したなどと経緯を記載。1月23日の武漢封鎖など断固とした措置を通じて、4月下旬には感染拡大を全土でほぼ断ち切ったと強調した。
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新型コロナウイルスの感染拡大を中国全土で断ち切ったとまで言った中国政府。しかし、再び感染拡大の兆しを見せている。
中国・北京市は新型コロナウイルスの新たな集団感染が卸売市場で発生したことを受けて、厳しい外出制限などの措置の導入に動いている。
中国国家衛生健康委員会(NHC)によれば、北京市では15日に新たに36件の新型コロナウイルス感染が報告された。北京市では12日、約2カ月ぶりに新型コロナウイルスの感染者が報告され、感染者は計79人となった。
今回の感染は市の南西にある新発地市場と関連がある。同市場は北京市の新鮮な果物や野菜の供給の大部分を担っているほか、肉類や海鮮類も扱っている。
感染者は周辺の遼寧省や河北省にも広がっている。
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北京市で36人の感染者が確認された15日は、習主席の誕生日だ。
最高指導者の誕生日に盛大にやらかしてしまった北京市当局の担当者は気が気でないはずだ。
北京市での感染拡大が示しているように、中国政府は新型コロナウイルスの感染拡大防止に失敗をしている。
新型コロナウイルスが、習主席にとって汚点であることには違いない。それを隠すためか、新型コロナウイルスが発生して以降、中国政府は、南シナ海で、現状変更に向けた動きを活発化させていた。
南シナ海での横暴の数々!!
新型コロナウイルス対策に、中国政府が専念しているのかというとそうではない。
中国政府は、以前から活発だった南シナ海での「現状変更」の動きを継続しているのだ。その手始めに行政区を新設し、さらに、漁船を沈没させる事故まで起こしている。
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中国は4月、2012年に南シナ海の諸島を管轄するために設けた海南省三沙市に、行政区として「西沙区」と「南沙区」を新設し、南シナ海の島やサンゴ礁、海底地形等を含む計80カ所の名前を発表した。
西沙諸島では、同じく4月に中国の巡視船がベトナムの漁船を沈没させる事故が発生し、マレーシア近海では中国の調査船がマレーシアの国営石油会社の探査船を追尾するなど、中国と周辺国との緊張が高まっている。
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横暴極まる習主席率いる中国政府。南シナ海での出来事は、遠い国での出来事ではない。日本近海でも中国は動きを活発化させている。
それが尖閣諸島だ。連日のように日本の接続水域への入域を行っている。
南シナ海で中国が起こしている「現状変更」に向けた動きは、いつ日本固有の領土、尖閣諸島で起きてもおかしくない。
安倍総理と茂木外務大臣には、不測の事態に備えて、万全の準備を期待したい。