福山幹事長「須藤氏は比例選出なので離党なら議員辞職しろ！」 → なぜ福山さんは、希望の党の比例当選の小川淳也氏と山井和則氏を立民の党幹部にしているの？辞職させるべきじゃないの？

福山幹事長は激怒した。そして必ず、かの邪智暴虐の須藤元気議員を除かなければならぬと決意した。

須藤元気議員が離党を申し出たことに対し、立憲民主党の福山幹事長は、比例当選である以上は離党しろ！と激怒しているのだ。まあそれだけ聞けば筋が通っているだが、実際はお寒い状況だ。

それは、立憲民主党は、不倶戴天の希望の党から出馬して比例復活した、小川淳也氏と山井和則氏を党の要職につけているからだ。福山理論ではまず、この二人を辞職させてから入党させるべきではないのか？

守護霊はセバスチャンと豪語し、その守護霊と会話ができると主張していたことで有名な須藤元気議員。立憲民主党所属でありながら、これまで消費税減税に賛成し、MMTを信奉し、れいわ新選組とまったく同じ経済政策を主張してきた。

そして、ついに都知事選で山本太郎候補を応援する考えを公表したところ、宇都宮候補を応援する立民執行部から怒られてしまい、涙の逆ギレ離党に至った。

須藤元気議員の子供っぽさとその頭の悪さが大いに伝わってくるが、これが良識の府の議員なのだ。こんな守護霊を真顔で信じ、幼稚な行動をする人物を芸能人だからと担ぎ上げた立憲民主党の代表こそ責任を取るべきだ。

さて、この須藤元気議員の離党届提出に対し、福山哲郎幹事長は須藤氏側に離党届を突き返し、考え直せと迫った。そして、「（須藤議員が比例選出である以上）離党の意思が固いのであれば、議員辞職を求める」と福山幹事長は記者団に強調した。

ここで福山幹事長にブーメランだ。

福山理論では、比例当選であれば、政党の票で当選したのだから、離党するのであれば辞職し、次点の候補に議席を譲るべきとなる。ちなみに、この場合に繰り上げ当選するのは、元モーニング娘。の市井さやか氏だ。それでいいのか？

しかし、その理論を自分に対しては全く守っていなかったのだ。旧民主党の連中はいつも同じだ。結局人には厳しく自分には甘々。

立憲民主党は、小川淳也議員を代表特別補佐、山井和則議員を国体副委員長の要職で厚遇している。しかし、この二人は、あの小池百合子氏が率いた「希望の党」から比例当選した議員なのだ。

須藤議員の場合は、ほとんど党本部の応援や他の議員の応援もなく、「当選後に初めて枝野代表に会えた」と豪語するほどの放置扱いで、須藤元気ファンが投票したであろうし、その他投票した人間も左派の連中だろう。

しかし、小川議員と山井議員が居た希望の党は、安保法制を肯定しており、その票は保守票や第三極支持層だろう。まさか立憲民主党の支持者が多数入れたとは思えない。

そして、何より、彼らは比例当選だ。

福山幹事長理論では、小川議員と山井議員は、即刻辞職し、希望の党に議席を返還し、その上で、一民間人として立憲民主党の党幹部になるべきということになる。

なぜ、福山幹事長はこういうダブルスタンダードを平気でやるのか。いつものことだが理解不能だ。須藤元気議員に辞職を迫るならば、まず、小川議員と山井議員に辞職させるべきだ。

やはり立憲民主党は、持続化給付金でもそうだが、自分たちの敵がやる行為はダメで、自分たちがやる同じ行為は正当という、ジャイアニズム政党なのだ。こんなガキ大将みたいな卑劣な人たちに権力の座を決して与えてはならない。