2020年の石破さん「総理になるかは天命次第」と珍説 → 2013年の石破さん「安倍総理が総裁選で当選したのは天命だ。日本は安倍を必要としている!!」そもそも天命を受けるのは天皇陛下だけですよ!石破さんは、道鏡ですか?
石橋貴明氏の番組に、石破茂氏が出演し、総理になるかは天命次第と語った。
しかし、7年前に石破氏は「安倍総理に天命が下ったのだぁ!安倍総理を日本が必要としているぅ!」などと主張していた。
しかも、天命が交代するという考えは、中国の易姓革命(王朝交代論)に基づくものである。我国では天命は永遠に天皇陛下だけにあるものであり、それが交代するという考え、しかも、臣下の分際で自らに天命が下ることもあるかのように語るとは、とんでもない不義不忠だ。
2020年の石破さん「総理になるかは天命次第」と珍説 → 2013年の石破さん「安倍総理が総裁選で当選したのは天命だ。日本は安倍を必要としている!!」
7月21日、とんねるずの石橋貴明氏のフジテレビの番組に出演した、石破茂氏は以下のような発言を行った。
石破氏は「党三役になるにはものすごい努力でしょ。そっから先は天命というか、天からの命令でしょうよ」と解釈し、MCの石橋貴明から「今、次期総理最右翼と言われているわけじゃないですか?最後は天命なんですか」と聞かれると「そりゃそうです。私みたいなものが大臣もやって幹事長も政調会長やって我ながらできすぎだとは思います。だけど、そっから先は一生懸命努力はするけど、天の命令がないと、なることはないでしょうね」と明かしていた。
まったく意味不明な発言だ。
少なくとも、天命を得るには人望や仁徳が必要だが、それが貴方にはあるのか?
そもそも、総理になるかは運命の場合もあるし、権力闘争の結果でもある。
鳩山由紀夫やら菅直人が天命の結果であるならば、なぜ、東日本大震災が起きるのか理解できない。なぜ、こんな無能が総理になるのが天命なのか?これは私たち国民の間違った判断によってこの状況が起きたのは明白だ。なのでその後多くの国民は旧民主党政権に投票をしなくなった。最も理屈の通った結果である。
愛人疑惑で短命に終わった鈴木善幸氏も天命で総理になったのか?
疑問は尽きない。
そもそも、石破氏は2013年に、安倍総理に天命があると大絶賛していたが、その通りならなぜ、安倍総理を支えないのか。天命に逆らっているのか?これはいつもの二枚舌。いつもの日和見主義なだけ。
「総裁選で首相が当選したのは天命だ。日本は安倍晋三という人を必要としている。全力で支えなければならない」。自民党の石破茂幹事長は7日の衆院予算委員会で質問に立ち、昨年の総裁選で争った首相との二人三脚ぶりを演出してみせた。
繰り返すが、石破氏は天命は自らにないと語るのであれば、いまだ天命は安倍総理にあることになるのだが。
そもそも、この天命が移動するという考え自体が不敬なのだ。
そもそも天命を受けるのは天皇陛下だけですよ!石破さんは、道鏡ですか?
我国では、天命は天皇陛下だけが持つと考えられている。だから、「天子さま」と表現するのである。
森羅万象と同様、「天下」と呼ばれる人間世界も「天」によって支配されている。しかしその場合、「天」というのは沈黙の支配者であって、自らの意思を何も語らない。
ならば「天」は一体どうやって人間世界を支配するのか。そこで出てくるのが、「天子」と呼ばれる皇帝の存在である。
「天」は自らの意思を直接、語りはしないが、人間の世界から誰かを自分の「子」として選び、「天子」であるこの人に支配権を委譲する。そして「天子」を通して人間世界を支配するのである。
その際、「天」が人間世界の支配権を特定の人間に委譲することは、すなわち「天命」をこの人に下すことであり、「天子」に選ばれて天命を下された人間がすなわち皇帝となる。
さらに、委譲された支配権は、「天命」を下された皇帝本人が持つだけでなく、その子孫にも受け継がれていくこととなる。
皇帝とその子孫たちの統治権は「天」から委譲されたものであるとされるので、その正当性はまさに神聖なる「天」によって保証されたものとなる。
このように、本来、天命とは、天皇や皇帝だけが授かるものである。
そして、この天命が動くという考えは、中国特有の「易姓革命」という思想に基づくものである。
しかし、「天」が誰かを選んで天命を下し、支配権を譲ることができるなら、「天」は支配権の委譲を撤回することもできることになる。
もし、「天」から支配権を譲られた皇帝とその子孫が、「天」の意思に背いて悪事を働いたり責務を放棄したりして天下を乱したら、「天」はいつでも自らの下した天命を撤収して、それを別の人に下す。つまり別の人間を「天子」として改めて選び、天下の支配権をこの人に譲るのである。
「天」が「天命」を今の皇帝から回収して別の人に下すことが、すなわち「革命」である。
「革命」という漢語の本来の意味は、まさにこのことを指す。
石破氏は、人心の分際で天命が下ると考えており、しかも、それが移動すると考えているのである。恐るべき革命思想で、貴方は道鏡の再来なのか?
そして、石破氏は、想像するだけで恐れ多いことだが、もし天皇陛下に問題があれば、他の人物に変えるべきだとでも思っているのか?天命思想とはそういうことだが?
やはり、このような軽率な軽すぎる人物には総理は務まらないし、天命が下りることもまずない。ましてやこのような人物を国民や国会議員が選ぶとも思えない。メディアが流している次期総理候補情報もおなじみの情報操作だと思っていただいて間違いない。
皆さん、メディアの嘘には本当に気をつけましょう。