中国が新たなる領土拡張を目論む!そしてオーストラリアも中国の南シナ海での主張を一蹴!!石破さん、中国は世界から警戒されていますよ!
各国と軋轢を生み続けている中国。南シナ海では領有権を主張し、周辺国と対立。東シナ海では、日本固有の領土である尖閣諸島の奪取を目論んでいる。
陸上では、インドとの国境問題を抱え、先日には死傷者がでる事態も発生した。(参考)そして今度は、ブータン東部の領有権を主張し始めた。
習近平国家主席率いる中国政府。領有権主張の横暴
中国が新たな領有権の主張に打って出た。それはブータン東部の領有権だ。中国とブータンの間では、国境画定交渉が行われてきたが、国境の画定には至っていない。
そして、その国境画定に向けた交渉の中で、中国は、ブータン東部の領有権を主張したことは過去に一度もなく、突如、領有権を主張し始めた。
(略)
中国がブータン東部「サクテン野生生物保護区」の領有権に言及したのは、6月初旬にオンラインで行われた国際機関「地球環境ファシリティー(GEF)」の会議。議事録によると、中国側代表は「ブータンとの係争地に位置し、両国の国境画定協議の議題になっている」と表明。ブータン側代表は「係争地として協議したことはない。中国の主張を完全に拒否する」と反発した。
中国外務省の汪文斌副報道局長は今月21日の記者会見で「(ブータン)東部、中部、西部いずれも長らく未画定の係争地がある」と述べた。
保護区の東はインドが実効支配するアルナチャルプラデシュ州に隣接し、中国は同州も「南チベット」と呼んで領有権を唱える。インドでは、中国のブータン東部をめぐる動きは「アルナチャルプラデシュ州への干渉を強める」(ヒンズー紙)狙いがあるとして、警戒感が高まっている。
(略)
突然の領有権の主張。先日、国境で衝突したインドを牽制する狙いとの指摘もあるが、この突然の領有権の主張は、1971年に突如、領有権を主張し始めた尖閣諸島のケースと瓜二つだ。(参考)
ブータン東部の地域も尖閣諸島と同様に、中国の覇権確立へ向けた動きなのだ。
中国のこのような動きが、最も活発なのが南シナ海だ。その南シナ海をめぐって、日本と基本的価値観を共有する国、オーストラリアが中国政府に対して立場を鮮明にした。オーストラリアはこれまで非常に中国との関係が深い国であったが、それがこうした反応をしたことは驚くべきことである。
南シナ海で領有権を主張する中国を、オーストラリアが一蹴!
中国は、南シナ海を我が物顔で蹂躙している。人工島を建設し、そこに基地も建設。さらには行政区をも設置した。
そして、周辺国に対しては、強硬な姿勢を崩さず、対立している国の1つであるベトナムの漁船を沈没させるという事件も起こしている。(参考)
そんな中国の目に余る行動に対して。オーストラリアが立場を鮮明にした。
オーストラリアは23日、中国が南シナ海における領有権や海洋権益を主張していることについて、「法的根拠がない」として中国の主張を正式に退けた。中国との緊張が高まる中、アメリカと今まで以上に足並みをそろえるかたちとなった。
オーストラリアはこの日、国連に宛てた宣言の中で、南シナ海の大部分を占める中国側の主張には「法的根拠がない」とした。中国側は反応を示していない。
これに先立ち、アメリカは南シナ海での中国による活動の一部は「不法」だと批判している。
(略)
オーストラリアが立場を鮮明にしたことによって、中国の南シナ海の領有権の主張を受け入れる国がないことが、改めてはっきりした。
ブータン東部の領有権を主張し始めた中国、そして南シナ海では、中国包囲網が形成されつつある。各国が中国に対して警戒を強める中、こともあろうに日本の政治家で、中国に対して媚びている人物がいる。それがポスト安倍の一人として目されている石破茂氏だ。最もポスト安倍という虚像はメディアによって作られた印象操作なのだが。
香港情勢をめぐって各国が厳しい対応をしている中、「礼儀は礼儀として、きちんと尽くさねばならない」との妄言を発した。(参考)その後、石破氏は、自身のブログで軌道修正を図ったが、石破氏が仮に総理の座に就いた場合の外交姿勢を、多くの国民が心配したはずだ。
石破氏が、安倍総理の後、総理の座に就いた場合、安倍総理が培ってきた国際社会における日本への信頼が水泡に帰すばかりか、中国に対して従属することにすらなりかねない。
中国が周辺国にとって悪夢であるように、石破氏が総理になることは、多くの日本国民にとって悪夢としか言いようがない。逆に言えば、中国にとって、石破総理こそが救いであり、喜びなのだ。