枝野代表「李登輝氏は尊敬する政治家」 → 立民、弔問団に不参加報道 → 立民、親韓派の中川議員を派遣と発表 → 枝野さんは行かないの?そして、人工透析中に命懸けで訪台した森元総理と頼んだ安倍総理の日台友好の信念!!
アジアが誇る、民主主義の巨人である李登輝元総統が亡くなった。
これに対し、枝野代表は「尊敬する政治家」などと発言した。にもかかわらず、立憲民主党は、台湾への弔問団に参加しないとの報道が出た。そして、報道後に、今度は親韓派の中川正春議員を派遣すると発表したのである。どうしようもないドタバタ劇だ。
一方、人工透析中という悪天候で帰国が遅れれば、命に係わる状態で訪台したのが森元総理であり、それでも元総理を世界で最も早く弔問させることで、日台友好への強い意志を示したのが安倍総理なのである。
枝野代表「李登輝総統は尊敬する政治家」 → 立民、慰問団に参加せず報道 → 立民、親韓派の中川議員を派遣すると発表 → 枝野さんは行かないの?
7月30日、李登輝元総統が亡くなり、枝野代表は以下のようにコメントした。
心より哀悼の意を表します。
「尊敬する政治家は誰ですか?」と良く聞かれますが、直接お目にかかった先輩の中では迷うことなく李登輝先生です。⇒台湾 李登輝元総統が死去 97歳https://t.co/tzkfreKe8h
— 枝野幸男 りっけん 立憲民主党 (@edanoyukio0531) July 30, 2020
しかし、枝野代表のTwitterは2017年に開設したが、これ以前に李登輝前総統には触れていない。勿論、2009年や2014年に、「尊敬する李登輝総統と会談した際、「政治は時間の関数である」と言われた」などと、たまに発言しているのも事実だが、「尊敬」の念が強いのかどうか疑わしいところだ。
しかも、立憲民主党は、最初は、弔問団に参加させるつもりがなかったとしか思えないのである。とんだ尊敬があったものだ。
台湾の李登輝元総統の死去を受け、超党派議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)の会長を務める自民党の古屋圭司元国家公安委員長らが7日、国会内で記者会見を開き、弔問団を9日に日帰りで派遣すると明らかにした。
(中略)
立憲民主党は「適任者がいないという連絡があった」(古屋氏)として参加を見送った。
今、台湾はまさしく中国の圧政と独裁に対抗する、アジアの民主主義の希望の星である。そして、その基礎を作ったのが李登輝総統なのである。
しかし、古屋圭司元国家公安委員長によれば、「立憲民主党は適任者がいないと通告してきた」のである。李登輝総統を尊敬しているという枝野代表に、最近まで台湾国籍もお持ちだった蓮舫議員、ナンバーツーの福山幹事長がいるではないか。
確かに8月9日は原爆追悼式典で枝野代表は難しいかもしれない。しかし、福山幹事長や蓮舫議員に時間的な難しさがあったとは、とても思えない。
そして、この報道が流れ、炎上し始めると立憲民主党は、慌てたのか、中川正春主義韻議員が参加すると言い出した。
いろいろな報道がありますが、台湾・李登輝元総統の弔問団に立憲民主党からも日華議連副会長の中川正春衆議院議員が参加されます。
— 福山哲郎・立憲民主党(りっけん) (@fuku_tetsu) August 8, 2020
これこそ「直ちに影響はない」話法だが、もしこれが最初からなら、「参加しないと言ってきた」とした古屋議員に抗議するはずであるし、誤報だと言うであろう。どう見ても、後から慌てて決めたとしか思えない。
そして、中川議員という人選すらも慌てて決めた感でいっぱいだ。なぜならば、この中川議員は、日華議連副会長ではあるものの、「安倍総理の睡眠障害を勝ち取ろう」という問題発言や親韓派としても有名だからだ。
なぜ、福山幹事長や蓮舫議員が訪台しないのか。台湾にゆかりのある蓮舫議員ならば、台湾での注目も高まったであろうに。せめて、民進党という名前を過去にパクったことを蔡英文総統にお詫びくらいしたらどうなのか。
人工透析中に命懸けで訪台した森元総理と頼んだ安倍総理の日台友好の信念!!
一方、光ったのは安倍総理の判断だ。
まず、この弔問団は世界初という迅速さだ。
そして、安倍総理は、元総理であり、派閥の大御所である森元総理を団長に選んだ。古屋氏が記者会見で指摘したように、森元総理については「特使などではないが、実質的には安倍総理の名代」だったのである。
また安倍総理の実弟である岸信夫参議院議員も参加している意味も大きい。彼もまた、安倍総理の名代である。
現役総理の実弟と兄貴分の元総理が弔問に訪れる意味の大きさは明らかだ。それだけ安倍総理が台湾を重視しているという世界と台湾へのメッセージでもあり、台湾の国際的地位の向上につながるということだ。
いったい、森元総理と総理の実弟が訪問する国が他にあろうか。
しかも、森元総理は、抗ガン治療中の上に、2日に1回の人工透析中の身だ。もしも悪天候や中国側の嫌がらせで帰国が遅れれば、文字通り命に係わる。それだけ命懸けだったのである。
安倍総理、森元総理の日台友好への意志、そして、立憲民主党の口先だけの態度がよくわかるのが、今回の訪問団だったと言えよう。