尾身茂会長「感染拡大はだいたいピークに達したとみられる」
新型コロナウイルスに関する日本感染症学会のシンポジウムが20日、東京都内で開催され、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長らが感染拡大の現状などについて見解を明らかにした。
尾身氏は「全国的に見ると(感染拡大は)だいたいピークに達したとみている」との認識を示した。同分科会メンバーの押谷仁・東北大教授も「大都市で数万人が死亡し、医療が崩壊するといった最悪のシナリオが起きる可能性は低まってきた」と指摘。ただ、接待を伴う飲食店を中心としたリスクについて、さらに低減させる必要があるとした。
また尾身氏は、クラスター(感染者集団)の発生が続く中、どんなに注意しても現状では完全な感染予防は不可能だと強調。「こういった状況では不安が生じるが、心の持ちようや対処方法を考えておき、冷静に対応することが重要だ」と述べた。
その上で「新型コロナの実態は、この半年でかなり分かってきた。クラスターが見つかることは不安ではなく、制御できる機会の発見で安心につながると考えてほしい」と提言。さらに国に対し、医療機関への人的、財政的な支援を迅速に行うことなどを求めた。
押谷氏は今後の社会のあり方について「全ての場でリスクゼロを求めると、社会や経済の活動を著しく制限せざるを得なくなる。新型コロナを正しく評価し、どこまでリスクを許容するかについて社会のコンセンサス(同意)を得ていくことが必要だ」と指摘した。
https://www.sankei.com/life/news/200820/lif2008200046-n1.html
尾身会長などの専門家は政府に忖度して、政府にとって耳ざわりの良いことを言うのではなく、もっと科学的な立場からGoToや帰省の検証、必要な対策について毅然として物申してほしい。結果ありきの対策会議や政府の顔色をうかがうコメントは必要ない。
東京都と政府の重症者基準が異なることで議論が喧しいが、分科会が示して政府が了承した病床の逼迫具合を判断する指標目安の方が問題が大きい。
ステージⅣの指標目安は病床全体あるいは重症者用病床の「最大確保病床」の占有率50%以上となっており、東京でいえば重症者用病床の「最大確保病床」500床の半分の250人以上もの重症者が出ないとステージⅣとはならない。
何かおかしくないか?
東京の重症者用病床は150床を今週やっと確保できたところであり、500床とは3月時点で都が計画した感染ピーク時の確保目標に過ぎない。
現実離れした指標を用い続ければ、事態が悪化した際には重症者用病床が満床になっているにも関わらず適切な判断がなされず、手の施しようが無くなる可能性がある。
・ 感染者・非感染者が大都市/観光地で混ぜられた
・ 気をつけている日常生活とは違う「移動中/帰省/旅先」での感染があり得る
・ 移動した人たちが大都市に戻ってきている
ですから、カーブがそのまま下がり続けるのか、それとも再上昇するのか、経過を追わないとダメでしょうね。
地方では未だ微熱が続く程度では保健所では検査をさせてもらえない。
これでピークに達したなんて言ってるのは、現状を知らない、机上の空論だけで語るいかにも無能な権力者だと思う。
これから一旦収まって、秋口から増加し始めたら次は第3波なのかな。
現行法で強制できることは強制してやらないと。
現行法でできないことは国会開いて改正しないと。
ここもそんなコメントで溢れ返ってるわ。