蓮舫氏、国民の82%が期待しない新党は「熟議を重んじる!」と珍説を豪語!!えっ!自民党も公明党も部会の段階から「熟議」していますよ!!そもそも山尾議員が「立民は熟議がない!」と批判してましたよ!!
野党が、度々、国会審議の際に持ち出していた「数の力」。野党第一党の立憲民主党も「数」が欲しくなり、合流の運びになった。
今回の合流に対して、大きな理想を描いた人物がいる。それが蓮舫氏だ。蓮舫氏の理想は、極々当然のもの。立憲民主党で叶えられなかった理想が、合流新党で叶えられるとは到底思えない。
合流新党、期待を寄せるのは当事者のみの悲しい現実。
立憲民主党と国民民主党が、玉木雄一郎国民民主党代表らは合流しないにしろ、解党し、新党を結成する運びになった。
合流する当事者たちは、「次の政権を担うのは我々だ」と威勢が良い。しかし、毎日新聞が実施した世論調査では、衝撃的な数字がでた。
立憲民主党と国民民主党が合流して結成する新党は、衆参両院で100人超の規模になるが、国民は玉木雄一郎代表ら数人が参加しない方針だ。この新党に期待が持てるかを聞いたところ、「期待が持てる」は17%にとどまり、「期待は持てない」が68%に上った。「関心がない」も14%あった。
支持政党別では、立憲支持層の7割は、新党に「期待が持てる」と回答したが、国民支持層の半数以上は「期待は持てない」と答えた。無党派層で「期待が持てる」は1割のみだった。
期待が持てないと答えた人が68%、関心がないと答えた人14%もいたのだ。無党派層に至っては、たった1割しか期待していない。
なんともお寒い船出になりそうな合流新党。そんな合流新党で理想を叶えようとする人物がいる。それが蓮舫氏だ。
政党観を語った蓮舫氏。その政党観、立憲民主党では無理だった??
立憲民主党の副代表を務める蓮舫氏。今回結成される合流新党に大きな期待をしているようだ。その上で自身の政党観を次のように語った。
立憲民主党の蓮舫参院議員(52)が12日、自身のツイッターを更新。国民民主党との合流を巡り、自らの政党観を明かした。
(略)
「立憲主義と熟議を重んずる民主政治を守り育て、人間の命とくらしを守る、国民が主役の政党。『自由』と『多様性』を尊重し、支え合い、人間が基軸となる『共生社会』を創り『国際協調』をめざし『未来への責任』を果たす」と、つづった上で「安倍政権にない姿勢を基本理念にした政党を」と決意表明していた。
蓮舫氏が語った「熟議」。普通の政党なら熟議をするのが当たり前だ。
自民党も公明党も政務調査会の部会で議論を積み上げ、まさに「熟議」を尽くしてから法案を提出している。政務調査会がロクに機能しなかった民主党政権、現在進行形で機能しているとは思えない立憲民主党こそ熟議が欠如している。
蓮舫氏の発言を見る限り、この当たり前のことが立憲民主党では、できていなかったのだろう。
立憲民主党が、蓮舫氏の理想と程遠いものであったことは、ある議員の発言からも伺える。山尾志桜里氏だ。山尾氏は、立憲民主党を離党する際、次のように立憲民主党の姿勢を批判していた。
(略)
山尾氏は先週成立した改正新型インフルエンザ対策特別措置法の衆院本会議採決で、党方針に逆らって反対した。会見で山尾氏は、党の意思決定をめぐり議員同士の議論が少ないとして「風通しはよくない」と批判。枝野氏が掲げる立憲主義に関しても「後退している」と指摘した。
風通しがよくなく、濁り切った立憲民主党。まるで相撲部屋だ。やっていたことは、蓮舫氏の理想と大きくかけ離れていたものだったようだ。
立憲民主党以外から、合流新党に参加する議員は、立憲民主党の党風に衝撃を受けるに違いない。
多くの国民が期待を抱かない合流新党。野合に野合を重ねる野党議員に、多くの国民が期待しないのは至極当然の流れだ。
今は、新型コロナウイルスという国難の時。野党の茶番劇に付き合う時間など、誰も持ち合わせていない。