石破さん、自分が有利なルールにしろと自分で主張してしまう。人望のなさを自覚！？そして、総裁選の方式にイチャモンをつける安藤優子さん、あなたは自民党員なの？そもそも熱中症パワハラの件の反省が先では？
権力闘争において、自分に有利なルールを選ぼうとするのは当然である。しかし、それを自分で言ってしまってはおしまいである。
しかし、ここにそんな人物がいる。メディアだけの一押し候補石破氏である。彼は自分に有利だと考える、全党員投票にしろと主張しているのだ。しかし、党員投票を省略して両院議員総会で決める場合でも、各都道府県連が3票ずつの投票権を持っていることから、党員の声を反映できるのだが。
また、フジテレビの熱中症になったスタッフをへらへらして追い詰めた安藤優子氏が党員投票をしろと主張しているが、安藤氏はいったいいつ自民党員になったのか？
石破さん、自分に有利なルールにしろと自分で主張してしまう。しかも、予備選は実質的に実施されるのに…
８月３０日、石破茂元幹事長は、党員投票を省略して両院議員総会で新しい総裁を選ぶ方向で調整が進められていることについて「民主主義にもとるやり方で総裁を選ぶことはあってはならず、党員が選んでいないことがついて回れば、新しい総裁が強力な政治を進めるにあたってハンデになる。きちんとした選挙にすることが当面の仕事だ」と述べた。
つまり新しい総裁は、党員投票を省略せずに選出すべきだというのである。
全く関係のない議員が言うならわかるが、石破氏本人が自分が勝てそうなルールにしろというのは、みっともなさすぎる。恥ずかしい限りだ。
そして、これは意外と石破氏が自らの現状をよく知っているということだ。石破氏にとって、直接話したことのある国会議員や各都道府県連からは人気がない、つまり、石破氏は国会議員に人望がなく、それを本人も自覚しているということだ。
しかも、これは石破氏の我田引水だ。例えば、世耕参議院幹事長は両院総会で党員の声反映できると指摘し、石破氏の党員の声が反映できないという説が間違いだと明確に主張している。
世耕参議院幹事長は、ＮＨＫの「日曜討論」で、「新型コロナウイルスへの対応に加え、安倍総理大臣は、体調が予断を許さないと言っており、1日も早く次の総理大臣を決める必要がある。
両院議員総会でも各都道府県連が3票ずつ持っている」と述べ、党員投票を省略して両院議員総会で決める場合でも党員の声を反映できるという認識を示しました。
まさにその通りだ。安倍総理の体調が万全でない中、今は一刻も早く後継の総理を選ぶ必要がある。そうなれば、両院議員総会で決するのが最善であろう。党員の代表である各都道府県連は両院議員総会に参加し、各々３票ずつ持っている以上、これによって党員の意見は反映されるのである。
また、さらに党員の意見を反映すべく、各都道府県連では予備選挙を行う動きが広がっている。まさに米大統領選挙と同じ方式である。これが党員の声を反映できないのであれば、米大統領選挙は国民の声を反映できていないことになる。
例えば、神奈川県連では予備選を行う方向で進んでいるという。
総裁選の方式にイチャモンをつける安藤優子さん、あなたは自民党員なの？そもそも熱中症パワハラの件の反省が先では？
このように最短で後継総理を選びつつ、党員の意見を反映するバランスの取れた選択を自民党が選びつつある一方、自民党員でもないだろうにいちゃもんをつける人物がいた。
フジテレビの安藤優子氏である。
ニュースキャスターの安藤優子氏(61)が31日、フジテレビ「直撃LIVE グッディ！」（月～金曜後1・45）で、ポスト安倍晋三首相をめぐる自民党総裁選に苦言を呈した。
（中略）
現時点で永田町では両院議員総会実施が有力視されており、安藤キャスターは「簡単な言葉で言うと、これだけ党員の方に人気のある石破さんを総裁にしないようなための工作じゃないかというふうに勘繰られてもしょうがない」と指摘。
「もっと簡単に言えばこれ、石破潰しじゃないかとまで言われてる訳ですよ」とまで述べ、「そんな露骨なやり方をしたらせっかく安倍さんがいい辞め方をされようとしているのに、そこに水をぶっかけるようなものじゃないかと私は反対に思うんですけどね」と続けた。
意味不明だ。石破氏は人気があるというが、突出しているわけでもない。調査によっても大きく結果は違っている。
そもそも、安藤氏は自民党員なのか？党員でもないのになぜ、こんないちゃもんをつけるのか。すでに述べたように党員の声を反映する仕組みが組み込まれているのに。
そもそも安藤氏には、こんなことを言う資格はない。以下の動画をご覧いただきたい。
【悲報】ニュースキャスター安藤優子さん、熱中症の疑いがある現場記者を全く心配せず炎上してしまう pic.twitter.com/NRG528gJpV
— 滝沢ガレソ (@takigare3) August 19, 2020
先日、炎天下での中継をするスタッフが熱中症の症状を訴え、意識朦朧で限界を訴えたのに、冷酷非情にも中継を続けるよう強制したのである。
しかも、上記ご覧いただければわかるように、中継後もへらへらとしている。
こんなパワハラ気質の人物に「石破潰し」などと他人を批判する資格はない。まずは自分の「スタッフ潰し」を反省すべきだ。なお、本件に関する安藤氏の謝罪も反省もいまだ皆無だ。
このように、今回の総裁選を両院議員総会で決するというのは安倍総理の体調が予断を許さない中、早期の引継ぎを行い、しかも党員の声を可能な限り反映するという意味では最善の選択なのである。