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女性自身、次期総理・菅官房長官が「ブーメラン発言を過去にしていた」と報じるも、悪質な切り取りによる印象操作だった!庶民出身の菅官房長官を世襲貴族のメディアの攻撃から守ろう!

安倍総理が辞意を表明したことによって、急遽、安倍総理の後継を決めなくてはならなくなった。

そこで、最有力候補として名前が挙がっているのが菅官房長官だ。菅官房長官が過去に、自身のブログで発信したことを週刊紙が取り上げ、「ブーメラン」と騒いでいる。

しかし、よくよく見てみるとブーメランでもなんでもない。当時の民主党の代表の選び方を厳しく批判しただけだったのだ。つまり、女性自身の悪質な印象操作なのだ。

菅官房長官にブーメランとはしゃぐ週刊紙のおそまつさ

菅官房長官が批判していたのは、2011年の民主党代表選だ。この代表選は、菅直人氏が辞意を表明したことによって開催されたもので、結果は、野田佳彦氏が当選し、首相の座に就くことになった。

この代表選について、菅官房長官は、次の批判をしていたと女性自身は報じた。

<民主党はたった2日の選挙戦で、議員の投票だけで代表を選ぼうとしています。 民主党内で政策論争はほとんど見られず、候補者は民主党議員の顔色をうかがい、多数派工作に終始しています>

2011年8月27日、当時与党だった民主党を厳しく批判していたのは菅義偉官房長官(71)だ。東日本大震災への対応をめぐって批判を受けていた菅直人首相(当時、73)が辞意を表明したことで、(中略)投票権は国会議員に限定され、一般党員やサポーターの投票は認められなかった。当時野党議員だった菅長官は、そんな民主党の姿勢を自身のブログ「意志あれば道あり」で厳しく批判したのだ。

<与党の代表を選ぶことは、日本の総理大臣を決めることであり、本来なら候補者が自らの考え、政策を広く国民にも示し、議論を深めるべきものです>

与党の代表選のあり方をこう定義したうえで、自分が所属する自由民主党をこう誇った。

<自民党が総裁を選ぶ際には、全国で遊説を行いって国民に広く考えを示し、政策論争を深めてきました。 谷垣総裁も、国会議員だけでなく党員・党友も投票して選ばれています>

(略)

引用元 菅長官「民主党は議員だけで代表選」過去の批判がブーメランに

この菅官房長官の当時の批判が、どこがブーメランになるのか。いまいちわからない。ちなみに、官房長官記者会見で、数々の珍伝説を残した望月衣塑子氏は、菅長官の悪口がうれしいのか、この話題を取り上げていた。

しかし、実際は違うのである。以下、菅官房長官の当時の発言がブーメランなのか検証してみよう。

菅官房長官の発言は、ブーメランではない!!

「民主党は2日間の選挙戦」「本来なら候補者が自らの考え、政策を広く国民にも示し、議論を深めるべきものです」との菅官房長官の過去の発信。

この点を見てみると、自民党と民主党の決定的な違いを指摘しているのだ。それは菅官房長官のブログのタイトルにも入っている「責任」についてだ。

自民党も短期間の選挙期間で、総裁選を実施したことはある。第一次安倍政権から福田政権に替わる時だ。この時は2007年9月14日告示、9月23日投開票という日程だった。

しかし、決定的違うことがある。それは「本来なら候補者が自らの考え、政策を広く国民にも示し、議論を深めるべきものです」の部分だ。

自民党は、短期間の選挙戦だった2007年総裁選の際でも、演説会を渋谷駅ハチ公前、大阪難波高島屋前、高松三越前、仙台フォーラス前と実施し、政策を広く国民にも示した。

(出典 朝日新聞)

方や民主党はどうだったかというと、2011年代表選では、日本記者クラブ主催の共同会見、党主催候補者討論会を実施はしたが、国民に直接政策を訴えかける場所は、設けられなかった。

(出典 日テレNEWS24)

菅官房長官のブログは、この点を指摘しているのだ。どこにブーメランの要素があるのか。

「谷垣総裁も、国会議員だけでなく党員・党友も投票」との発信もひも解くと、ブーメランの要素はない。

谷垣禎一氏が総裁に就いた2009年の総裁は、麻生太郎氏の辞意表明を受けてのものだったが、総裁任期満了を受けて実施されたもの。つまり、メディアでいうところのフルスペックの総裁選なのだ。よって当然、党員・党友も投票した。

メディアは、石破茂氏の援軍なのか、やたらとフルスペックの総裁選の実施を求めている。が、自民党の鈴木総務会長の発言が全てだ。

任期途中で辞任した場合、総裁選をフルスペックで実施したことはないのだ。

メディアは石破氏に肩入れしたいがために、事実を報道していないとしか思えない。

菅官房長官の過去のブログでの発信をブーメランと取り上げた女性自身は、なにをもってブーメランと言ったのか皆目見当がつかない。

もちろん、過去の総裁選時は、今のような感染症の危険はなかった。今は新型コロナウイルスという誰もが経験をしたことがない状況だ。自民党が総裁選で行ってきたような、街頭演説の実施は、難しいかもしれないが、新しい開かれた形で、候補者の政策を聞く機会はあるはずだ。

メディアの報道姿勢を見ていると、メディアの意中の人物が総理総裁にならない限り、メディアの偏向報道は止まらないのだろう。菅官房長官、茂木外務大臣、岸田政調会長は些細なことでいじめ、ぼろくそに批判するくせに、石破氏だけはスルーどころか持ち上げているのが、その典型だ。

菅官房長官は、久しぶりの非世襲・庶民出身の総理になる可能性が高い。そして、それは世襲でありながら、庶民目線で庶民を大事にする政治を行ったことで、エリートの反発を受けた安倍総理に通じるものがある。

世襲の貴族出身の石破氏とは正反対でもある。なお、望月記者も世襲の記者だ。

その菅官房長官を印象操作で貶めるメディアは、まさに国民の敵だ。猛省を促したい。

(出典 ダイヤモンドオンライン)

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