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潰瘍性大腸炎により19歳で人工肛門になった現職の医師が、「安倍総理の病気への批判には、誤解が多く、現在、治療している患者さんをも傷つける言葉だ」と指摘!!明らかになる国事に奔走した安倍総理が抱えた難病の重さ!

安倍総理が辞任を表明して、現在はポスト安倍に向けて、自民党が大きく動いている。

誰が次の総理大臣になるのか関心は尽きないが、現段階では、大きな変革ではなく、安倍総理の志を継ぎ、更に昇華させることを政治知新は望む。

それよりも、看過できないのが、先日の立憲民主党の石垣のりこ議員が投稿した「大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物」と同じように、安倍総理が持病を抱えつつ総理大臣であったことに、批判的な意見が多く見受けられたことだ。

日本には、病を抱える人に対して、未だに偏見的な考えを持つ人が多数いることが解ったと同時に、残念な気持ちになった。

潰瘍性大腸炎とは何なのか?それを知らずに批判するから多くの誤解が生まれる

潰瘍性大腸炎というのは、発症の原因も解明されておらず、また、完治させる治療法も見つかっていない為、国の難病指定になっている。(詳しくは⇒ 難病情報センター

読売新聞の医療・介護・健康情報サイトで、潰瘍性大腸炎について書かれている記事があったので紹介したいと思う。

執筆者自身も同じ病気に罹り、「19歳で人工肛門、現在医師」ということだ。

安倍首相が、持病の潰瘍性大腸炎の悪化により辞任を表明されました。「病気があるなら、総理大臣になるべきではなかった」「会食ばかりしていたから病気が悪化した」など、批判の声が散見されましたが、ここには多くの誤解が含まれています。

(出典 安倍晋三Twitter)

引用元 潰瘍性大腸炎「19歳で人工肛門、現在医師」の僕が今、伝えたいこと

冒頭から、上記のような言葉が綴られている。

つまり、この病気がどういうものか理解していないのに、闇雲に非難するべきではないということだ。

寛解期は疾患の無い人と同じ生活が送れる。食事も仕事も制約されない

この中では、病気や症状について、詳しく書かれていて、最大の特徴として次のように記されている。

この病気の最大の特徴は、寛解期(調子が良い時)と活動期(悪化している時)を繰り返すことです。たとえ真面目に治療を行っていても、節制をしていても、急激に体調が悪くなってしまうことはあるのです。

中略

定期的な検査や治療は必要ですが、すぐに命にかかわる疾患ではないため、寛解期であれば疾患がない人と同じように仕事や日常生活を送れますし、妊娠や出産も可能です。もちろん、会食も可能です。活動期にも治療の選択肢は様々あり、入院せずに病気と付き合う方法を見つけられる可能性は十分にあります。

潰瘍性大腸炎の患者は、首相だけでなく、スポーツ選手やタレント、外科医と、様々な職業に就いています。僕が診ている潰瘍性大腸炎の患者さんにも、大企業の管理職など様々な方がいます。就業に制限をかける医学的な必要性はありません。

(安倍総理の他にも、プロ野球の安達了一選手や、タレントの若槻千夏さん、高橋メアリージュンさんも潰瘍性大腸炎と闘っていた)

引用元 潰瘍性大腸炎「19歳で人工肛門、現在医師」の僕が今、伝えたいこと

つまり、寛解期であれば、生活に制限もなく、運動しようが、何を食べようが、どんな仕事に就こうが構わない病気ということだ。

ネットでは「病気持ちのくせに会食ばっかりしていた」という声もあったが、上記のように、寛解期であれば疾患がない人と同じように、仕事や日常生活を送っていてもいいわけだ。安倍総理が、以下のフードファイターのような食事をしていたのなら、話は別だが。

とはいえ、会食も政治家にとっては、重要な仕事のひとつだ。党内の議員や各界著名人や記者や友人などと、食を共にすることで、国内外の情勢を知ることができる。官邸にこもっていては世論も、国民の暮らしも、国際情勢も、政局もわからない。

また、海外要人とのコミュニケーションのための会食も、安倍総理が外交を成功させた要因だ。しかも、安倍総理はちょっとだけ口をつけただけだったという話もある。

記事でも「病気は誰にでも起こり得ます。難病があるからといって、就業に制限があったり、会食が非難されたりするようなことがあってはならないと思っています。」と書かれている。

(トランプ大統領と会食する安倍総理 出典 朝日新聞)

批判している人は、海外要人との会食で、「安倍総理はお粥をすすってろ」とでも言いたいのだろうか?そんな事をしたら、「日本はこんなリーダーで大丈夫か?」と不安がられるだろう。健啖家であることを見せねばならない時もある。

むしろ、総理大臣の激務で約8年の長期の間、症状が出なかったことに感謝

この記事では、最後にこう記されている。

安倍首相に向けられた言葉の中には、「病人は病人らしく、わきまえて過ごすべきだ」といった趣旨のものがありましたが、これらは現在、治療している患者さんをも傷つける言葉だと思い、筆をとりました。

疾患を持つ方の人生を「病気があるから」と制限するのではなく、病気の特徴を知り、その人の能力が最大限発揮されるよう、協力し合える社会になればいいなと思っています。

引用元 潰瘍性大腸炎「19歳で人工肛門、現在医師」の僕が今、伝えたいこと

安倍総理も、自分の体の事は、誰よりも理解しているはずだ。

そして、理解しながら、十分に能力が発揮できる間は、日本を引っ張ろうという決意もあったはず。

むしろ、総理大臣の7年8か月のあいだ、症状が出なかったことに感謝すべきではないだろうか。

(出典 産経新聞)

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