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先月の石破さん「多くの方々が石破総裁を見てみたいとおっしゃっている!」 → 今月の朝日新聞の世論調査では、菅官房長官支持38%、石破氏支持25%なんですが…石破さんの理屈では出馬辞退すべきでは?

先月末、石破茂元幹事長は、メディアの世論調査を根拠に「多くの方々が石破総裁を見てみたいとおっしゃっているわけだし」「それだけの期待があるという責任は自分にある」などと、主張した。

しかし、今月の朝日新聞の世論調査では、石破氏の支持が急落し、次期総理として菅官房長官を望む声は38%、石破氏は25%となった。しかも、自民党支持層では49%が菅官房長官を支持している。

まさに石破氏の理屈では出馬を辞退すべきという大ブーメラン現象が起きているのだ。

先月の石破さん「多くの方々が石破総裁を見てみたいとおっしゃっている!」 → 今月の朝日新聞の世論調査では、菅官房長官支持38%、石破氏支持25%。自民党支持層は49%が菅総理を待望!!

8月29日のTBS「報道特集」に出演した石破茂氏は、「多くの方々が石破総裁を見てみたいとおっしゃっているわけだし」と主張した。

自分で自分に人気があるなどと言ってしまう時点で、謙虚さの所在を疑ってしまうが、ほかにも石破氏は同時期に以下のような主張をしていた。

自民党の石破茂元幹事長は31日夕方、(中略)各種世論調査で自身の名前を挙げる人が多いことについて尋ねられると、「数字を見て舞い上がっていけない。ただ、それだけの期待があるという責任は自分にある。あらゆる意味において、それを裏切らない自分でなければならない」と答えた。

引用元 党員投票「やらない理由がない」…石破元幹事長、出馬は「そう遠くない時期に判断。期待を裏切らない自分でなければならない」

つまり、石破氏の主張によれば、世論調査で人気が下がれば、こたえるべき期待も責任もないことになる。

皮肉なことに、その直後の世論調査で石破氏の人気は一気に急落したのだ。

朝日新聞社は2、3日に世論調査(電話)を行い、辞任を表明した安倍晋三首相の後継に誰がふさわしいかを聞いた。菅義偉官房長官が38%で最も多く、石破茂・自民党元幹事長が25%で続き、岸田文雄・同党政調会長は5%だった。

引用元 次期首相ふさわしいのは「菅氏」最多 朝日新聞世論調査

しかも、驚くべきことに菅官房長官38%、石破茂氏25%と、菅長官が一気にトップに躍り出たのだ。しかも、自民党支持層では菅長官49%、石破氏23%と圧倒的な大差となったのだ。

しかも、ここまでの高い菅長官への支持は、記憶にある範囲では石破氏の過去の最大値より高いものだ。

例えば、前回の朝日新聞による世論調査は6月20、21日に行われたが、石破氏は31%、小泉氏は15%、河野氏が9%、岸田氏が4%、菅氏は3%であった。

要するに、菅官房長官は、石破氏の全盛期よりも高い支持を国民全体から、そして、自民党支持層から受けているのである。

石破さんの理屈では、もはや出馬辞退すべきでは?

そうなると、石破氏の理屈では、「多くの方々が菅総裁を見てみたいとおっしゃっているわけだし」「それだけの期待があるという責任は菅官房長官にある」ということになり、石破氏よりも菅官房長官がふさわしいということになる。

そして、多くの国民の期待を失い、石破総裁を見たいとも思っていない石破氏は出馬を辞退すべきということになる。

石破氏は、自らの主張を正しいと思っているならば、今からでも遅くはないから出馬を辞退すべきだ。

少なくとも、国民の「納得と共感」は菅官房長官にあり、石破氏の出馬辞退が「正直・公正」な道だ。


さて、最後になぜ、こんなことになるのかを述べよう。要するに、これはいかに今までのメディアの報じない自由と印象操作が悪質であったかを証明している。

テレビを中心に、ポスト安倍が石破氏でしかないように報じるから、世論調査では石破氏に支持が集まっていた。他に誰も知らないのならば当然だ。

しかし、いざ総裁選が始まると、菅官房長官をメディアも候補として報じざるを得ず、国民に次期総理候補として認知が広がり、支持が広がったというわけだ。

また、国民が安倍総理の辞職により、メディアが隠していた安倍政権の良さを再認識し、安倍総理の衣鉢を継ぐ菅官房長官に支持が集まったということも大きいだろう。まさに安倍ロスも起きているということだ。

今回の件は、こんなメディアの印象操作と報じない自由で作り上げた儚い一時の世論を信じた石破氏の不見識を明らかにし、テレビを中心とするメディアの悪質さをはからずも証明したのである。

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