米国が中国の核弾頭の急増を懸念!今後、現在の200発が倍増する見込み!外交面での実績なき石破氏には総理総裁は務まらない!国際危機の時代に必要なのは、菅長官や岸田元外務大臣のような外交通だ!!
国際社会の大きな懸念がアメリカと中国の対立の激化だ。香港、南シナ海、ウイグル問題等で、両国の溝は深まっている。
アメリカが中国の言動を注視していることは間違いない。その中、アメリカの国防総省が、中国の軍事動向に関する報告書を発表した。
アメリカ、中国の対立が深まる中、安倍総理の後継を選ぶ自民党総裁選に立候補した石破茂氏に不安定な国際社会を乗り切るだけの手腕があるのか、大いに疑問だ。
アメリカが警戒!中国の核弾頭の増加!
経済成長を背景にした中国の軍事力の増加には、多くの国が警戒している。空母を始め、兵器の近代化に中国は躍起になって取り組んできた。
アメリカが今回、警戒を露わにしたのが、中国が保有する核弾頭についてだ。
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アメリカ国防総省は1日、中国の軍事動向を分析したことしの年次報告書を発表し、中国が保有する核弾頭の数の推計について、「現在のところ、運用可能な核弾頭を200個以上配備していて、今後10年間でその数を少なくとも倍増させる可能性がある」という見通しを示しました。
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アメリカ国防総省が発表した報告書では、核弾頭に対する懸念のほかに、核弾頭の運搬手段の弾道ミサイルについても記述があり、中国による2019年中の弾道ミサイル発射実験・訓練回数について、その他各国の合計より多かった、そして、中距離弾道ミサイルの保有も大幅な増加となっていると指摘した。
アメリカの指摘に対して、中国は予想通りの反応を示し、アメリカに対して反発した。
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これについて中国外務省の華春瑩報道官は、2日の記者会見で「アメリカの報告書は事実を顧みず、偏見に満ちたもので、中国の戦略的意図を故意にゆがめており、断固として反対する」と強く反発しました。
そのうえで「アメリカは時代遅れの冷戦思考とゼロサムゲームの観点を捨て、毎年、無責任な報告書を発表するのをやめるよう求める」と強調しました。
また、中国国防省も談話を出し「いわゆる『中国の軍事的脅威』を誇張して中国の国防政策を誤って解釈し、軍の近代化や国防費、核政策などを中傷している」と反論しました。
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アメリカと中国は、軍事面だけではなく、あらゆる分野で対立が深まっている。両国の対立が解消される兆しは一向に見受けられない。
大国同士の対立が深まっていく中、安倍総理という大宰相が辞意を表明し、新たな総理が、国際社会で日本の舵取りをすることになるが、その中で、国際社会との関係をみると懸念しかない候補がいる。それが石破氏だ。
総裁選に立候補した石破茂氏。外交が不得意??
石破氏は、外交安全保障に明るい政治家と思われてきた。防衛相も務めたこともあり、外交安全保障に明るいのも納得できる。しかし、夕刊フジが興味深い指摘をしている。それは、石破氏の「外交軽視」だ。
最大の懸念は、石破氏の「外交軽視」である。
石破氏は国際経験が乏しく、もっと自ら外遊して海外の要人と会ったり、彼らが集まるスイスのダボス会議などに出かけて、英語でスピーチなどをすべきである。
回りくどい話しぶりも良くない。ドナルド・トランプ米大統領には、韓国の文在寅(ムン・ジェンイ)大統領と同じように嫌われ、日本の国益を守れないだろう。
最近の月刊「正論」(9月号)のインタビューで、「(米国を取るか、中国を取るか)単純な二者択一」は許されないとか、米軍普天間飛行場の移設問題で「他の解(代替案)を見つける努力をすべき」と発言していたが、民主党の鳩山由紀夫元首相と同じ轍を踏みかねない。
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夕刊フジが指摘しているように、石破氏が外遊をしたという報道に、あまり触れたことがない。外国の要人と会談したという話は、最近だと、駐日中国大使と会談したということぐらいだ。(参考)
悪夢の民主党政権時代に訪米したが、国防総省の報道官にすら馬鹿にされてしまった過去も思い出される。
外交音痴!2010年の石破茂さん、米国防総省に押しかけるも、報道官から「日本の誰かと会ったかって?そんな会合があるなんて知らないよ」と記者会見でバカにされていた!!しかも辺野古移設を主張したのに…https://t.co/0IPzk6wF7z
#石破茂 #外交— 政治知新 (@seijichishin) July 21, 2020
そして夕刊フジの指摘でもっとも懸念すべきこと、それは、「民主党の鳩山由紀夫元首相と同じ轍を踏みかねない。」という点だ。石破氏が総理の座に就くことは「悪夢の民主党政権」の二の舞になる可能性があるというのだ。
石破氏が「悪夢の民主党政権」の二の舞になるなら、安倍総理が築き上げてきた国際社会の日本に対する信頼が、一気に失墜することになりかねない。
他の総裁選の候補を見てみると、菅官房長官は、昨年、官房長官としては異例の訪米をし、ペンス副大統領らと会談をし、北朝鮮問題等、幅広い分野で連携することに一致している。(参考)
岸田政調会長については、外務大臣を務め、オバマ大統領(当時)の歴史的な広島訪問を実現するなどの成果を残している。
総裁候補者を見ると、どうしても石破氏は、夕刊フジが指摘するように、「外交軽視」しているとしか思えない。少なくとも実績がないことは明らかであろう。
そして米国と中国が対立し、国際情勢がどんどん悪化し、緊張しているという国際社会の変化からしても、時代は石破総理の誕生を求めていないのだ。