北海道大学名誉教授が「学問の自由を守っているのは学会だ!」「党派性が存在する!!」と強烈に日本学術会議を批判!!問題だらけの日本学術会議!
多くの人が知り始めた日本学術会議の実態。「学者の国会」と称されていた姿は、そこにはなく、あるのは「学者の全人代」だ。
日本学術会議は、国の予算を投入された特別職国家公務員の集団でありながら、新規会員候補に対する菅総理の拒否権発動に対し、必死に抵抗している。政府の民主的なコントロールを拒もうとしている。
この学者ら、特に任命されなかった6人のうち、声を荒げて政府批判をしている人達をみると、世間一般が思い描く良識的学者とは大きくかけ離れていることがわかる。
世間の「学者」のイメージから大きくかけ離れた日本学術会議。その日本学術会議の問題点を、北海道大学の名誉教授が指摘し、批判を展開した。
「学問の自由」を守っているのは日本学術会議ではない!
今回の日本学術会議の新規会員の任命をめぐって、「学問の自由の侵害だぁぁぁ!」と政府を批判する野党の姿勢が目についた。
しかし、学問の自由が脅かされていることは他にある。そのことについて、北大名誉教授の奈良林氏は興味深い指摘を行っている。
だが奈良林氏は、学問の自由を脅かされているはずの学術会議の声明を錦の御旗として活動する、「軍学共同反対連絡会」のニュースレターに紹介されている「九条の会」などが、北大のみならず、北海道内の国立大学や全国の主要国立大学における学問の自由に実質的な圧力を加え、学問の自由を侵害した過去を明らかにした。
奈良林氏に取材を申し込み、改めて日本学術会議の問題点を訊いた。すると「この問題を考えるのに重要なのは学会の存在です」と言う。
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「日本には100や200を超える学会があり、どれも健全に機能しています。言論・学問の自由は保障されており、真面目で真摯な研究の結果であれば、たとえ政権を批判した論文であっても発表を禁止されるようなことはありません」(奈良林氏)
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奈良林氏によると、学会では学問の自由が保障され、自由闊達な議論が行われているとのこと。
確かに、日本学術会議法の規定を見れば、政府からの諮問、政府への勧告が想定されているが日本学術会議だ。その点を踏まえれば、日本学術会議が「学問の自由」の為に存在しているものではないことがよくわかる。
党派性を帯びていた日本学術会議
「学問の自由」が持ち出された今回の件。しかし、今回の件を契機に、日本学術会議の内部について明らかになってきたことがある。それは「党派性」だ。
多くの学者がその点を指摘しているように、奈良林氏もその点について言及する。
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現在は日本学術会議の内部推薦がベースとなって選出されているが、一部の“左派的”な学者が、自分たちの弟子のような学者を身内から選ぶ傾向が見られるという。
「日本学術会議の一部に党派性が存在するのは事実です。率直に申し上げまして、今の会議は各分野の権威、専門家が集まる組織とは言えなくなっていると思います。学者としての実績に欠けているにもかかわらず、ある種の政治的スタンスだけが目立っている会員が増えていると指摘せざるを得ません」(同・奈良林氏)
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日本学術会議に蔓延る党派性。あくまで「学者の国会」は、重きは置かれるのは当然「学者」の部分だ。仮に後者に対して重きを置く組織ならば、本来の役割を期待することができない無用な存在だ。
日本学術会議は、もはや設立当初の意味を持っていないのではないか。新規会員になられた学者の方々には悪いが、一日も早く、日本学術会議は、解体を含めた改革が必要だ。
現政権は、行政改革に力を入れる菅政権である。菅政権には、ぜひ、この「学者の全人代」と化した日本学術会議を改革して頂きたい。