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異例!菅総理にプーチン大統領から北方領土問題の交渉を事実上提起!!領土交渉再スタートへ!!ロシア側から領土交渉を申し出たのは初!!

衝撃的な事件が起きた。

今年1月、北村滋国家安全保障局長の訪ロとプーチン大統領との会談により、いったんは再起動しかけた北方領土交渉だったが、その後のコロナ禍による大混乱で中断したままだった。

それが驚くべきことに、菅総理が初の電話会談をプーチン大統領と行った際に、プーチン大統領から再交渉を持ち掛けてきたというのである。

(出典 テレビ朝日)

安倍政権末期、北方領土交渉を立て直した北村滋国家安全保障局長!

安倍政権末期、あと一息までたどり着いた北方領土交渉は、プーチン大統領のしたたかさもさることながら、日ロの国内情勢や国際環境もあり、そこで止まってしまった。特に、我国の交渉ミスも大きかった。

これは当初、対ロ外交を担当していた、外務省出身の谷内正太郎・国家安全保障局長の責任が大きいだろう。例えば、ロシア側からの日米安保に伴う返還時の北方領土への米軍基地の建設の可能性に関して問われたところ、ありうると答えたりしたことの悪影響は非常に大きいと言われている。

そして彼は安倍総理から任された「北方領土交渉」を「あんなの無理だ」とべらんめぇ口調で、番記者に対して放言していたのだ。

これは安倍総理を侮辱しているのは勿論、我国の国民への侮辱であり、ロシア側に安倍政権の真意を疑わせるに足る発言だった。

ロシアにノーを突きつけられた形の谷内氏。領土問題の進展を半ば諦めているかのような発言も目立つ。毎週金曜夕方に行っている番記者とのオフレコ懇談では、「あんなの無理だ」とべらんめぇ口調で言い放つのがお決まりだ。

「任期中に二島先行返還を実現したい安倍首相との間に溝があるのは事実。谷内氏がパトルシェフ氏との交渉で、首脳会談で合意した内容を後退させることも多く、首相もよく『また谷内さんが……』と苛立っていました」(同前)

(出典 FNN)

引用元 安倍首相と谷内氏との間にある溝

そしてすでに前述したが、谷内氏は、あと一息まで日ロ交渉が進展していた時点で、返還後の北方領土に在日米軍を駐留させることになるのかと交渉相手のパトルシェフ書記に聞かれ、「可能性はある」と答えてしまったのである。

これにはプーチン大統領もショックを受けた。日露関係筋によると、谷内氏の発言を伝え聞いたプーチン大統領は「シンゾウはどう考えているのだろうか…」とつぶやいたという。(参考

こうして交渉は暗礁に乗り上げてしまったのである。

しかし今年1月、谷内氏の後任となった、北村滋国家安全保障局長は、ロシアを訪問しプーチン大統領と異例の面談を果たした。そして、前任の谷内正太郎氏がぶち壊した日ロ交渉を再起動させたのである。これが外務官僚と警察官僚・インテリジェンス官僚の能力の差というものである。

(出典 テレビ朝日)

そして北村局長は、プーチン大統領から「安倍首相にくれぐれもよろしく伝えてほしい。(日露首脳会談を)いつ、どこで行えるか話したい」との、日ロ交渉を再起動しようという積極的な言質を引き出すことに大成功したのである。

そして、この成果は、菅総理の就任と同時にさっそく現れた。

異例!菅総理にプーチン大統領から北方領土問題の交渉を事実上提起!!領土交渉再スタートへ!!ロシア側から領土交渉を申し出たのは初!!

10月17日の産経新聞は独自スクープとして、9月29日の菅総理のプーチン大統領との初の首脳会談で、プーチン大統領が初めて自分から北方領土交渉を持ち掛けたと報じた。

9月29日に菅義偉首相とロシアのプーチン大統領が電話会談を行った際、プーチン氏から領土問題を取り上げ、昭和31年の日ソ共同宣言を基礎に平和条約締結に向けた交渉を加速化するとした平成30年の日露首脳合意を確認するよう促したことが分かった。露側から平和条約交渉を提起するのは異例。2島先行返還をにらんだ安倍晋三前首相の方針が菅、プーチン両氏の間でも引き継がれることも明確になった。

(出典 日経新聞)

引用元 〈独自〉プーチン氏から北方領土提起 菅首相に…「2島先行」継続へ

しかも、これはただの交渉開始ではない。

プーチン大統領は、2019年1月にロシア側が硬化して以来、ロシア側が不明確にしてきたシンガポール合意を基盤にしようと菅総理に呼び掛けたのだ。このシンガポール合意とは、2018年11月に安倍総理とプーチン大統領が合意したもので、日ソ共同宣言の「平和条約締結後にソ連は歯舞(はぼまい)群島と色丹(しこたん)島を日本に引き渡す」を確認し、交渉加速を約束したものである。

つまり、プーチン大統領は、事実上、北方領土返還交渉の再交渉を訴えたと言ってよい。産経報道によれば、過去の首脳会談では日本側が領土問題を含む平和条約の締結について議題に取り上げるのが通例で、ロシア側が我国の提起に反応しないこともあったという。

つまり、ロシア側から平和条約交渉を取り上げたプーチン大統領の動きは前代未聞なのである。ここまで日ロの交渉を復活させた手腕は、安倍総理が選んだ北村局長、そして、菅総理の手腕によるものといってよい。

プーチン大統領の方から北方領土交渉を提案させた菅外交の今後に大きな期待がかかるところだ。

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