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珍説!日本学術会議「6名欠員で健全な活動ができない!」「残った人の負担が増えて機能不全の危険!」 → 全体の3%以下の欠員で活動できないの?答申や勧告を10年以上行わず、軍事研究を禁止してきたことが「健全」ですか?

珍説製造機と化した、日本学術会議。

その日本学術会議から新たな珍説がご登場だ。210名の定員で、6名が欠損したままでは健全な活動ができない、残った人の負担が増えて機能不全だと言うのである。

しかし、全体の3%以下の欠員で活動できないとは驚きだ!そもそも答申も勧告も10年以上行わず、軍事研究を禁止してきたことのどこが「健全」なのだ?

珍説!日本学術会議「6名欠員で健全な活動ができない!」「残った人の負担が増えて機能不全の危険!」

10月29日のNHK「ニュースウォッチ9」は、日本学術会議側と井上文科大臣との意見交換を報じたが、その際に日本学術会議側は恐るべき珍説を披露した。

人文系の第一部会部長の橋本伸也氏によれば「(6人の欠員で)学術会議の健全なかつどうのための条件が損なわれている。一刻も早くそうした事態が是正されることを第一部の会員はこぞって希望している。そのことがかなわない場合に政府との信頼関係が損なわれ、日本学術会議が果たすべき役割 果たすことが困難になりはしないか大変危惧している。」と言うのである。

また、任命拒否された松宮孝明教授は、「実はですね。学術会議の会員は210人しかいないので、今回6人の欠員が出たことで、残った方に仕事の負担が増えてるんです。分野によっては機能不全を起こす可能性もありまして。そこが実は大事なことなんですよ。だから、こんなことやって、政府は、内閣は、あるいは首相は学術会議を潰す気か?という声まで現役の会員の方々から出ている。」と10月2日のYouTube番組で主張している。(参考

しかし、学術会議は210名の定員であり、6名の欠員は3%弱の欠員でしかない。人文系の第一部だけで見ても70名であり、約9%の欠員でしかないのである。

民間企業や役所がどれだけ人手不足で定員に満たない人数で組織を動かしているのか、学者様は知らないのか?しかも学術会議の活動は常勤ではなく、非常勤の活動だ。それこそオブザーバーのような活用を考えず、政府に特別職公務員として雇用しろと主張する姿勢には違和感しか感じない。

(民間の人手不足は無視ですか? 出典 BCN+R)

そもそも学者とは全員が個人事業主であり、個々人が独立して行うべきものだが、徒党を組んで群れを形成しなければ活動ができないというのは無茶苦茶だ。また個別の会員が病気や生徒への授業で出席できない場合も多々あるだろうが、その際は機能していないということになる。

どちらにせよ、学術会議側の主張は無茶苦茶な珍説としか思えない。

答申や勧告を10年以上行わず、軍事研究を禁止してきたことが「健全な活動」ですか?

日本学術会議側は「健全な活動」 が出来ないと主張するが、まるで今まで「健全な活動」だったかのような珍説だ。

なぜならば日本学術会議は、10年以上も答申はおろか、自主的に政府に行える「勧告」をしてこなかった。どう見ても不健全であろう。

「学問の自由」を叫びながら、“軍事研究”という特定分野の研究を圧迫するという愚かな行為までやってきたのが日本学術会議である。不健全極まりない。

(出典 NHK)

また村上陽一郎東大名誉教授などは、日本学術会議が政治的に偏向してきたと指摘し、実際最近の人文系選考委員を確認しても、全員が左派的活動を行っているなど政治的中立性があるとは思えない。(参考

日本学術会議が左派的人士であることを「健全な活動」と考えているならばともかく、行政機関の大幹部が左派的な人間ばかりでは「不健全」の批判は避けられない。様々な政治思想の持ち主や中立的な人間をバランスよく選考委員にするのが筋であろう。

このような組織が6名の欠員で「健全な活動」が出来ないと主張しても、理解できるものではない。


日本学術会議はもはや甘ったれた上級国民のサロンでしかない。学術の正しい在り方を取り戻すためにも、解体的出直しは不可避だ。同時に、国民生活からほど遠い、一部の学者の名誉職の“就職問題”の為に、メディアや野党が必死になることに疑問を覚えざるを得ない。「国民の生活が第一」ではなかったのか?

菅政権も早急に他の論点を提示し、この不毛な論争から脱するべきだ。

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