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大ブーメラン!学術会議大幹部の杉田敦氏「日本学術会議には、大学と同様に学問の自由が保障されなければならない!」と珍説を披露!!杉田氏は「軍事的安全保障研究に関する声明」を出した検討委員会の委員長!!

日本学術会議が「学問の自由」を制限したと批判されている「軍事的安全保障研究に関する声明」。この声明を出した検討委員会の委員長を務めた人物が、なにを思ったのか「学問の自由」ついて語っているのだ。

その人物とは、杉田敦教授だ。

(杉田敦氏  出典 毎日新聞)

杉田氏は、日本学術会議にも、大学と同様に「学問の自由」が保障されなければならないと珍説を語った上で、日本学術会議の声明を、利用し、大学に対して圧力をかける団体がいることには見てみぬふりだ。

杉田氏、「大学や学会に対応を求めた点が大きなポイントです。」←それこそ学問の自由の侵害では??

杉田氏は政治学者であり、専攻は。政治理論、政治思想史だ。もっぱらの文系学者の杉田氏は、日本学術会議の「安全保障と学術に関する検討委員会」の委員長を務め、「軍事的安全保障研究に関する声明」を出すのにあたり、大きな役割を果たした。

そんな杉田氏は、声明を出した後。朝日新聞・論座のインタビューに応じ、次のように語っていた。

――今回の声明は、大学側のあり方まで踏み込みました。

大学などの研究機関での軍事的手段による国家の安全保障に関わる研究が、学問の自由や学術の健全な発展と緊張関係にあることを示し、大学や学会に対応を求めた点が大きなポイントです。

(杉田敦氏  出典 論座)

引用元 分かれ道に直面する「軍事研究の全面解禁」

「大学や学会に対応を求めた点が大きなポイントです。」と語った杉田氏。野党らが言っている「任命拒否­=学問の自由の侵害」ならば、大学や学会に対して対応を求めるのは当然、学問の自由の侵害ではないのか。

「学者の国会」と称される日本学術会議で、審議され、出された声明ならば、百歩譲って理解はできるかもしれない。しかし、この「軍事的安全保障研究に関する声明」は、日本学術会議の総会で、コンセンサスを得られたものではないのだ。

日本学術会議は24日、大学などの研究機関の軍事研究に否定的な新声明を正式決定した。本来は4月に開催される総会で審議し、多数決で決める予定だった。だが、約200人の会員全員が参加する総会で議論が紛糾すれば、声明が決定できなくなる可能性もあるとして、会長や各分野の部長ら12人が出席した幹事会で正式決定した。

(出典 NHK)

引用元 軍事研究の禁止、新声明を正式決定 学術会議、総会経ず

総会を経ずになされた声明をもって、大学・学会に対応を求めるのは、学問の自由の侵害との誹りを免れない。

そして、学問の自由を侵害する一翼を担った杉田氏は、今回の日本学術会議の会員任命について、珍説をぶち上げた。

杉田氏、「日本学術会議には、大学と同様に学問の自由が保障されなければならない!」

杉田氏が関与した「軍事的安全保障研究に関する声明」を利用し、大学に対して圧力をかけ、研究を断念させる団体が存在している(参考)。杉田氏は直接的ではないにしろ、学問の自由を侵害したのにだ。

しかし、杉田氏は、我関せずといった調子で、今回の日本学術会議の会員任命拒否について珍説をぶち上げたのだ。

学術会議は一般の行政機関などではなく、特別の設置法によって、独立して活動することが認められている機関です。文系から理系に至る幅広い分野の研究者が集まって議論し、提言するもので、海外でもこうしたアカデミーには政府からの高度の自律性が認められています。大学等と同様に「学問の自由」が何よりも保障されなければならない機関の一つです。

引用元 杉田敦氏に聞く学術会議「任命拒否問題」と「学問の自由」

なんと日本学術会議に対して、大学と同様に「学問の自由」が保障されなければならないと珍説を唱え始めたのだ。

日本学術会議は、政府に答申・勧告等をする行政機関だ。独立して職務を行うことは、設置法に明記されているが、全面的に独立しているものでは、当然ない。杉田氏が言うように、欧米のアカデミーには高度な自律性が認められている。しかし、アメリカ科学アカデミーは独立民間非営利組織であり、フランス科学アカデミーやイギリス王立協会はNGOだ。(参考

それに比べて、日本学術会議はどうか。ただの行政機関だ。

杉田氏の珍説は、比較対象があまりにも違い過ぎる。

学問の自由の侵害に加担した人物が、学問の自由を語ると、「学問の自由」がとても陳腐化されてしまう。杉田氏には、ぜひ、学問の自由を守るために、大人しくしていていただきたい。

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