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山極壽一日本学術会議前会長、日本学術会議の傲慢っぷりを脇に置き、「2年前も理由も示さず恐ろしい」と主張!!山極さん、ちゃんと手続きを踏まなかった貴方の方では??

臨時国会が召集された。しかし野党らの主張は変わらず、日本学術会議の任命拒否に関するものが目立つ。国民生活になんら関係がない質疑で、審議時間が浪費されているのだ。

日本学術会議の任命拒否に関して、前会長の山極壽一氏まで登場し、政府批判を展開した。政府に批判されるべき点があるならまだしも、山極氏の主張は重要な点が欠けている。政府が以前求めていたことを山極氏が無視したのだ。

自身の手順が正しいと信じる様は、学者が自身のことを無謬であると思い込んでいることの証左だ。

山極氏は、今回の件を、きっかけに自身の行いを猛省するべきだ。

(出典 YouTube)

山極氏が重い口を開いた!しかし、案の定、政府批判!

日本学術会議の任命拒否問題で積極的に出てくるのは、元会長の大西氏と広渡氏だ。この2人は、元会長としてメディア、そして野党合同ヒアリングに積極的に参加し、政府批判を展開している。

そもそも、今回の件のきっかけである推薦名簿を作成したのは、山極前会長だ。その山極氏は、中々、インタビューに応じていなかったが、ようやくNHKのインタビューに応えた。しかし、元会長らと同様に、政府批判を展開したのだ。

日本学術会議が推薦した会員候補6人が任命されなかったことを受けて、推薦の責任者で、先月まで日本学術会議の会長を務めた山極壽一さんが初めてこの件についてインタビュー取材に応じました。

この中では、今回の件よりも2年前、定年によって会員の補充が必要になった時に、学術会議側が検討していた候補の名前を伝えたところ、官邸から難色が示され、この時も理由が示されなかったということで、当時の経緯を詳細に語りました。

(中略)

そして、今回の6人が任命されなかったことについては、任期がはじまる今月1日の直前に知らされたということで、「9月28日の晩に内閣府から内示があり、6人が任命されないことを知り大変驚いた。推薦したなかに官邸が渋っている人たちがいるとうわさはあったが、文書や電話での正式な連絡は一度もなかった。すぐに菅総理大臣に宛てて理由を尋ねたものの、まったく回答が得られなかった。理由があれば議論できるが、理由を示さないことが恐ろしいところだ。まずは理由を説明していただきたい」と話しました。

(出典 NHK)

引用元 【学術会議】山極前会長「2年前も難色 理由示さず恐ろしい」

今回の件について、「理由を示さないことが恐ろしいところだ」「理由を説明していただきたい」と、政府批判をする山極氏だが、注目すべきは、山極氏が述べた2年前の件だ。

NHKによると、2年前、定年によって会員の補充が必要になった時に、学術会議側が検討していた候補の名前を伝えたところ、官邸から難色を示したとのことだが、NHKが正確に伝えているならば、候補の名前しか伝えていなかったというのだ。

「名前を伝えて、官邸が難色」。山極氏は、候補者自身に問題があるとお思いのようだが、政府が難色を示したのは、手続きについてではないのか。

事実、日本学術会議の任命の2014年の会員の交代の際、政府は、「名前」だけではなく、別のことの説明を求めていた。それは選考過程についてだ。

2014年に求められた選考プロセスの説明、山極さん、履行しましたか?

元会長の大西氏は、2014年の会員交代の際に、政府から名簿以外に求められたことがあると次のように語っている。

(略)

学術会議は2014年の交代の際、推薦候補105人を決めた後、当時の大西隆会長と事務局職員が官邸に報告に赴きましたが、その際、選考過程について説明を求められ、会議側は最終段階で外れた候補者12人を含む117人の名簿を示していたことがわかりました。会員はその後、学術会議が推薦した105人がそのまま任命されました。

大西元会長は「選考のプロセスを説明することは必要だが、予想外であり、官邸の関心が強いと思った」と話しています。

(出典 TBS)

引用元 学術会議、2014年に漏れた候補含む名簿示す

2014年に求めた選考過程の説明。説明を求めること自体、なんら問題はない。日本学術会議側から上がってくる推薦名簿を、なんの疑問も持たず鵜呑みにする方が、民主的コントロールの観点から問題だ。

2014年に求めた説明を、山極氏はしなかったのではないか!少なくともNHKの報じ方だとそのように読める。

仮に、政府が求めたことをしなかった山極氏に、政府が難色を示すのは当たり前のこと。山極氏は人類学者、そして霊長類学者として一流だ。学者として一流であるが故に、自身の行動を無謬であると信じて疑わないのではないか。

山極氏が、出した名簿によって混乱が生じた日本学術会議の問題。いわば山極氏は当事者の1人だ。山極氏には当事者として、この問題が終わるまで静かにしていてもらいたい。専門のゴリラ研究に専念すべきであろう。

(出典 週刊東洋経済プラス)

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