菅総理「基本的に連合と認識は一緒だ。」と連合の神津会長に対して述べる → 日本学術会議に夢中の枝野代表の存在意義は？？連合は立民の支持団体ですよね？？
枝野代表の大事な大事な支持母体、それが連合だ。連合と言えば、合流新党の結成の際にも、旧・立憲民主党と旧・国民民主党との間を取り持ったとされている。
合流新党として誕生した立憲民主党のみを、支援する姿勢を連合は見せていた。しかし、蓋を開けてみたら、合流新党に国民民主党の一部が加わらなかったため、国民民主党についても支援する方針を示した。（参考）
枝野代表、そして左派陣営にとって、掛け替えのない存在の連合だが、その会長の神津氏が、菅総理と会談を持った。
その会談では、菅総理が、神津氏に対して「基本的には認識は一緒だ」と述べたと言うのだ。
日本学術会議の会員任命拒否ばかりを取り上げ、発信する枝野代表について、連合も不満があるのかもしれない。
菅総理と神津連合会長の初会談！！
菅総理と神津会長との会談。時の総理と連合会長が会談をするのは、珍しいことではない。連合が結成された１９８９年の翌年から、連合会長が労働界の代表として総理に会うのが慣例になった。
（出典 日本経済新聞）
安倍前総理の時に、悪夢の民主党政権を支えていた連合との会談の形を、慣例となっていた政策要望の政労会見ではなく、非公式の会談という形にした。
今回の菅総理と神津会長との会談では、神津会長が政労会見の再開を求めた。連合は政府との関係の改善を目指しているようだ。
菅総理と神津会長との初めての会談では、新型コロナウイルスの対策、そして雇用等の問題が話された。
菅政権発足後、政労トップが会うのは初めてだ。神津氏は「雇用の問題や賃上げ、生産性向上で、政労使が力を合わせるのが不可欠だ」と伝えた。首相は「基本的には認識は一緒だ」と述べたという。神津氏が会談後、記者団に語った。
連合内ではコロナ禍で、雇用や生活対策の強化といった課題への要求が高まっている。最低賃金の引き上げに意欲をみせる首相との関係構築を急ぐ。
（神津会長 出典 NHK）
連合内で雇用も含めた新型コロナウイルス対策への要求が高まっているようだが、安倍前総理、そして菅総理もその課題は、十二分に認識している。
その証左が安倍前総理の時と異例の規模の２つ補正予算、そして菅総理が編成を指示した第３次補正予算だ。
連合が期待していることは、コロナ禍をいかに乗り切るかということ。（参考）この連合の関心について、連合を支持母体とする立憲民主党は、まったく気にかけていない様子だ。
連合も懸念する新型コロナの経済への影響。しかし、立憲民主党は政権批判しか目がない
菅総理と神津会長との会談で、神津会長が示した連合内での、新型コロナウイルス対策、労働者の雇用等の問題の解決に向けた要求の高まり。
新型コロナウイルスの影響で、解雇や雇い止めで職を失った人は、厚生労働省の調査で７万人に上っていることが判明したことを踏まえれば、連合内部の動きは頷けるものだ。（参考）
しかし、連合を支持母体とする立憲民主党の動静はというと、「ポスターを作成しましたぁ！」や憲法審査会での主導権争い、日本学術会議の問題等、新型コロナウイルスにはまるで無関心のように伝わってくる。
立憲民主党は10日、ポスターを発表した。キャッチフレーズは「あなたのための政治」。青を基調に演説をする枝野幸男代表の写真を載せた。
先月発表された自民党のポスターは赤が基調で、上の方を向いた菅義偉首相の写真を載せた。キャッチフレーズは「国民のために働く。」だ。会見を開いた蓮舫代表代行は「国民とひとくくりにするのではなくて、性別や年齢を超えた多様性のある一人ひとりに届くあなたの政治。それが立憲民主党だ」とキャッチフレーズに込めた思いを説明した。
（出典 朝日新聞）
ポスターのキャッチフレーズは、「あなたのための政治」だ。なんともお寒いキャッチフレーズとしか言いようがない。
「あなたのための政治」と謳っていながら、やっていることは政権批判と一部の学者の既得権益の死守がメインだ。「上級国民のための政治」が実態だ。
多くの国民が不安を抱く新型コロナウイルス。多くの国民、そして支持母体連合の声も聞こうとしない立憲民主党。
この政党に未来がないことは間違いない。