行政事業レビューに無関心な立憲民主党のみなさん!!あんなに「仕分け」に夢中だったのに!!
悪夢の民主党政権を、端的に表す言葉の一つ、「2位じゃダメなんですか??」。この言葉が発せられたのは、民主党政権のパフォーマンスの場だった事業仕分けだった。
仕分け人として登場した蓮舫氏らのパフォーマンスだけが目立った事業仕分けだが、悪夢の民主党政権の反省を踏まえて、今では「行政事業レビュー」として実施されている。
この「行政事業レビュー」が11月12日から始まった。この「行政事業レビュー」では、各府省の事業の税金の使われ方が公開の形で検証されている。
かつて、事業仕分けを夢中で行った民主党政権、その残党である立憲民主党も、当然「行政事業レビュー」に関心があるものかと思いきや、党はもちろん、所属議員からも、「行政事業レビュー」に対して、意見表明が出されていない。
立憲民主党は、過去に自身が夢中だったことより、日本学術会議問題に夢中のようだ。要は、民主党の残党、立憲民主党は、「目立てるか否か」が、唯一の彼らの行動基準なのだ。
菅政権では初開催の「行政事業レビュー」が開始!
菅政権の掲げた看板政策の1つが行政改革だ。河野太郎氏を担当大臣に据え、着々と行政改革を進めている。
行政改革を掲げる菅政権が、どのような判断を下すのか注目されているのが、各省庁の事業の税金の使い方が問われる「行政事業レビュー」だ。
「行政事業レビュー」は、4日間にわたって、13分野を議論する予定だ。
初日のテーマはひとり親世帯の貧困問題。内閣府や文部科学省、厚生労働省の担当者が施策を説明したのに対し、PHP総研の亀井善太郎・主席研究員は「支援が必要な方に行き渡らせるには、支援策のワンストップ化が必要」などと指摘した。
レビューでは今後、航空自衛隊F2戦闘機の後継機の開発▽再生可能エネルギーの促進▽教育現場のオンライン化――などを取り上げる。河野氏は「省庁の枠を超えてやらなければいけないようなものを議論していきたい」と語った。
「行政事業レビュー」で扱われる分野は、全省庁横断的だ。この「行政事業レビュー」を通じて事業の効率化を図ることを予定している。
河野担当相は、10月13日の記者会見で、「行政事業レビュー」について、「「事業レビューは全て聖域なく、例外なく見る」と語っているほど、どれだけ力を入れているかがよくわかる。(参考)
河野担当相が力を入れる「行政事業レビュー」だが、民主党政権時、民主党も並々ならぬ力の入れ方で「事業仕分け」を行っていた。しかし、時が経ったせいか、それとも民主党との連続性を否定したいのか、「行政事業レビュー」について、立憲民主党から目立った声は聞こえてこない。
悪夢の民主党政権で行政刷新担当相だった枝野氏、仕分け人蓮舫氏は・・・
迷言、そして迷走した民主党政権による事業仕分け。当時事業仕分けに関わっていた人物といえば、行政刷新担当相だった枝野代表、そして仕分け人だった蓮舫氏だ。
事業仕分けに関わった二人のこと、12日に始まった「行政事業レビュー」についてなにかしらの感想を持っているものと思われた。
しかし、枝野代表はというと、なんら情報発信しているわけではなく、先日行った街頭演説の動画を数本tweetまたは、RTしている。その最初の動画は、相変わらずの日本学術会議についてだった。
枝野代表が真っ先に投稿した日本学術会議に関しての動画。これが枝野代表にとって最も優先すべき課題なのかも知れない。
蓮舫氏に至っては、基本的に噛みつくことしかツイートしていない。
悪夢の民主党の残党にとっては、選挙を前にして、政策論等ではなく、政権批判をして目立つことが第一のようだ。
国会議員には、歳費が支払われる。その原資はもちろん税金だ。国会を開くのにも当然お金はかかる。そちらももちろん税金だ。税金が使われているにもかかわらず、日本学術会議問題や、週刊紙ネタを片手に質疑を繰り返す野党は、国会に必要なのか。
行政は、「行政事業レビュー」によって見直しを図ることができる。国会の勢力についても、総選挙を通じて「見直し」をすることが急務だ。