医師会の中川会長「国民の緊張感はかなり緩んでいました。国民は危機感を持て!」と説教!既得権益にしがみつき、ロクにコロナ患者を受け入れない私立病院を放置した団体が言えたことか!
日本医師会の中川会長の今月21日の会見は、酷いものであった。
開業医が多く所属する医師会は、これまで診療報酬をあげさせ、コロナに苦しむ公立病院を横目に暖衣飽食、鼓腹撃壌してきた。身を切る改革もろくにやっていない。
にもかかわらず、中川会長はコロナの感染拡大の責任が国民の気のゆるみであるとし、もっと危機感を持てと国民に大説教したのである。医療関係者には感謝の念しかないし、できることは何でもしたいが、医師会ごときに言われる筋合いはない!
いったい何様なのか。国民がどれほど協力し、地獄にいると思っているのか!
医師会の中川会長「国民の緊張感はかなり緩んでいました。国民は危機感を持て!」と説教!
中川会長は今月23日の定例記者会見で国民に対し、大説教をした。まさに上級国民の傲慢そのものだ。
日本医師会だけではなく、全国の都道府県医師会も地域の皆様に行動の自粛を繰り返しお願いし、地域の医療提供体制を守ってきました。
11月には、(中略)国民の緊張感はかなり緩んでいました。4月に出された緊急事態宣言の時のような未知のウイルスに対する危機感や緊張感はありませんでした。そして残念ながら第2波が収束しないまま、11月に入り第3波が襲来しました。
(中略)
一昨日、日本医師会は(中略)国民の皆様には、危機感をもって自粛した行動をしていただくよう改めて強くお願いしたものです。
恐るべき傲慢だ!
いったい何様なのか。
貧弱な医療体制を放置し、診療報酬向上に狂奔し、優雅な生活を堪能しているくせに財産を寄付することも聞かず、多くの国民が経済的苦境に苦しみ、倒産までしているのに、なんという言い草だ!
国民の多くが自殺し、倒産し、失業しているのに、医師会らは既得権益を守っている癖に、これ以上、国民に何を要求するのか!
多くの有識者も医師会に激怒!!
こうした医師会の傲慢に多くの有識者も激怒している。
藤原かずえ氏は、「医療を提供する団体が、疫学という専門外の領域に踏み込んで、科学的根拠もなく、国民の移動・行動制限を求めるなど、何を言っても許されると思ったら大間違いです」と指摘しているが、その通りだ。
日本病院会・相沢孝夫会長
国が先頭に立ち、国民の移動、行動制限を政策として掲げていくべきだ医療を提供する団体が、疫学という専門外の領域に踏み込んで、科学的根拠もなく、国民の移動・行動制限を求めるなど、何を言っても許されると思ったら大間違いですhttps://t.co/mNXT0JEySx
— 藤原かずえ (@kazue_fgeewara) December 21, 2020
こんなのは民主主義の破壊でしかない。
また国際政治学者の三浦瑠麗氏もフジテレビ「とくダネ!」で以下のように指摘した。
三浦氏は「会見に出て話していたのは、コロナ患者の受け入れを拒否している私立病院」と踏み込んだのだ。
そして、このように受け入れ体制や、それに根差した“志”もまるで違うにもかかわらず、「我々、医療従事者は…とおっしゃる」と、自分たちを含めた全員を医療従事者で括っていることに違和感を覚えたと主張。
さらに三浦氏は、国立旭川医大の学長が、同じ旭川でクラスターが発生している吉田病院のコロナ患者の受け入れを「経営難に陥るから」という理由で拒否したという話を取り上げた。
(中略)
三浦氏は、そうした受け入れ拒否の事例を持ち出しながら、「そういうことを曖昧にしたまま(『国民が一丸となってコロナと向き合え』という呼び掛けは)、全てを国民の責任にしてますよね」と声を上げ、さらには「(会見の中で)医療体制がなんでこんなに簡単に崩壊してしまうのかという分析は1つもない」と怒りをぶつけた。
これもおっしゃる通りだ。
医師会の主張はあまりにも都合がよすぎるとしか思えない。コロナ患者を全面的に受け入れ、私財を少しは放出したりしたらどうなのか。
そしてこんなポンコツな医療体制で、ブラックな勤務体制を看護師などの医療関係者に強いる状態を放置していた医師会に何かを発言する資格はない。
同時にこうした既得権益を改革しようとしているのが菅総理なのだ。今こそ、菅総理とともに、こうした傲慢な組織と戦い、コロナに勝利することが必要なのである。