正論!元官僚の岸博幸氏「川勝知事は、因縁をつけまくって、来年の知事選まで問題を引き延ばそうとする“稚拙な悪手”」と川勝知事を大批判!!
リニア大妨害の川勝平太知事に対して様々な意見がネットでも見られるが、ほとんどは批判的な意見だ。
リニア中央新幹線は、JR東海の大型プロジェクトだが、我国の経済圏を根本から作り変えるものだ。何よりも中国が我国を追い抜こうとし、し烈な競争が展開されていることは見過ごせない。
この大型プロジェクトが、静岡県の川勝知事の“独善”によって、大幅に開業が遅れようとしているわけだが、その川勝知事に対し、元官僚の岸博幸教授が痛烈な批判をした。
元官僚の岸博幸氏、「因縁をつけまくって、来年の知事選まで問題を引き延ばそうとする“稚拙な悪手”」と川勝知事を批判
川勝知事の横暴は、大井川の水問題だけではない。なんと国土交通省が設置した有識者委員会についても文句をつけていたのだ。
そして、最終的には中立性に疑問があるとして、独自の公募を開始した。
この静岡県の公募について、数多くの政策に、官僚として携わってきた岸氏が痛烈な批判を展開した。
有識者を選ぶ場合には、静岡県が組織としてちゃんと把握している人物を推薦するのなら分かる。ところが、国の会議のメンバーを静岡県が自薦他薦を問わず公募するというのは、どの程度、有識者としての資格があるかどうか、分からないじゃないですか。こんなのは前代未聞ですよ。
前例のないことを、あえてやる目的は何なのか。その可能性としては、前例がないから目立ちたいと思ったのか、または、静岡県内の有識者を県が把握していないから公募したのか、そのどちらかだと思います。でも、どちらにしても「愚策」ですよね。行政の対応としては非常識。国にケンカを売るのは良いのですが、もうちょっと正論で、理論立ててやらないと。まるで、我を通す子どもです。こんな愚策は認められません。
岸氏の言う通り愚策でしかない公募策。誰が一体、有識者としての資格、知見を担保するのか。川勝知事が打ち出した愚策がまかり通るなら、川勝知事の息のかかった資格、知見のない者を送り込むことすら可能ではないか。
川勝知事は、本当に行政を運営しているのか。その手腕には、疑問しかない。
「静岡県民のために、国と闘っているんだ」というポーズ
川勝知事の一連の対応を見ていると、一体どこを向いて知事の職を全うしているのかという疑問が生まれる。リニア中央新幹線の開業を遅らせることを目的に闘っているとしか思えない。
この川勝知事の姿勢について、岸氏が鋭い指摘をしている。
当初、私は、来年7月に静岡県で知事選があるので、川勝知事が再選に向けて条件闘争をして、JR東海や国から有利な条件やお金を引き出し、知事の成果とするのが目的かな、と思っていたんです。落としどころを、できるだけ静岡県にとって有利なものにしようと。それはそれでどうかと思いますが、百歩譲れば話は分かります。
(中略)
問題を変え、国の足を引っ張り、JR東海の工事スケジュールをどんどん遅らせて、「自分は静岡県民のために、国と闘っているんだ」というポーズをアピールして、知事選まではリニアの工事を動かしたくないつもりなのでしょうか。
川勝知事は「静岡県民のため」に戦っているように見せて「自分の再選のために」戦っていると岸氏は指摘している。
この岸氏の指摘は、多くの国民が納得できるものではないか。
川勝知事の再選に向けたパフォーマンスのために、リニア中央新幹線の開業が遅れて良い訳がない。このような、自己中心的な知事のために、我国の経済が停滞しようとしている。
パフォーマンスをしたい、目立ちたいなら、無責任な者でも務まるモーニングショーかサンデーモーニングのコメンテーターにでも転職すべきだ。
静岡県民のみなさん、「自分の再選」のために「醜悪パフォーマンス」を繰り広げる川勝知事へ審判を下して頂きたい。