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キシダノミクス!岸田前政調会長が示した「成長戦略」五つの柱!!渋沢栄一主義、全世代へのデジタル教育、集中から分散、分断から協調へ、テクノロジー第一主義と頼もしき経済政策!!枝野さん、蓮舫さん、これが真の「提案」ですよ!

岸田前政調会長が政権構想として出版した「岸田ビジョン」。

大手メディアは、この素晴らしい著作を無視し、枝野代表や蓮舫議員の珍提案ばかり取り上げている。

しかしこの著作を開いてみれば、非常に魅力的な提案が並んでいる。岸田氏は奥ゆかしい人柄から断言することや強く持論を訴えることが少ないが、ぜひもっと踏み込んで発信していただきたいと思わせる魅力的な著作だったのである。

特に経済の宏池会らしく経済政策を説明した部分が素晴らしいので、そのごく一部をご紹介しよう。

岸田前政調会長「「成長戦略」の第一の柱は、渋沢栄一の合本主義だ!!」

岸田氏は自らの掲げる成長戦略として、5つの柱を掲げているが、その第一は渋沢栄一主義だと言う。まずは岸田氏の著作から紹介しよう。

第一に、資本主義のあり方の見直しです。

利益、それも短期的利益だけを重視し、「儲かりさえすればいい」とする功利主義の転換です。

利益をあげることはもちろん大切ですが、それをどう公平に分配し、持続可能な発展につなげていくかがより大切です。まさに、渋沢栄一翁の合本主義の精神とも言えます。

引用元 岸田ビジョン

渋沢栄一とは明治の大事業家であり、現在のみずほ銀行、JR東日本、帝国ホテル、東急グループ、理化学研究所、東京証券取引所、一橋大学、東京経済大学、日本製紙、東京海上保険会社、東洋紡、IHI、大日本印刷、日本郵船、東京ガス、いすゞ自動車、キリンビール、サッポロビール、清水建設、川崎重工業、第一三共、古河機械金属、新日鐵住金、太平洋セメント等々の大企業を創業・支援した恐るべき人物である。

明治時代に一人でAmazonやFacebookやGoogleやマイクロソフトを作ってしまったような人物なのである。

その彼は合本主義と言う考え方を提唱していた。まさに岸田氏が訴える理念である。この合本主義とは、公益を追及するという使命や目的を達成するのに最も適した人材と資本を集め事業を推進させるという考え方である。

つまり、金儲けのための資本主義ではなく、社会をよりよくしていくための資本主義が、合本主義なのである。これを復活させようと言うのが岸田ビジョンなのである。素晴らしい理念であり、近年の実業ではなく、虚業重視になっている投資のあり方に一石を投じる考えである。

我国の持続的な経済成長には欠かせない考えであり、ぜひもっと訴えていただきたいものだ。

岸田前政調会長「「成長戦略」の第二の柱はデジタル人材重視、第三の柱は集中から分散だ!!」

岸田氏は、第二の柱として、全世代へのデジタル教育重視を掲げる。若い世代へのデジタル教育は勿論のこと、欧州のように何歳であっても再び職業訓練や教育を受けて、デジタルに対応した人材として新たな雇用を獲得できると言う発想である。

第二に、人材の重視です。

教育は国家百年の大計、天然資源に乏しい我が国にとって人材こそが宝です。デジタル・IT時代にふさわしい教育を実現し、教育格差を徹底的に排さなければなりません。

そして、学校教育のみならず人生100年時代にふさわしいリカレント教育(社会人の再教育)を充実することです。

引用元 岸田ビジョン

まさに素晴らしく、実行すべき政策である。デジタル化を後ろ向きだと言って現実から目をそらしたとしか思えない、枝野代表とは大違いである。また菅総理のデジタル改革を支えると言う意味でも素晴らしい。

岸田氏は第三の柱として、集中から分散を掲げる。我国の地方が直接、世界に進出していくと言う壮大でありながらも現実的な構想である。

第三に、集中から分散です。

令和の時代は、各地方がそれぞれの地域資源と魅力を活かして発展していくことが求められています。そして、その地方が世界と直接繫がっていく未来を構想しています。

新型コロナウイルスとの戦いで明らかになったことは、集中の弊害です。首都圏への過度な集中が招く脆弱性は、感染症対策のみならず自然災害への対応でも明らかです。さらに、我が国最大の課題である少子化も、子育て環境が十分でない都市部への人口流入によって加速している面があります。

引用元 岸田ビジョン

地方が文化や経済で東京経由ではなく、世界中と直接交流すれば、地方経済も高まる。東京への憎しみや無関心を持っているように思えてしまう地方分権論者とは雲泥の差である。

単に東京の富を地方に分配しろなどと言うポルポトまがいのでもなく、地方が世界の需要に結びつき、また世界からの投資を受け入れつつ、情報を発信していくことが出来れば、地方の魅力は高まり、自信も深まり、時折ありがちな閉鎖的な文化も変わる。

岸田前政調会長「「成長戦略」の第四の柱は分断から協調、第五の柱は技術重視だ!!」

岸田氏は、分断から協調が、今こそ重要だと訴える。

第四に、分断から協調です。

コロナ以前から世界中で、内にあっては格差の拡大、外においては一国主義と保護主義の台頭が見られました。この傾向は、コロナショックを経てさらに強まっています。

我国はこうした状況に的確に対応し、「分断から協調」をリードする主体的役割を担わなければなりません。

国内においては厚みのある中間層を作り出して国土の均衡ある発展を目指す、そして国外にあっては地球温暖化、核不拡散、そして平和構築といった地球規模の課題に指導力を発揮することが求められています。


引用元 岸田ビジョン

これこそ今、最も重視すべき理念であろう。こうした経済政策が重要なのである。

岸田氏は最後に技術・テクノロジーの重視を掲げている。岸田氏は我国の繁栄は、技術やテクノロジーを磨いてきたからであるとし、長期的視点での科学技術研究投資を復活する必要、同時に技術を守る経済安全保障の徹底が必要だと主張する。


このようにキシダノミクスの骨格とも言うべき、5本柱の経済成長戦略はいずれも今後の時代に合致しつつ、夢のある現実的な政策だ。

もしこれが実行されれば、再び我国の全土で人口減少が食い止められ、各地での投資が盛んになり、東京も地方も特色を生かした繁栄を迎えることになる。

ここまで「岸田ビジョン」を読み終えて同時に感じるのは、枝野代表や蓮舫議員の“珍提案”のお粗末さである。岸田前政調会長の爪の垢でも煎じて飲むべきである。

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