安倍前総理「中小事業者の経営を助けるための財政出動をするべき!」「増税は議論すべきではない!」、岸田前政調会長「日本経済の成長を取り戻す!」として、財政出動&反増税の共同提言作成を急ぐ!!
安倍前総理と岸田前政調会長が、緊急事態宣言解除後のあるべきマクロ経済政策に関し、共同の提言作りを開始した。
既に年度末を迎える非正規労働者や女性や生活困窮者を救うための提言を作り、菅総理に提案して具体化と実行が5万円支給などのように進んでいるが、今度は新年度の政策作りに着手したと言う訳だ。
しかも2人は増税に反対し、財政出動を求めたのである。
菅総理を支えつつ、国民を救おうとする安倍前総理と岸田氏の動きに大注目だ。
安倍前総理「中小事業者の経営を助けるための財政出動をするべき!」「増税は議論すべきではない!」
ブルームバーグは3月24日、安倍前総理と岸田氏が新年度を迎えた国民を救うためのマクロ経済政策についての提言作りを開始したと報じた。
安倍晋三前首相は24日、緊急事態宣言解除後のマクロ経済政策について、地域の中小事業者の経営が厳しい中、「どうあるべきかしっかり考えていきたい」と語った。
安倍氏は自身が会長を務める自民党の「ポストコロナの経済政策を考える議員連盟」で、「依然として感染状況等については注視していく必要がある」と述べた。
議連の事務局長を務める古賀篤衆院議員によると、安倍氏は、積極的に財政出動する必要があるとも発言。財源としての増税については、国民の気持ちがなえるとして、今は議論すべきではないと話したという。
その通りである。今は増税どころではなく、むしろ減税をするべき状況だ。
そしてコロナ禍を生き延び、再び経済成長するためには積極的な財政出動も必要だ。さすがは安倍総理である。
岸田前政調会長「日本経済の成長を取り戻す!」「安倍前総理とともにアフターコロナ時代の日本経済の成長を考えたい」として共同提言作成を急ぐ!!
この安倍総理が会長の議連の会長代行を務める岸田氏も、安倍前総理に共鳴して次のように述べた。
同連盟で会長代行を務める岸田文雄氏は、年度末を迎えて新たな経済政策が必要だと指摘。「コロナとの闘いに打ち勝ち、アフターコロナ時代を迎え、その際には再び日本経済をしっかりとした成長を確保していかないといけない」と語った。
その通りだ。
今必要なのは、実効的で矢継ぎ早の経済政策である。
またこの議連では講師から、「米国の政府支出額と比較しても我国ではさらに約10兆円の財政支出が必要だ。老朽化したインフラへの投資や学校のデジタル化、さらにリカレント教育などの「人への投資」に力を入れるべきだ。」との提案があったと言う。
まさにこれは先日ご紹介した岸田氏の以前からの主張であり、この議連が岸田構想に基づき運営されていることがよくわかる。
完全に増税派と決別し、アベノミクスに人材投資を加えたキシダノミクスの今後の展開に期待したい。ぜひとも積極的な財政出動と減税政策をお願いしたい。