珍説!立憲民主党鹿児島3区の野間健支部長「今後は天皇の意思により内閣総理大臣の任命を拒否することが可能となる!」「国会議員は東京と選挙区を往来するな!」 → 立民議員への皮肉ですか???
多様性が取り柄の立憲民主党。しかし、その多様性は国民が抱くポジティブな多様性ではなく、珍説という意味での多様性に富んでいる。
今年の総選挙に向け、立憲民主党は候補者擁立に躍起になっている。しかし、だ。立憲民主党は、自信をもって有権者に対して選択肢を与えているのかという大きな疑問がある。
そんな疑問を抱かせてくれる候補者の1人が、立憲民主党の鹿児島3区の総支部長を務めている野間健氏だ。
野間氏は前衆議院議員であり、過去には大臣秘書官も務めたことがある人物。そのような御立派な人物が珍説・迷言を言っているのだ。
枝野代表、そして福山幹事長、本気で勝つ気がありますか?
野間氏、蓮舫氏風に言うと「言っていることの意味がわかりません」
立憲民主党から総選挙に立候補する予定の野間氏。野間氏は前回の総選挙に、小池百合子氏が代表を務めた新党「希望の党」から立候補し、創設時の国会議員の14人の1人として名を連ねた。
小選挙区で敗れ、比例復活もならなかった野間氏。次の総選挙での勝利を目指して、地元で精力的に活動している。
しかし、野間氏のブログ等の投稿を見てみると、珍説・迷言が目立つのだ。
昨年の秋、野党が夢中だった日本学術会議について、次のような投稿をしている。
【任命権者の権能とは?】10月3日(土)、『憲法第6条 【天皇の任命権】第1項 天皇は、国会の指名に基いて、内閣総理大臣を任命する。』天皇による総理大臣の任命は形式的なものであり、天皇の権限によって国会の指名を覆すことは出来ないと解釈されている。今後は天皇の意思により内閣総理大臣の任命を拒否することが可能となるだろう。
引用元 野間 健 ブログ
内閣総理大臣の任命と、日本学術会議の会員の任命が何と同列なのだ。野間氏は、日本学術会議が、内閣府所管の行政機関ということがわからないようだ。
更にだ。安倍総理(当時)の病状についても、意味不明なことを述べている。
【濱口雄幸首相の二の舞を避けよ】昭和5年11月、ロンドン海軍軍縮条約締結を「統帥権干犯」として憤った青年が当時の濱口雄幸総理を狙撃した。重傷を負った濱口総理は翌年1月まで入院、加療に努めた。退院後の3月、野党政友会の強い登壇要請により衆貴両院に出席して病状を悪化させ、8月に逝去した。
国政の遅滞は許されない。政府与党は安倍総理の健康を気遣うのであれば、早期に臨時総理代理を置くか、新総裁を選出して、治療に専念させるべきである。情報を糊塗して濱口首相の二の舞を演ずるべきではない。
安倍総理(当時)と濱口雄幸元総理を同列にしている。両者とも歴史に名を残す宰相であることに疑いはないが、比較するには、あまりにも事例が違う。
そして、安倍総理(当時)の国会への出席を頻りに求めていたのは、立憲民主党をはじめとする野党だ。野間氏が、本当に当時の安倍総理の体調を心配していたならば、野党に対して文句を言うべきだ。
野間氏は、総選挙の候補者として存在感を出したいのだろうが、空回りしていると言わざるを得ない。
仕舞いには、立憲民主党所属議員にも文句を言い始めた。
「国会議員は東京と選挙区を往来するな!」立憲民主党の国会議員、結構往来していますよ?
野間氏は、候補者として、新型コロナ対策に、当然だが関心があるようだ。その証左として、次のような投稿をTwitterにしている。
野間氏の主張は、よくわかる。しかし、選挙区を往復している国会議員には、当然のことながら立憲民主党所属国会議員もいる。
立憲民主党の代表を務める枝野代表は、当然ながら、候補者の応援等の為、地方に出向いている。
山井和則衆議院議員も、絶賛移動中である。
柚木道義衆議院議員は、地元で精力的に運動を行っている。
逢坂誠二衆議院議員は、地元での式典に出席している。
総じて野間氏が「往来するな!」と発言した後の行動だ。与党議員の動きを見て、野間氏は発言したのだろうが、立憲民主党所属国会議員の行動は無視するのか。
珍説・迷言、そしてTwitterへの投稿を見ても、どれも軽量級ばかりだ。前衆議院議員なら、もっと効果的な活動ができたはずだ。
選挙の時のみ必死にアピールするつもりなら、議員はおろか政治家としての資質に疑問符が付く。
枝野代表、そして福山幹事長、しっかり候補者を選んでいるのですか??