川勝知事、猛反発していた津波浸水地域への病院建設をあっさり承認!!リニア工事は一歩も引かないのに、浸水地域に病院を作るのは容認するの???
静岡県知事選が刻一刻と迫る中、川勝知事といえばリニア工事に対しても一向に譲る気配すら見せない。あくまでも知事選まではリニア工事反対は民意だと押し通すようだ。
そんな川勝知事だが、この度、静岡県立総合病院と桜ケ丘病院が参画する地域医療連携推進法人を認定した。当初は津波浸水区域に病院を移すことを「民意が得られない」と、リニア工事と同じ理由で猛反発していたのだが、あっさり譲歩し認定してしまったのだ。
いったい何故なのか???
リニアがダメで、津波浸水区域に病院を移すことはOKとはなぜなのか。
川勝知事、津波浸水区域に病院を移すことに猛反発しておきながら、あっさり認可を出す
静岡県立総合病院と桜ケ丘病院が参画する地域医療連携推進法人の認定について、川勝平太知事は、付帯意見をつけた上で認可する方針を示した。(参考)
しかし、この計画を巡り、かつて川勝知事は静岡市の対応に対して猛批判をしていた。
静岡県 川勝平太知事:「静岡市がJCHOと結んだ協定には重大な問題がある。それから、津波浸水区域に病院を移すという判断した方の責任は重い。津波浸水区域にあえて病院をつくるということに対しては一貫して、大きな問題と言ってきた。その考えに変わりはない」
(中略)
川勝知事:「最大の問題は民意が反映されていないという問題です。公園になったことのいきさつも不透明である。決定の不透明感が付きまとっています」
リニア工事反対では「地元住民の理解、協力が得られなければ着工できない」と述べていた川勝知事。ここでも「民意が反映されていない」と、地域住民の意見を代弁するかのような発言をしていたのである。
川勝知事は、桜ヶ丘病院の内野院長との面談の中でも「浸水地域にそういうことをするのは、どうしてもなかなか説明しにくい」と苦言を呈していた。(参考)
リニア工事と酷似するケースなのになぜ?浸水軽視ですか?
さらに、川勝知事は県医療審議会委員へ反対する内容の文書を送付していた。
川勝知事は桜ケ丘病院(静岡市清水区)のJR清水駅東口公園への移転問題を巡り、津波浸水想定区域への移転に反対する内容の文書を県医療審議会の委員に送付したと明らかにした。同病院と県立総合病院(同市葵区)は常勤医師の確保に向けた県内初の地域医療連携推進法人の設立を知事に申請していて、同審議会は23日の会合で設立の認定に関する意見をまとめることにしている。
川勝知事は両病院の院長が8日に認定を申請するため県庁を訪れた際「全国知事会の東日本大震災復興協力本部長という立場上、(病院の)津波浸水は避けねばらない。防災先進県としても説明しにくい」などと述べ、桜ケ丘病院を運営する地域医療機能推進機構(JCHO)と静岡市が合意した東口公園への移転案を批判した。
津波浸水想定区域への移転に対して、知事が懸念を示すのは当然の反応である。それなのに、急遽認可を出したことは不可解でならない。本当にリニア反対の川勝知事と同一人物なのかと疑いたくなる。
そして、リニア工事反対と重なることがもう一つある。川勝知事はかつてリニア推進派を公言していたように、法人設立自体にも賛成という立場だ。
しかしリニア工事には徹底抗戦の姿勢を示しているのに、法人設置には条件付きとはいえ、あっさり認可を出している。
これまで紹介してきたコロナ対応然り、これまでの川勝知事にはリニア以外には情熱が全く感じられない。
どうやら、知事再選にリニア工事を利用していると言う疑惑も今回の件を見て、いよいよ現実味を帯びてきた。
こういう県知事が現職でよいのか、考えるべき時が来た。