ダブスタ!リニアに厳しくダムに甘い川勝知事!!しかも、田辺市長への私怨で地元の声も封殺か???
静岡県の川勝平太知事が4選を目指して、出馬の意向を発表した。
これまでの川勝知事の言動を見ていれば、知事としての能力と資質に問題があるのは明らかだ。そしてまたしても、川勝知事の大井川の水問題における対応に、矛盾があることが判明した。
いかに川勝知事のリニア工事反対が薄っぺらなものか、ご紹介するのでご覧いただきたい。
ダブルスタンダード!大井川の水問題。環境補選において、リニアに厳しくダムに甘い川勝知事!!
東洋経済オンラインが、6月の静岡県知事選に出馬する川勝知事のダブルスタンダードを指摘する記事を配信した。
記事によると、リニア工事には散々厳しい要求をJRに突き付ける川勝知事。しかし、大井川の水量減少に対して一番問題視されている中部電力のダムの水利権許可更新を放置しているのだ。
大井川源流部にある中部電力の二軒小屋発電所(最大使用水量毎秒11立方m)、赤石沢発電所(同7立方m)が国の水利権許可更新が認められないまま稼働を続けている問題で、田辺信宏静岡市長が「(国の許可に当たって)南アルプスユネスコエコパークへの配慮が必要」などとする異例の意見書を川勝平太静岡県知事宛に送ったことがわかった。
川勝知事は4月13日、リニア問題を争点に6月3日告示の知事選(20日投開票)へ4期目の出馬表明をしたばかり。リニア問題では「世界の宝である南アルプスエコパーク保全は国際公約」などと再三、述べる知事に、ダムの自然環境へ与える影響こそ大井川最大の水問題と指摘する意見も多く、田辺市長は、知事選を前に痛烈な“牽制球”を川勝知事に向かって投げたようだ。
本当に「世界の宝である南アルプスエコパーク保全は国際公約」と思っているのなら、川勝知事は中部電力のダムに対して放置などしていないはずだ。
大井川上流部にはいくつかの導水路が張り巡らされていて、毎秒約5万tの水を山梨県側の発電所に送り、富士川に放流されている。(参考)
そういった現状を放置している川勝知事だが、これで、いかに彼の環境保護の訴えが薄っぺらで矛盾だらけのご都合主義かが解る。
田辺市長が意見書を送るのも当然だ。まさに、ダブルスタンダードの最たる例といっていいだろう。
政治の私物化!?田辺市長への私怨で、井川地区の地元の声を封殺か?
川勝知事がリニア工事に猛反対する理由として、幾たびも大井川の水を挙げてきた。しかし、だ。静岡市の田辺市長との確執も反対理由なのではないかとの指摘があった。
ただ、川勝知事と田辺市長の関係が最悪であることが、水利権更新の知事意見に影響するかもしれない。約3年前、田辺市長がJR東海とリニアの静岡工区トンネル建設と地域振興に関する合意書を結ぶのに当たって、県への報告をしなかったことで、川勝知事は激怒、田辺市長の対応をあしざまに批判した。知事はリニア問題を協議する大井川流域の自治体から静岡市を外してしまった。
4年前の知事選で川勝知事は、静岡市を廃止する“静岡県都構想”を掲げ、井川地区の過疎問題を指摘したうえで、田辺市政を痛烈に批判した。ただ、エコパークの中心地域にあり、リニア工事の最前線の井川地区に生活する人々は、早期着工を望む声が強い。残念ながら、リニア問題で、田辺市長は知事に地元住民らを代弁する場を与えられていない。
まさに田辺市長への私怨だ。こういった狭量な川勝知事の人物像を鑑みても、空港直下の新幹線新駅への恨み節といった意見が飛び交ってもおかしくない。
しかも、井川地区は早期着工を望んでいるということで、田辺市長を理由に、井川地区の住民の声も届かないようにしている。つまり、邪魔な民意は聞こえないようにしていたのだ。
ダブルスタンダード、政治の私物化、これが川勝知事の本性だ。今回の選挙での静岡県民の方々の選択は本当に重要だ。