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2015年に「静岡都構想」を掲げた川勝知事 → 5年経過しても何も進展せず、単なるアピールだったのか?しかも、川勝県政の恥をさらけ出すおまけつき

昨年の11月に大阪都構想の住民投票が行われて否決された。

その裏で実はひっそりと静岡都構想が話題になっていた。

2015年に川勝知事は、大阪都構想で争点の1つとなった「二重行政の弊害」が静岡県と静岡市の間にもあるとして、静岡市域において地域の住民サービスは、現在の3行政区が行い、広域行政は県が担うとする「県都構想」を提唱した。

しかし、その後何の進展もなく、ただ月日を重ねるだけとなった。

大阪都構想の裏で、話題となった「静岡都構想」

川勝知事は、大阪都構想が否決された際に以下のコメントを出している。

住民投票で大阪都構想が再び否決されたことに川勝平太・静岡県知事と田辺信宏・静岡市長はそれぞれコメントを発表した。川勝知事は二重行政の弊害などをかねて指摘し「静岡型県都構想」の持論を掲げ、静岡でも都構想が可能となる法改正の必要性を強調した。一方、田辺市長は住民密着のサービスができる基礎自治体の重要性を挙げた。

川勝知事は「地域での議論が大いになされたことが、評価されるべきだ」とした上で、都構想の根拠である大都市地域特別区設置法の「人口二百万人以上」の規定に触れ、「大阪市民が自らの行政体制を選択できた一方で、静岡県の政令市には制度が適用されず、住民が選択の機会を得ることができない」と指摘。「地域の実情に応じた選択が可能になるよう国に働きかける」とした。

(出典 Wikipedia)

 

 

 

 

 

 

引用元 大阪都構想否決 県内も賛否

記事にもあるように、これは川勝知事の持論だ。無論、静岡市はこれに反対している。

大阪都構想がなぜ住民投票まで持って行けたのかというと、大阪府と大阪市が一体となって行動していたからだ。

しかし、川勝知事にはそれがない。むしろ、田辺市長を排除したいから静岡都構想をぶち上げたのではないかとも言われている。川勝知事の身勝手なワンマンぶりが際立つ。

そして、川勝知事の実行力の無さがあらためて明らかになったとも言える。

2015年にも同じことを述べていた川勝知事!!!

産経新聞は、2015年10月に「静岡県都構想」について報じていた。

川勝知事は人口200万人以上の政令指定都市(周辺地域も含む)に特別区設置を認めている大都市地域特別区設置法を改正し、県庁所在地の政令指定都市であれば人口が200万人未満でも特別区が設置できるようにする案を主張。他県知事らの賛同を得て国に法改正を働きかけていきたい考えだが、同制度の導入に同調する知事は今のところ現れていない。

(出典 産経新聞)

 

 

 

 

 

 

引用元 大阪都構想ならぬ、「静岡県都構想」って何?! 二重行政解消めぐり県、静岡市が火花

この記事と、大阪都構想でのコメントを見比べてみると、5年経ってもまるで同じことを言っている。つまり何も進展していないということだ。いや、何もしていないと言った方が相応しいのかもしれない。

哀れ!川勝知事、無能ぶりを自ら暴露!!!

しかも、川勝県政の恥をさらけ出していることに川勝知事は気付いていない。首都圏の知事及び副知事たちは、二重行政の不利益はないという回答だった。

神奈川県の黒岩祐治知事は「地域の実情を踏まえ、地域自らが判断すべきこと。神奈川は個別の問題についてその都度意見交換する場があるので、二重行政によって県民に不利益を与えていることはないとし、「検討するのは問題ないが、私たちがこの法律を適用することはない」と言い切った。

政令指定都市が県庁所在地である千葉県の高橋渡副知事も「県と千葉市で協議の場を設けているので、二重行政に大きな課題はない。大都市制度は国の形を左右するので、大局的に議論すべきだ」と発言。埼玉県の塩川修副知事からも、「地域の仕組みは多様であっていいが、埼玉県は)企画調整会議で連携を進めており、二重行政はないと考えると二重行政の解消策としての制度改正に慎重な見方が示された。

(出典 Wikipedia)

 

 

 

 

 

 

引用元 大阪都構想ならぬ、「静岡県都構想」って何?! 二重行政解消めぐり県、静岡市が火花

各県は、県と市がしっかりと協議し、二重行政がないように県政に務めている。それであればなんの問題もないということだ。川勝や大阪が賛同が得られないということはつまりそういうことだ。

現行の制度でどうやって上手くやっていくかで首長の力量が試される。静岡県の規模でそれが出来ないということは、無能と言わざるを得ない。他県で出来ることが出来ないと恥をさらけ出しているのだ。

もちろん、田辺市長も「(知事の言う)支障があるとは感じておらず、静岡市民は市の廃止を望んでいない」(参考)と、川勝知事の二重行政による不利益説を否定している。

つまり、川勝知事は知事としての資質の無さ、行動力の無さ、単なるアピールマシーンということを自ら暴露してしまったわけだ。

この川勝知事が、4度目の県知事選挙に臨む。静岡県民の良識的な判断に期待したい。

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