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公衆衛生の第一人者??これまでの実績は??渋谷氏の主張を真に受けるのは危険では?渋谷さん、ニュージーランド、豪州、台湾、中国、ベトナムはロックダウン可能な国ですよ!!

新型コロナで名前を売っている人物がいる。

多くの自称専門家が、新型コロナで名前を売ってきた。渋谷健司氏もその1人だ。その渋谷氏が東京五輪を開催できる状況ではないとの寄稿を文春にしたのだ。

中身はというと、大きな矛盾がある。

五輪中止を主張する人物の言葉は、やはり眉唾物だ。

公衆衛生の第一人者??具体的な実績は??

五輪中止を訴える人物に渋谷氏も加わった。文春は、渋谷氏を公衆衛生の第一人者と認識しているようだが、第一人者と呼ばれるほどの実績はあるのか。

少なくとも、西太平洋地域で、ポリオを撲滅した尾身茂政府分科会会長に匹敵するような実績は、渋谷氏にはない。

そんな渋谷氏が政府の新型コロナ対策を批判している。

日本では英国的なロックダウンはできないが、3密回避などの行動制限やマスク、手指消毒など感染経路の遮断を目的とした人々の自主的努力や飲食店への休業要請、そして、症状のある感染者のクラスター対策を軸とした対応を行ってきた。しかし、結局、自粛と緊急事態宣言を繰り返す結果となり、検査拡大と水際対策による「ゼロ・コロナ」戦略を取ったュージーランド、豪州、台湾、中国、ベトナムのような成果を上げることはできなかった。

引用元 「オリンピックが開催できる状況ではない。その決定的理由とは」公衆衛生の第一人者が断言《渋谷健司氏緊急寄稿》

この指摘には大きな間違いがある。渋谷氏は、ニュージーランド、豪州、台湾、中国、ベトナムの5か国の新型コロナ対策を評価しているようだが、この国々は、手段としてロックダウンを持っているのだ。

ニュージーランドは昨年3月にロックダウンを実施し(参考)、オーストラリアも地区単位でのロックダウンを年末に実施している。(参考

中国は言わずもがなだが、台湾は急激な感染拡大を前にして、市民がロックダウンに備え、生活必需品の需要が高まっていると報じられている。(参考) ベトナムに至っては5月25日から北部工業地帯でロックダウン措置を強化している。(参考

つまり、だ。渋谷氏は、ロックダウンが不可能な我国とロックダウンが可能な国を比較しているのだ。このような比較がまかり通るわけがない。

東京五輪が開催できない理由は、まさかのワクチン!!!

渋谷氏は、文春曰く、公衆衛生の第一人者とのことだが、東京五輪を中止にしたいのか、驚天動地な中止理由を述べている。

「無観客ではどうか?」「選手団の行動を制限してはどうか?」等、関係者の皆さんは、なんとか開催に向けた条件整備に尽力されていることとは思うが、残念ながら、現在の状況をつぶさに分析すると、五輪を開催できる状況にはないと言わざるをえない。

まず、世界的な変異株の蔓延で、多くの国々ではコロナ禍が収束していない。既に海外からの観客は受け入れないことになっており、大会期間中、選手団への頻回検査が検討されている。選手や関係者へのワクチン接種も発表されたが、ワクチンは感染を完全にコントロールできるものではなく、また、全ての選手や関係者がワクチンを打つとは限らない。ワクチン接種が進んでいる先進国はその恩恵を被ることができているが、大多数の国々では選手を含めた国民の多くにワクチンが行き渡るには相当な時間がかかる。

(中略)

日本はこのようなグローバルヘルス(地球規模の保健課題)においては、先導的な役割を果たしてきた実績があり、国際的にも高く評価されている。日本の総理自らが「世界中の人がワクチンを受けられるようになるまではコロナ禍は終わらない」という重要認識を世界に示すことは素晴らしいことだ。

(出典 BBC)

 

 

 

 

 

 

引用元 「オリンピックが開催できる状況ではない。その決定的理由とは」公衆衛生の第一人者が断言《渋谷健司氏緊急寄稿》

渋谷氏は、東京五輪ができない理由を、「ワクチンは感染を完全にコントロールできない」としながらも「全ての選手や関係者がワクチンを打つとは限らない」ことを挙げているが、意味不明だ。

前者ではワクチンの不完全性を主張し、後者では全員が打つとは限らないことを主張しているが、結局のところ、渋谷氏の論建てでいけば、仮に「選手・関係者全員がワクチン接種をしても、感染を完全に防げない」から東京五輪はできないという結論になるのではないか。

さらに、東京五輪ができない理由を語っているにも関わらず、大多数の国ではワクチンが行き渡るのに時間がかかるという理由も全く意味不明だ。

ワクチンが完全に感染を防げないと言いながら、菅総理の「世界中の人がワクチンを受けられるようになるまではコロナ禍は終わらない」という発言を素晴らしいと絶賛している。

ワクチンで感染を防げないことを主張するなら、当然、渋谷氏は、菅総理の発言に否定的な見解を示すのが筋ではないのか。

東京五輪の中止を訴えている人の主張には、総じて無理がある。渋谷氏をはじめ、東京五輪中止論者は、そろそろ本業に戻るべきだ。

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