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岸田前政調会長、「新しい資本主義」について議員連盟を立ち上げると大宣言 → 新しい資本主義とは渋沢栄一の合本主義の実行!!ベンチャー育成に力か??

岸田文雄前政調会長が注目すべき発表を行った。

来週にも「新しい資本主義」について議員連盟を立ち上げると言うのである。この岸田氏が掲げる「新しい資本主義」の詳細は不明だが、岸田氏の著作や過去の発言から類推できるので、ご紹介しよう。

岸田前政調会長、「新しい資本主義」について議員連盟を立ち上げると大宣言 → 新しい資本主義とは渋沢栄一の合本主義の実行!!ベンチャー育成に力か??

岸田氏は6月3日、「新しい資本主義」について議員連盟を立ち上げると大宣言した。

この「新しい資本主義」について、実は岸田氏は著作である「岸田ビジョン」で示唆しているので、ご紹介しよう。

第一に、資本主義のあり方の見直しです。

利益、それも短期的利益だけを重視し、「儲かりさえすればいい」とする功利主義の転換です。

利益をあげることはもちろん大切ですが、それをどう公平に分配し、持続可能な発展につなげていくかがより大切です。まさに、渋沢栄一翁の合本主義の精神とも言えます。

引用元 岸田ビジョン

渋沢栄一とは明治の大事業家であり、現在のみずほ銀行、JR東日本、帝国ホテル、東急グループ、理化学研究所、東京証券取引所、一橋大学、東京経済大学、日本製紙、東京海上保険会社、東洋紡、IHI、大日本印刷、日本郵船、東京ガス、いすゞ自動車、キリンビール、サッポロビール、清水建設、川崎重工業、第一三共、古河機械金属、新日鐵住金、太平洋セメント等々の大企業を創業・支援した恐るべき人物である。

明治時代に一人でAmazonやFacebookやGoogleやマイクロソフトを作ってしまったような人物なのである。

その彼は合本主義と言う考え方を提唱していた。まさに岸田氏が訴える理念である。この合本主義とは、公益を追及するという使命や目的を達成するのに最も適した人材と資本を集め事業を推進させるという考え方である。

つまり、金儲けのための資本主義ではなく、社会をよりよくしていくための資本主義が、合本主義なのである。これを復活させようと言うのが岸田ビジョンなのである。素晴らしい理念であり、近年の実業ではなく、虚業重視になっている投資のあり方に一石を投じる考えである。

同時に、渋沢栄一と言うベンチャー投資家を持ってきたことから、これまでの大企業や斜陽産業重視ではなく、岸田氏はベンチャー投資や企業育成を考えているとも言えるだろう。これまで我国はベンチャー育成を怠った結果、LINEのような韓国系企業に最新産業を食い物にされてきた。LINEはもともとは韓国ネイバーの子会社であり、現在も祖父会社の半数の株をネイバー社が保有している。

ぜひ岸田氏主導で、国内からLINEなど問題だらけの”事実上の外国系企業”を駆逐するベンチャーを育成していただきたい。

今回の岸田ビジョンは我国の持続的な経済成長には欠かせない考え方であり、ぜひもっと訴え、完遂していただきたいものだ。

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