冤罪!田村厚労相の「自主的な研究の成果の発表」発言、質問の趣旨・回答の全文を読むと問題なし!!メディアは猛省せよ!!
日に日に信用を落としていくメディア。
そんなメディアの不信をさらに加速させる出来事があった。今、メディアは田村厚労相の大臣記者会見での発言を痛烈に批判している。
しかし、だ。田村厚労相の記者会見のやり取りを読み解くと、田村厚労相には全く落ち度がないことが判明した。
メディアは、一体なんの為に「切り取り」報道をするのか全くもって理解に苦しむ。それで何の得が国民にあるのか???
我国のメディアは、我国を代表する「恥」としか言いようがない。
田村厚労相の発言に噛みつくメディア!!
田村厚労相の行った記者会見。その記者会見での発言は、メディアにとって恰好の攻撃材料になった。
7日に報道された情報番組では次のように批判の嵐だった。
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は4日、衆院厚生労働委員会で、東京五輪・パラリンピック開催による感染状況への影響や対策などに関する独自の提言を緊急事態宣言の期限を迎える20日までに公表する考えを明らかに。この提言に関し、田村厚労相は「自主的なご研究のご成果の発表だと思いますので、そういう形で受け取らせていただく」と述べた。
(中略)
坂上は「政治家って怖いな。侮辱ですよ、これ」「急いで慌ててこの言葉しか出てこないんだったら、その程度だわ」と、あきれていた。
日々、反政府の言動を繰り返す坂上氏の番組のため、田村厚労相の発言を批判するのは目に見えていた。
更に宮根氏も次のように批判した。
宮根アナは「小学生の夏休みの自主研究じゃないんですから。尾身会長ですよ」と田村厚労相の「自主研究」という言葉に疑問を呈した。
テレビの情報番組がこの調子なら、当然、新聞に至ってはさらに批判の姿勢を鮮明にしている。(参考)
何も考えずに条件反射のように、噛みつくのはまるで立憲民主党と瓜二つだ。
田村厚労相は、本当にそのような意図をもって発言したのか。田村厚労相の記者会見の全発言を見てみると全くそのような意図はないのだ。
冤罪!田村厚労相の発言に問題はなし!メディアは切り取りをやめよ!!
メディアの恰好の攻撃材料になったのは、田村厚労相が4日に開催した記者会見での発言だ。
4日の記者会見の内容は、厚生労働省のホームページに田村大臣会見概要として掲載されている。
記者:
政府分科会の尾身会長は東京オリンピックの開催に当たりまして感染リスクや対策のあり方を示すと言っています。政府はこれまで専門家の見解を伺いながら、という姿勢を示されてきましたけれども、分科会とは別のところで表明されるようなお考えも示されていますが、そのような形でも意見を取り入れるお考えはありますでしょうか。大臣:
調整会議の中に専門家の方々が2名入っておられて、アドバイザリーボードの中にもおられる方でございますけれども、いろいろな専門的なご意見をいただいていると思います。そこで一応専門的なご意見という形の中で反映をしているんだと思いますけれど、専門家の方々はいろいろな方々がいろいろな分野でおられるわけでありますので、自主的にいろいろなことをおっしゃられるということはあると思います。
そういう中において政府で参考にさせていただくものがあれば、それは政府の中でも取り入れさせていただくということは当然あると思いますけれども、いずれにいたしましても、自主的なご研究の成果の発表ということだと思いますので、そのような形で受け止めさせていただくことになると思います。
引用元 田村大臣会見概要
これが、メディアが切り取った部分の全体像だ。田村厚労相は、確かに「自主的なご研究の成果の発表」という言葉は使っている。しかし、だ。応答の前提になった質問内容を見てもらいたい。
「分科会とは別のところで表明されるようなお考えも示されていますが、そのような形でも意見を取り入れるお考えはありますでしょうか。」と記者は質問しているのだ。
こうした質問の流れの中で、田村厚労相は応答しているのだ。
分科会とは別なところの提言は、「自主的な」と表現するしかない。
さらにだ。田村厚労相は、提言を無視しようとしているのではない。「政府で参考にさせていただくものがあれば、それは政府の中でも取り入れさせていただくということは当然ある」と語っているのだ。
分科会とは別のところで表明されても、田村厚労相は参考・取り入れると言っているのである。
メディアは、見事なまでに田村厚労相の発言を切り取り都合の良く報道した。メディアは批判できればどんな手法も使うつもりなのか。今はコロナ禍だ。少しは国民のことを考えられないのか???
信用が一層落ちたメディアは我国の恥に他ならない。