新国家安全保障局長と一部報道の秋葉剛男氏は、大失敗の「日中の戦略的互恵関係」を大推進した親中派外務官僚!!
毎日新聞や産経新聞が決定事項であるかのように報じ、一方で朝日新聞や時事通信が未確定だと報じた、北村滋国家安全保障局長の退任。
しかし、その後任と騒がれる外務省の秋葉剛男元外務次官は、大失敗に終わった「日中の戦略的互恵関係」を大推進した親中派外務官僚なのである。
(堂々とした態度の王毅外相に卑屈な内股で謁見する秋葉氏。こうした態度の人物が国家安全保障局長にふさわしいのか??)
新国家安全保障局長と一部報道の秋葉剛男氏は、大失敗の「日中の戦略的互恵関係」を大推進した親中派外務官僚!!
一部で報道されている国家安全保障局長候補の秋葉剛男氏だが、彼は第一次安倍政権で推進され、当時の胡錦涛指導部と締結した「戦略的互恵関係」の発案者であり、推進者である。
この「戦略的互恵関係」とは、「日中両国が相互理解を深め、相互信頼を築き、互恵協力を拡大しつつ、日中関係を世界の潮流に沿って方向付け、アジア太平洋及び世界の良き未来を共に創り上げていくことを宣言した。」とするものである。
つまり日中が歴史問題や尖閣諸島問題などを棚上げにして、協力できる環境分野や経済分野での協力を深めていくと言うものである。親中的な福田康夫元首相やルーピー鳩山元首相が好んで使った言葉でもあることからわかるように、きわめて親中路線だ。
この「戦略的互恵関係」が何の意味もなく、中国に時間稼ぎさせただけのポンコツなのは歴史が証明している。
また今日も別の記事で触れたが、すでにこの時日本は中国の無神経さ、不道徳さは目の当たりにしている。それは天安門事件だ。
天安門事件で中国政府が虐殺を行なったため、西側各国は協調して経済制裁に踏み切った。
当然中国政府は、経済危機に陥った。しかし、日本政府は西側諸国が強調する中で、一人だけこの経済制裁を解除したのである。中国はこのおかげで息を吹き返し、この経済制裁は意味を持たなくなってしまったのだ。当然これは外務省が進言して日本政府が行なったものだ。
それにも関わらずこんな意味のない「日中の戦略的互恵関係」などという愚の骨頂を繰り返したのが外務省であり、推進したのが秋葉氏なのだ。歴史から学ばない愚かな人物ということだ。
第一に、この日中間での協定以降、「歴史」解釈や謝罪の問題が前面に出ることはなくなったが、より広範な外交問題に波及しただけに終わった。特に、歴史問題での直接的な攻撃を控える代わりに、2010年代以降、尖閣諸島への侵略行動や挑発は激化した。
また習近平政権の反日教育は止まるどころか、加速している。
第二に、戦略的互恵関係の下で環境や経済協力が進んだが、これは中国を肥え太らせるだけに終わった。しかも、我国への中国によるPM2.5や黄砂等の環境被害は解決するどころか悪化した。環境協力は、中国の環境ビジネスを助けただけだったのである。
しかも我国は中国への経済的依存を深めただけで、その間に世界第二位の経済大国から第三位へと転落し、中国に抜かれてしまった。結局、日中の国力が逆転する間、何もせず、むしろそれを助長したのが、秋葉氏発案の戦略的互恵関係だったのであろう。
第三に、戦略的互恵関係と言いながらも、中国は我国を対等なパートナーと認識しているかは怪しいと言うことだ。我国を刺激することが分かっているのに、尖閣諸島周辺の接続水域挑発行動を繰り返し、領空侵犯も連日行っているのは我国を馬鹿にしているからである。
コロナ禍で戦略的互恵関係が何かの役に立ったの??中国がいつ、我国に相互理解・相互信頼・互恵協力を拡大したの??無理解・不信・強欲の拡大では??
しかもコロナ禍以来、中国が一度でも「相互理解を深め、相互信頼を築き、互恵協力を拡大」したことがあったか???むしろコロナウイルスの感染拡大を無責任にも拡大し、謝罪すらしていない。いかに秋葉氏の戦略的互恵関係とやらが有害無益であったかは明白だ。
今でも継続中と言うことになっている、こんな珍政策を推進し、日中間の協定を推進したのが秋葉氏なのだ。世界が中国に厳しい時代に、こんな人物を国家安全保障局長に据えることなどありえない。
自民党の青山繁晴参議院議員は、今、一部の外務官僚と親中派が結託して、メディアに情報をリークして、親欧米反中の北村氏を国家安全保障局長を退任させようとしていると指摘する。
今こそ、親中勢力の謀略を粉砕すべき時だ。
菅政権も、もう少し外務官僚の発言を鵜呑みにせずに考えるべきだ。
外務省の今までの成果のなさを見ればそれは明白だ。