敗訴に歯軋り「選択」の醜態!!「罪深きはこの官僚」などと官僚を個人攻撃して虐めるのは辞めるべき!!
雑誌「選択」は、反論できない立場の官僚を「罪深きはこの官僚」などと、毎号であることないことを書き連ね、誹謗中傷してきた。
その「選択」がとうとう現役の官僚から4本の記事で訴訟され、3本で名誉棄損が認定され、記事の削除と220万円の損害賠償を支払うことになった。正義は勝つ。
そこまではよいものの、何と「選択」は、そのことがよほど悔しかったのか、ズタボロに負けたのに、実質勝訴などと大本営発表をしたのだ。“実質”などと言わざるを得ないところに全てが出ている。
メディアによる官僚いじめは、もう辞めるべきだ。
敗訴に歯軋り「選択」の醜態!!「罪深きはこの官僚」などと官僚を個人攻撃して虐めるのは辞めるべき!!
雑誌「選択」は2021年7月1日発売号で、北村滋国家安全保障局長への誹謗中傷記事で敗訴したことを受けて、負け惜しみとしか思えない記事を配信した。
経緯は、こうだ。
「選択」は北村局長に対する記事を2017年以降に4本掲載したが、北村局長は名誉棄損として訴訟を起こした。その結果、2020年11月の一審判決では、その内の3本が名誉棄損と認定され、記事の削除と損害賠償220万円が認められた。
ほとんど「選択」の敗北であるが、双方が控訴し、第二審が開かれ、6月17日に判決が下りた。その結果は双方の控訴の棄却であった。つまり、裁判所の判断としては、やはり3本の記事は名誉棄損であり、記事の削除と損害賠償220万円が命じられたと言うことになる。
そのことがよほど悔しかったのか、選択は以下のような珍説を最新号で述べたのである。
内容勝負の本紙は実質勝訴と自負している。
(中略)
本件はあくまで北村氏の私的な訴訟である。その判決文を公職の立場を利用し、まして内閣官房国家安全保障局の記者発表ルートを使って「広報」するのは、職権乱用、公私混同を越えた公権力の私物化でなくて何であろう。「お前たちも同じ目に遭うぞ」とバンキシャへの威嚇も意図しているのだろうか。
引用元 官邸官僚「北村 滋」引き際の醜態
意味不明だ。
実質とつけなければならず、自負と表現しなければならない時点で、負け惜しみだ。本当に勝訴だと思っているなら、実質を付ける必要も自負を付ける必要もない。
判決は明確である。「選択が書いた記事の4本中、3本が名誉棄損と記事削除が認定され、220万円もの賠償金を支払わなければならない」これが判決内容だ。つまり時点で、選択の敗訴であることは客観的事実だ。
しかも、国家安全保障局の官僚が参考までに番記者に対し、勝訴判決文を送り付けたことを「職権乱用、公私混同を越えた公権力の私物化でなくて何であろう」などと言い張るのも見苦しい。
組織のトップに対し、業務に支障をきたしかねない誹謗中傷をメディアが行い、それに裁判で勝利したのでメディアに広報するのは当然だ。それを公権力の私物化と指摘するのであれば、むしろ選択こそ第四の権力の私物化であろう。
これまで「選択」は「罪深きはこの官僚」などと言う、おぞましい連載を行い、多くの官僚を個人攻撃し、足を引っ張ってきた。昭和ならそういうやり方も通じたのであろうが、今やそういう時代ではないのだ。
しっかりとした事実と取材が必要だ。
悪い官僚もいるだろうが、良い官僚もいるだろう。それはどの世界でも同じことだ。
「罪深きはこの官僚」もいるだろうが「国民の公僕はこの官僚」のような事実も国民は知りたいだろうし、国民は知るべきだ。そして、問題なのは個人ではなく、システムである。
本当に人の足を引っ張ることしかしない現在の我国の社会の風潮にはうんざりだ。
選択の猛省を望む。