珍説!前田日明氏「欧州はだいたい収入の80%くらい補償してる」→そんな国はありませんよ!!G20の中で支援の金額はGDP比では日本が世界一なの知らないの???
格闘家の前田日明氏が専門外のコロナ対策に言及し、何と「欧州はだいたい収入の80%くらい補償してる」などと珍説を述べた。
いったいどこの時空の欧州の話をしているのか???
珍説!前田日明氏「欧州はだいたい収入の80%くらい補償してる」→そんな国はありませんよ!!!
前田日明氏は7月3日のスポーツ新聞の取材に対し、専門外のコロナ対策について語った。
格闘王・前田日明氏(62)が、揺れに揺れる東京五輪問題を一刀両断した。6月に出版した自著「日本人はもっと幸せになっていいはずだ」(サイゾー刊、1400円+税)で現在の日本の抱える問題を指摘した前田氏は、今回のインタビューで〝国民の怒り〟を代弁。我慢に我慢を重ねた末の東京五輪がこのままでは日本を危機に追い込むと主張し、再延期を提言した。
――本書の中では日本のコロナ対策にも言及していた
前田 欧州はだいたい収入の80%くらい補償してるんだよ。補償してロックダウンしますよ、と。日本は(個人に)1回10万円やってさ、企業に100万、200万円配って、それで終わりじゃん。2年だよ、2年。潰れるの当たり前じゃない。日本の産業根幹から潰れるよ。
恐ろしいほどデタラメだ!!
例えばドイツは全世帯補償はやっていない。
EU職員として断言しますが、これは日本を貶めるデマですね。
ドイツは全世帯向けの支援策は実施していないため『1世帯あたりの支援』を算出する事は出来ません。また、一部の申請者への支援も現在はストップしている状況です。(偽サイトによる被害、不正受給といった問題が出てきたため) https://t.co/O8wrxJZfri
— EU機関職員ボンド (@EU_Kummerspeck) April 10, 2020
また、過去に共産党系アカウントが英国では手厚いのになどとデマをまいたが、これも大デマである。
まず飲食店の家賃補助だが、これは法人の場合は最大600万円、個人事業者の場合は最大300万円が支給される。
飲食店の従業員ひとり1日当たり1万5000円(月額33万円)を上限とする雇用調整金も存在する。これは飲食店が休業中に従業員に支払うためのものである。しかも特例措置により、パートやアルバイトも対象になるなど、コロナによりバーゲンセール状態の多くの特例まで付いている。この上限月33万円も政府がコロナにより、大幅に引き上げたものである。
個人事業でないサラリーマンの私としては許せないほど多い金額だ。
これ以上は割愛するが他にも数多くの支援がある。個人事業主、自営業、中小企業、大企業には様々な補助がある。
テイクアウト・デリバリー補助、設備補助、IT補助、Go to eat 、無利息保証人無融資などもある。むしろ多すぎてわかりにくいくらいだ。
そして何よりも重要なのは英国のファイナンシャルタイムズがしっかりと報じているが、我国の支援の金額はGDP比ではG20諸国では世界一だと言うことだ。
こんなに手厚いのに前田氏は何を考えているのか???
何も見ていないし、見ようとしていないとしか思えない。
格闘家は格闘家らしく口舌ではなく、拳で語るべきだ。
少なくとも政治や社会を語る資格はない。
勘違いで国民を扇動するのはやめていただきたい。