各メディアで記者による感染拡大が大発生!! → 政府の新型コロナ対策を批判している暇があるなら、自粛も我慢もお構いなしのメディア自身の感染防止対策を総点検されては??
連日、東京五輪についてネガティブな報道をしているメディア。
その理由はただ1つ、新型コロナ感染防止対策だ。政府の新型コロナ感染防止対策、水際対策が脆弱と連日報道しているのだ。
そこまで政府を批判しているなら、さぞかしメディアの新型コロナ感染防止対策は万全なものなのかと思いきや、決して褒められたものではない。むしろひどいものだ。
海外で取材を行っていたNHKの記者が新型コロナに感染したらしいが、取材中に感染したのではなく、ゴルフコンペ後の打ち上げで感染したとの報道がある。さらに別のメディアは、五輪の事前合宿を取材していたカメラマン等が感染したとの報道がある。
政府を批判するのが、やりがいなのかもしれないが、まずは自身の新型コロナ感染防止対策を総点検することを勧めたい。
NHK記者が打ち上げ参加でコロナに感染???
多くの国民が自粛や我慢を強いられている中、自由気ままな職種が2つある。1つは国会と地元を行き来している国会議員。もう1つは取材であちらこちらに行くメディアだ。どっちもやりたい放題の特権階級だ。
メディアは国内に留まらず、取材の為に海外にまで、足を運んでいる。もちろん、NHKもそんなメディアの1つだが、エチオピアに取材に行った記者が新型コロナに感染したようだ。
取材活動中に感染したなら致し方ない感もあるが、感染は別の原因だったようだ。
A氏はNHK入局後、海外支局の要職を歴任してきた。そのなかで、今度の取材地はエチオピア。現在、エチオピアで政府軍と武装勢力の軍事衝突が続いている。彼はその取材にむかうなかで、コロナ感染した、とのこと。現地で取材中にコロナ禍に巻き込まれたのか…と思ったら、どうやら理由は別らしい。
「6月中旬、南アフリカのヨハネスブルグで商社マンなど現地駐在員が20人ほど集まるゴルフコンペがあり、A記者も参加したそうです。ゴルフ自体は健康にいいものですし、日本でもコロナ感染に気を付けながらゴルフを楽しんでいる人はたくさんいます。
ただ、局内で問題視されているのは、A記者が“夜の打ち上げ”に参加したらしいこと。参加者の半分はコンペが終わると早々に帰宅したのですが、A記者は二次会にも参加したそうです。後日、この打ち上げの参加者の数人から陽性反応が出たことが判明し、クラスターの発生が明らかになりました。事実であれば、危機管理意識が低いと思われても仕方がないでしょう」(同)
なんともお粗末な話だ。記者であるなら、新型コロナの感染防止対策はもちろん、どのような行動が感染しやすいか把握していたはず。まるで危機管理がなっていない。
こうした危機管理の甘いメディアはNHKだけではない。静岡放送も同様だ。
事前合宿取材のカメラマンらが新型コロナ陽性!!!
目下、メディアが注目しているのは東京五輪だ。その東京五輪を取材するのは、当然のこと。今メディアが、視線を向けているのは事前合宿だ。こともあろうに事前合宿を取材していたカメラマンらが新型コロナに感染したのだ。
静岡放送(SBS)は2日、いずれも報道制作局所属の30代の男性カメラマンと男性ディレクターが、新型コロナウイルスに感染したと発表した。カメラマンは6月29日、静岡県島田市内で合宿中の東京五輪シンガポール卓球選手団の初練習を取材していた。
(中略)
SBSによると、カメラマンは29日、練習会場の島田市総合スポーツセンターの入り口で検温をしたが平熱だった。同センターには約3時間滞在。選手団が練習するメインアリーナや観客席で、カメラを三脚に固定したり、肩に担いで歩いたりしながら撮影した。
カメラマンとディレクターは28日、同県三島市で行った情報番組のロケで一緒だった。ロケ先では車内でマスクを外して弁当を食べるなどした。29日にディレクターが発熱し、病院に行ったところ、へんとう炎と診断された。30日にも熱が下がらず、新型コロナの簡易検査をしたところ、陽性反応が出た。
来日する選手団は、我国のことを想って、感染防止対策を徹底した上で来日している。その選手団が我国で感染したら本末転倒の事態だ。万全な状態で東京五輪に挑むことも難しくなる。
感染したメディアの人も一般の人と同様に、早期の回復を願いたい。
しかし、雇い主であるメディアには猛省を求めたい。今メディアがやるべきことは、まずは自身の新型コロナ感染防止対策を見直すことだ。自らの新型コロナ感染防止対策を疎かにして、政府を批判するのは、信用を失うこと以外何物でもない。