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大失笑!プレジデントオンライン「東京五輪の視聴率が米英で低いゾォ!」 →時差って知ってますか?開会式は米国では金曜の朝ですよ! 「ユーロ2020の開催費用は東京五輪よりも安いゾォ!」 → 比較対象が明らかに間違い!!

東京五輪の競技が進行している中、相変わらず、東京五輪叩きがメディアで行われている。その東京五輪叩きの中には荒唐無稽、批判の為の批判であるものが多い。

そんな何の役に立つこともない批判を行っているメディアの一つがプレジデントオンラインだ。

プレジデントオンラインは東京五輪の視聴率が低いやら、東京五輪と同様に1年延期されたユーロの方が、開催費用が安いなど、意味不明な批判を繰り広げている。

プレジデントオンラインの批判が意味不明な理由は、基本的な視点が欠けているからだ。

プレジデントオンラインは歴史ある「プレジデント」の名を汚しているだけだ。

アメリカ、イギリスで視聴率低下→時差は無視なの??

東京五輪を叩くことを社是とでもしているのか。プレジデントオンラインは、視聴率の低下を指摘している。それもアメリカとイギリスの視聴率だ。

ニールセンや米NBCユニーバーサルによると、アメリカで東京五輪開会式を視聴した人は過去33年間で最低の1670万人にとどまった。ロンドン五輪より59%減、前回のリオ・デジャネイロ五輪より37%も減少した。しかし、下の図表をご覧いただくと分かるように五輪全体の放送権料は右肩上がりに増え続けている。

(中略)

イギリスにおける視聴者数もロンドン五輪の開会式では2690万人を記録し、世界中が注目した前年のウィリアム王子とキャサリン妃のロイヤルウェディングを上回った。当時、IOCの担当者は「ロンドン五輪は真に五輪放送の新しい時代を告げるものだ」と胸を張った。

しかし、深夜に放送が始まったリオ五輪開会式の視聴者は380万人まで減り、東京五輪の開会式はそれを下回る230万人にとどまった。

引用元 「東京五輪のコストはユーロ2020の250倍」なぜ日本人はIOCのぼったくりを許すのか

プレジデントオンラインは開会式の視聴率が低いことが嬉しいのか、肝心なことが抜け落ちている。アメリカ・ニューヨークとは時差が13時間あり、イギリス・ロンドンとは時差が8時間あるのだ。

ニューヨークに至っては開会式が始まった時間は、金曜の朝であり、ロンドンでは金曜の昼だ。これで視聴率を期待する方がどうかしている。

プレジデントオンラインのくだらない批判はまだ続く。今度は開催費用をユーロ2020と比較したのだ。

一国開催と多国開催で費用を比較することに何の意味がありますか???

時差を気にしないプレジデントオンラインの東京五輪叩きの姿勢には驚いたが、更にプレジデントオンラインは驚愕の主張をしている。それが開催費用だ。

EURO2020と東京五輪の違いをマセソン教授はこう指摘する。

最大の違いは大会開催コストだ。UEFA(欧州サッカー連盟)は数年前、EUROを欧州大陸全体のイベントにして、個々の都市がいくつかの試合を招致できるように決定した。過去の大会は1つの国か、2つの国で行われてきたため、多くの国が大会開催のため新しいスタジアムを建設し、インフラを整備する必要があった」
「1つか2つのワールドクラスのスタジアムがあっても、8つも10もない国もある。しかし今回から分散開催になり、10カ国11都市が試合を招致できた。それぞれの国はワールドクラスのスタジアムを少なくとも1つぐらいは持っており、新しいインフラは必要なかった。コストは東京五輪の250分の1である約1億ドル(約110億円)に収まったはずだ

引用元 「東京五輪のコストはユーロ2020の250倍」なぜ日本人はIOCのぼったくりを許すのか

プレジデントオンラインの主張を支持する教授も指摘しているが、ユーロ2020は多国開催だ。そして東京五輪は言うまでもなく単独開催。費用が多国開催の方が費用が分散するのだから安く済むのは当たり前の話だ。

それに、プレジデントオンラインに問いたい。五輪は多国間で開催することが認められているのか、多国開催が五輪憲章にでも書いてあるのか。プレジデントオンラインとは異なり賢明な人はお分かりだと思うが、五輪が多国開催されたことは一度もない。

猛省を望む。

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