AERAがまたしても珍説掲載!自らの意見に沿わないと批判の対象?社会学者の言うことですか???
飽きることなく、東京五輪批判をしているAERA。著名な人の意見を掲載し、東京五輪批判が正義とでも思っているようだ。
AERAが白羽の矢を立てたのが、社会学者の上野千鶴子氏だ。
学者なので、どのような意見を表明しているのかと、少し期待したが、全くもって期待外れの内容だった。
東京五輪の批判をどうしてもしたいようだが、少しは読み手のことを考えて読む価値のあるものをAERAには求めたい。
コロナで医療現場は疲弊している。それと東京五輪の因果関係は???
社会学者として注目を集めている上野氏。そんな上野氏がAERAで珍紛漢紛な東京五輪批判をした。
まずは新型コロナで、医療現場が疲弊していることを訴えた。
五輪の開催期間中にコロナ感染者は都内で1日あたり5千人超、全国では1万人を超え、死者の累計は1万6千人近くに達しました。東日本大震災の死者数と同じです。これがもし1年半にわたって続く災厄でなく、短期間に起きた災害なら、五輪開催はあったでしょうか。医療現場はすでに「災害医療現場なみ」と言われています。東日本大震災の時と同じように、ありとあらゆる医療資源を現場に動員しなければならない時期だと思います。それなのに、コロナ感染者が自宅療養を強いられる事態に。
新型コロナの感染拡大と東京五輪をどのようにリンクさせているのか、全くもって意味不明だ。
東京五輪が、新型コロナの感染拡大に直接関係しているとでも思っているのか。組織委員会が7日に行った記者会見では、選手や大会関係者への検査件数は延べ約60万件。そして陽性率は0.02%だったことを明らかにしている。(参考)つまりほぼ全く我国の感染に五輪は影響がなかったことが科学的に判明している。
上野氏が「医療資源を動員しろ」と言うのであれば、政府ではなく、是非利益団体日本医師会に言ってもらいたい。彼らの病院が引き受けないので大病院が圧迫されているからだ。そんなことも学者なのにわからないのだろうか?
更にだ、上野氏は自身の意見に沿わない人は気に食わないのか、その批判の対象をアスリートにも向けたのだ。
アスリートの活躍を素直に受け取れず、「アスリートのエゴイズム」とまで言い放つ上野氏!!
何が何でも東京五輪を批判するという強い意志が窺える上野氏。本当に本人がそのような意思で東京五輪を語っているのであれば、学者にとって大切な客観性など期待できるわけもない。
「批判」に凝り固まってしまった上野氏は、競技後のアスリートの発言にすら噛みついている。
彼らを責めるのは筋がちがう、という声は多く聞かれましたが、メダル獲得後に彼らが口にしたのは、五輪開催にこぎつけた主催者とそれをサポートしたひとたちへの感謝だけでした。同じ時期に自宅療養を強いられるコロナ患者や、疲弊した医療者への配慮や同情は聞かれませんでした。人工呼吸器をつけてコロナと闘っている患者や医療者が、アスリートから「勇気と感動を与えたい」と言われても、素直に受けとれるでしょうか。「アスリート・ファースト」とは、アスリートのエゴイズムかとすら思えます。
大会が行われるかどうかすら分からず、それでもトレーニングを続けて大会に臨んだアスリート達。その彼らに対して批判を向け、「アスリートのエゴイズム」とまで言ってのけた上野氏。
アスリート達は、大会が開催される前から、SNSでの批判に悩まされていた。その最たる例が競泳選手に送られた出場辞退を求めるものだ。
アスリート達が医療現場等に配慮する発言をしていた場合、アスリート達が再び「なんで出場したんだ!」等の批判に晒されていた可能性は大いにある。
上野氏は自身にとって都合の良い方向への想像力は富んでいるが、不都合な方に対しても想像力を持って発言していただきたいところだ。
上野氏には、今まで積み上げてきた業績がある。それがAERAや読むに堪えない東京五輪批判で、無に帰すことがないよう願いたい。