大正論!高市早苗氏「夫婦別姓そのものに反対しているのではく、現在野党が提出している夫婦別姓法案に賛成できない」→ 色々な考えがあっていいのでは??伝統的な家庭感が好きな人は悪なの??
高市早苗氏へのメディアのバッシングは目に余る。まるで高市氏が女性差別主義者であり、夫婦別姓に反対しているかのような批判があるが、実はそうではない。
高市氏は、野党が提出したような過激な夫婦別姓法案に反対しているのであって、夫婦別姓に反対しているわけではない。
しかも、だ。色々な考えを許容し、共存するのが民主主義国家だ。伝統的な家庭感が好きな人を悪であるかのように叩くのは間違っている。
大正論!高市早苗氏「夫婦別姓そのものに反対しているのではく、現在野党が提出している夫婦別姓法案に賛成できない」
高市氏がまるでゴリゴリの夫婦別姓反対論者のような決めつけが蔓延しているが、実はそうではない。あくまでも、野党の過激な案に反対しているだけなのだ。
今回の修正案について、15日の『ABEMA Prime』に出演した高市早苗・元政調会長は次のように説明する。
「政府が作る基本計画は、だいたい向こう5年間にわたって内閣を拘束するもので、内閣が閣議決定をして法律案を出す場合、先に与党内で審査が行われることになっている。18年前にも同じ議論があったが、当時は旧姓を通称で使うことですら反対だというおじさん議員がいっぱいいたし、私が提出した旧姓を通称で使いやすくする法律案も潰されてしまった。しかし今回は旧姓を通称として使うことを広めるという点については誰も反対しなかったし、基本計画に書きこんでも政府は困らない。(中略)」と説明する。
この点を見ればわかるように、高市氏は旧姓を通称で使いやすくすべきと主張しており、それに反対する政治家を批判している。
それでは高市氏はどのように別姓問題を考えているのか。実は高市氏は、家族の形が時代とともに変わってきていることを認めている。
高市氏は「氏が違う人同士が同居するケースも増えているだろうし、その意味では“住民票を同じところに置いている”という意味での家族の概念はずいぶん変わってきていると思う。ただ現在の法体系では、戸籍上の家族は婚姻をした夫婦と未婚の子どもであり、その子どもが結婚した場合、また新たな戸籍を作って新たにスタートされる、その戸籍上で統一した名前が氏だ。これらの法体系の整理も非常に大事になってくると思う」と指摘する。
しかし、高市氏は単純な夫婦別姓では問題が起きるとして、現実的な考えを示している。
また、平成29年の内閣府の世論調査を見ても、父母の氏が違う場合、子どもに対して良くない影響があるとお答えになった方が62.8%に上っている。私の考えでは、“子の氏の安定性”の心配がある。戸籍法では生まれてから14日以内に出生届を出さなくてはならず、同氏の夫婦の子どもであれば、出生と同時に氏が決まることになるが、別氏夫婦の場合、どちらの氏にするかの協議が整わない可能性がある。あるいは妊娠中に別居状態になって協議ができる状態でなくなってしまった場合はどうするのか、ということだ。離婚された後、子どもさんがどちらの氏を名乗っているか分からない場合もある。そういう時、企業なども含め、第三者は神経質になってしまうと思う」。
そうした夫婦別姓の弊害や現状では実は国民の大多数が望んでいないとした上で高市氏は、夫婦の氏が同一であることを維持しつつも、婚姻前の氏を通称として使える機会を確保すべきと主張しているのだ。
つまり、戸籍上は同じ名前で、通称としてビジネスや資格などで使えるようにすると言う案である。これならば問題は解決する。
高市氏は現実主義なのだ。
色々な考えがあっていいのでは??伝統的な家庭観が好きな人は悪なの??
そもそも、だ。
色々な考えを許容するのが、民主主義社会でないのか???
伝統的な家庭観が好きな人間を野蛮人であるかのように叩き、差別し、言論の自由を否定するのは間違っている。
そういう方々こそ、差別主義者ではないだろうか?